で、キットが届きました。
プラモデルみたいで、ちょっとワクワクします。
説明書がめちゃくちゃ詳しいのですが、工程はわりと長い。
消毒して、指に穴をあけて、血をスポイトのスポンジにしみこませ、それを、固めないか固めるのか忘れたけど溶液に密閉する。
血の出方によっては、わりとスピード勝負になると感じたので、全部の道具を出して、何度かシミュレーションしました。
では、いざ。
血を採る前は、食後8時間だったかを空けるようにと書かれていましたので、朝起きてすぐに採血開始です。
まず、ピンクの道具を指先に押し付けると、針が飛び出て、指に穴が開いて血が出てきます。
ほとんど痛くは無いですが、気持ちのいいものではありません。
で、出てきた豆粒みたいな血を、先端にスポンジの付いたスポイトに、しみこませていきます。スポンジは米粒みたいに小さいですが、これ全体を真っ赤にする必要があります。普通に出てきた血を吸わせていたんですが、全然足りません。
そうこうするうちに、傷がふさがったのか、あるいは俺の血が無くなったのかで、血が出てこなくなくなってしまいました。血液すらも引きこもり。
仕方なく、予備の2つ目のピンク道具を使って、2発目の穴をあけます。しかし、それでもまだ足りない。なので、説明書にも書かれていた通り、指をさすって血を絞り出します。
指の根元から、指先へ向かって、ひたすら血を押し出す。
人生で初めて行う自傷行為。正直、めちゃくちゃ気分悪い。貧血のあれだ、これ。
でも今倒れたらまた、穴開けるところからスタートになるので、必死に耐え、必死に指から血を押し出し、わずかに出てきた血をスポンジで吸収。これを5分ぐらい繰り返して、ようやく真っ赤にすることができました。
後は素早く密閉して、容器を整えて一段落。
そして、気持ち悪さが限界を迎えたので、そのままベットに倒れる。正気に戻るのに30分必要でした。
こんなに血がダメなのに、看護師を目指した時期もあったなあ。
必殺技は気絶で、TPOもわきまえず、呼吸をするかの如く倒れます。
デート中に倒れる、朝礼で倒れる、取引先で倒れる、街中で倒れる、電車で倒れる。
もちろん未だに現役で、バッタンバッタン倒れてます。芸歴43年の大ベテランです。
梅田駅で二日連続で倒れ、その都度駅務室で休ませてもらったんですが、初日にも出会った駅員さんに
「あんた、昨日も来た人とちゃうんかいな」
と言われたエピソードは、俺が命懸けで得た、すべらない話です。
そんな愉快な一面を持つ俺ですが、誰もが知ってるような、病名が付く病気は、あんまり持ってないんですよね。
ぜいぜい、アトピーと、脳貧血くらい。
ですが最近、なんかこれまでに感じたことがないような、こんなの初めてというか、おもしれー女というか、ニューカマーの存在を、俺の中に感じたんです。
ピーンと来ました。
ピーンというかドン!って、派手に見開きで登場した感じですけどね。
症状は、こんな感じです。
・常にのどが渇く。休日は6リットルぐらい水飲んでる。
・食事の後、異様に眠い。絶対に抗えず、ほぼ気絶するように寝てる。
・常にだるい。
・トイレが近い。トイレから出た直後に、また行きたくなったりする。恋か。
んー。これはあれですね。うん。
京都風に上品に言うと、糖尿病どすね。
試しに糖尿病について調べてみると、そりゃあもう症状がピッタンコよ。
おまけに、かかり易い人の条件に、40歳以上とか、家族に糖尿病の患者(2人)がいるとか、極端に運動をしない(1日のうち、最も激しい運動がダブルクリック)とか、こっちも楽々条件クリアよ。糖尿病界の三高よ。
月9で倒れるぐらいなら、まぁそういうイベントかな?ぐらいで見逃してあげなくもない温情警官のあたしでも、さすがに糖尿病=手足切断♪失明♪透析♪は見逃せない。
ただでさえ人生ボロ負けしてんのに、これ以上縛りプレイとかどんなけMなの。ジュディ・デンチなの?
まてまて落ち着け。
素人判断は良くない。まずはエビデンスだ。
こういうのは、自分から作為的に、そうであってほしい情報を選び出している、いわゆる「認知バイアス」というやつかもしれん。全く持って、「そうであってほし」くは無いんだが。
もしくは占いみたいに、常にダル(株)いとかの誰にでも当てはまるものに対して、自分の事だと思ってしまう「バーナム効果」もあるかもしれぬ。
英会話教材も、ご利益のあるツボも、イルカの絵も全部、自称彼女に買わされた俺だからこそできた冷静な判断よ。
というわけで、こいつを買いました。
「DEMECAL(デメカル)血液検査キット 生活習慣病+糖尿病セルフチェック」
自宅で血液を採って送ると、結果を郵送してくれるという、9時5時(両方AM)で働く社畜にも優しいキットです。
つづく。
ここにきて、また強力な非モテ要素を増やすに至りました。
まだ高みを目指すそうです。
パンデミック→NETFLIX→アニメ鑑賞という、たぶんここ最近の王道に沿った挙句、立派なアニメ好きになりました。
元々、この歳になるまで、ほぼアニメは観てませんでした。
子供のころはラピュタ、トトロ止まり。
30過ぎて、辛うじてミニオンを観たぐらいで、自ら積極的にアニメを見ることはありませんでした。
きっかけは、なんとなく見てたネットの記事で偶然、江端智一さんの文章を読み、その知識の深さと探求心、理系以外は嫌悪しそうな理論的な文章に、すっかりハマりました。
で、この方のブログにて、いくつかのアニメの内容に触れられていまして。
特に「シュタインズ・ゲート」というアニメを執拗に推すので、物は試しに観てみました。この人の話題についていければいいから、軽く数話観たら十分かなーという感覚で。
結果、寝る間も惜しんで一気観です。決して短い話ではなく、スピンオフ的なものも含めると相当長いんですが、それでも全部観ました。ついでにゲームも展開されてて、それのいくつかはyoutubeの実況を渡り歩いて観る始末。
これに味をしめた俺は、目につくアニメを次々と観ていきました。
誰の参考にもなりませんが、その紹介と感想をば。
ややネタバレ含みます。
・鬼滅の刃
もはや説明不要の有名漫画。
何の予備知識もなく観て、1話目でいきなり家族惨殺、妹は人外化、犯人不明という救いのなさに、ちょっと敬遠しかけましたが、結局最後まで観ました。続きが気になったので、電子漫画で途中からラストまで揃えました。漫画を買ったのも何十年ぶりか。
我妻善逸が好き。
・四月は君の嘘
弾けなくなった天才ピアニストの主人公が、バイオリン弾きの少女と出会ってなんやかんやある話。まさかの不幸話で、ダバダバ泣いたし引きずった。
ハッピーエンドが良いです。
なんとなくバイオリンの弓、ちょっと良い奴に新調した。
・弱虫ペダル
秋葉オタクの少年が、自転車競技で花開く話。
これのせいで改めて自転車熱が再燃し、レースに参加。クロスバイクでだけど。
ツーリングにも行きました。
来年は、劇中にも出てきた伊豆のサイクルスポーツセンターで、合宿やりたい。
・ヴァイオレットエヴァーガーデン
殺人マシーンとして育てられた少女が手紙の代筆稼業を通して人間らしくなってく話。
殺人マシーンの設定、必要だったのかな。ほとんど活きてない。
絵がすごく奇麗で、劇中どこをとっても絵になる。
・5等分の花嫁
五つ子女子の家庭教師になった男がモテる話。
アニメを観終わった後、5人のうち誰を選ぶのか気になりすぎて、そのままネットカフェで漫画読破しました。
三女が好き。
・東京リベンジャーズ
不良だった頃の自分にタイムリープして、元の時代で起きた悲劇を回避しようとする話。
話としては面白そうだけど、イジメだったり一方的な喧嘩だったりと、話が重いので2話ぐらいで断念。
俺はアニメにストレスを求めてない事が、よくわかった。
・ダンベル何キロ持てる?
女子高生がスポーツジムに通う話。
彼女が通うきっかけにもなる、イケメントレーナーの脱いだ姿がキモ過ぎて断念。
・ゆるキャン
女の子がキャンプする話。
見てたら山行きたくなって、週末に山の予定をいくつか入れました。
・サマーウォーズ
数学の天才である主人公が、憧れの先輩のバイト(実家で婚約者のふりをする)を受けたら電脳世界大戦に巻き込まれる話。
主人公が暗算で解いてた暗号て、RSA?
さすがにそれは無理だろと、アニメの話に突っ込んでました。
・呪術廻戦
妖怪の封印を解いてしまった主人公が、オカルトな戦いに巻き込まれる話。
ストレスかかるので断念。
・あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない
主人公が引きこもりで陰キャ。
これも古傷を痛ますので断念。
主人公にしか見えない、めんまというキャラがいたという事だけは覚えてる。
・冴えない彼女の育て方
例によってモテまくるオタ主人公が、取り巻きの女性たちとギャルゲーを作る話。
感情の変化に乏しいヒロインが、ラストで主人公にキレるんだけど、あまりにも人格が変わりすぎてやしないか。
ハッピーエンドの話でよかった。
・とある科学の超電磁砲
超能力が常態化している都市で、強力な電気発生能力を持つ少女がワタワタする話。
電気の力で、指先に弾いたコインを撃つのを「レールガン」と皆呼んでるのが引っかかった。それってレールガンなのかな。
でも「〇〇学園のレールガン」という通り名はかっこいい。
いやそうでもないか?
後半はクローンやら強敵出現やらで、話が重苦しくなってきたので、そこで終了。
・ソードアートオンライン
超リアルなオンラインゲームで遊んでたら、ログアウトできなくなり、現実に戻れなくなって困る話。なんかこういう設定の話、多分他にもあるよね。
設定がトンデモすぎて、仮想世界からそんなリアルへの干渉は無理だろ、そんな企業ありえんだろ、とかついつい思ってしまい、楽しめないので終了。
・トニカクカワイイ
一目ぼれした少女に駆け寄ったらトラックに轢かれて、でも彼女が庇ってくれたおかげで生きてて、告白したら結婚することになる話。
1話目で結婚し、あとは特にトラブルも不安もないまま、ひたすらイチャコラしているだけの話。こういうのでいいです。平和。
・涼宮ハルヒの憂鬱
名前だけは知ってたので観てみる。
10分持たんかった。
ハルヒの性格が腹立たしすぎる。観る拷問。
・ニセコイ
ヤクザの息子とギャングの娘が、組織抗争を避けるために、お互いが恋人をフリをする話。
主人公が、初恋の女の子にもらった鍵穴のペンダント、デカ過ぎね?
こんなけ観てたら、アニメ好きの人と話も合わせられよう。
またひとつ、変なスキルを身につけてしまった。
ブランクはあちこちにあるものの、ノバ時代からカウントするとざっと20年ぐらいか。
正直、こんなにいつまでもダラダラ続けるものだとは、思ってなかった。
社内にウヨウヨいる、他の英語使いのように、普段は英語学習なんてやってないのに、いざその場になると自信満々でペラペーラに、どこかのタイミングでなるもんだと思ってた。
こんなけやってるのに、英語を使う場面になるとシドロモドロ、辞書引きまくりの相手引きまくり、終わったら大反省会&次回こそはの決起集会もれなく独り。
それでもやっと、どうにかこうにか、かろうじて仕事で英語を使えるようになってきました。これは、長年の努力が実って、ビジネスで通用する英語力が身に着いたため、というわけては決して無く。この歳になってますます、物理的にも厚くなった面の皮のおかげです。
最近ようやくわかったんですけど、最低限、それこそ中学英語レベルであっても、それがビジネスで通用するかどうかは、英語力云々よりも、度胸の問題だと気付きました。
自分のできる範囲で、言葉でもジェスチャーでも顔芸でも、とにかく力づくでも相手に伝えることができれば、それはもはや英語ペラペラと言っても過言。すっげぇ過言。
まぁとにかく、知識と経験と度胸により、海外エンジニアとのミーティングで通訳したり、英語の質疑応答をチャットでやったり、メール書いたりと、チマチマと経験を積んでいます。
先日。
英語の勉強中に、唐突に気づきました。
もしかして英語って、1つの文の中に、動詞はひとつだけなのでは?と。
だから複数の動詞を使いたい場合には、ingを付けて動名詞にしたり、toを付けたりして、そのルールから逸脱しないようになっているのでは。
冷静に考えてみると、日本語だって動詞は1つだもんな。
これに気付いた時、全俺が震撼しました。
周りのありったけの英文を調べてみましたが、すべてこのルールに従ってました。
ノーベル文学賞キタコレ!
んまぁ、普通に基礎中の基礎の文法ですよね調べるまでもなく。
でもこんな大事な事、あたし中学で習わなかったよ多分。
この気づきのおかげで、今まで何回学んでも理解できなかった動名詞や不定詞の存在理由が、やっと少しわかりました。
俺は、文法をほぼ理解しないまま、ずっと英語を使ってます。
莫大な数の英語構文を丸暗記して、それをとっかえひっかして文章を組み立てて使うという、ものすごく効率の悪いことをずっと続けてきたわけです。
逆に言えば、文法を理解せずとも、ギリなんとかなるとも言えるわけですね。構文と同じことしか話せないですけどね。
英語学習者の方々は、私を反面教師としてください。
「量子コンピュータは、どのような未来を作ると思いますか」
めっちゃ早口で喋るよ!
あんたが欲しがってるんでしょ。
前回同様、ソフト作りが専門で、でもそれ以外のデジタルに関わることなら一通りできるよ!と、正解が全然分からんので、手探りの回答。