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2024/04/30 01:05 |
サンフランシスコをほっつき歩く その3
翌朝。
俺はかねてより申し込んであった、現地発着のヨセミテツアーに参加する。
これは旅行会社のオプショナルではなく、現地の会社がやってるツアーに、日本から申し込んだもの。
いろんな国の人が参加するし、日本のツアーよりも遥かに安い。
英語さえ出来たら絶対こっちのが良いというモノだが、2年ちかく、一言も喋ってないにもかかわらず、自分の英語力に絶対の自信があった俺は、英語オンリーのこのツアーに自信満々で参加した。
あの時の俺を、バールのようなもので殴りたい。

朝6時出発なので、6時前にホテルの1Fにて、迎えのバスを待つ。
ホテルの1Fにスタバがあり、友人が寝巻き(ジャージ)姿のまま着いて来て、一緒にスタバに入る。
そー言えば俺、スタバでコーヒー注文するの、ほぼ初だわ。
日本でも、飲ませてもらったことはあるけど、自分から購入したことが無い。そもそも俺紅茶派だし。
そしたらなんか、サイズがSMLじゃなくてトールとかだし、クリームは乗せるかとか余計なお世話を色々と焼いてくれて、噂には聞いていたけど、注文がめんどくさい。
そして会話がなんかうまくいかない。とっさに言葉が出てこない。
この時、自分の英語力に若干の疑問が湧いた。
あれ?もしかして俺、喋れなくなってね?
いやそもそも、元々喋れてたってのが妄想族のなせる業じゃね?
やべーなこれ。今日一日、乗り切れるんだろうか。
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暖かいモカおいしいお。
なんか甘すぎな気もするけど、俺の人生初アメリカスタバ。
これをすすりながら、不安な面持ちで迎えを待つ。
友人はスタスタと部屋に戻って行った。
友人は、今日は観光とショッピングするらしい。
また部屋に帰ったら、戦利品を見せられて
「ねぇねぇ?これいくらに見える?当ててみて!」
とか、めんどくさい彼女みたいな事聞いてくるんだろうな。
 

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しばらくしてバスが来た。
早朝なので他に走ってる車はほとんどなく、多分これだなと思ってホテルから出て近づく。
すぐに名前を確認され、イエスイエスとかナイストーミーチューとか、一生懸命会話する俺。中学生レベルの英会話ですら、苦労している自分に気付く。軽くやばいね。

バスにはまだ誰もいなくて、俺が最初の客みたい。
バスは、他の参加者をピックアップしに、まだ薄暗い早朝の街を、かなりの速度で突っ走る。
アメリカだけじゃないみたいだけどこの国では、目の前の信号が赤でも、右折だけは可の交通規則なんだよね。これを知るまで、なんでこいつらナチュラルに信号無視すんのかと、ものすごく疑問だったわ。

なんか参加者の夫婦が、ベビーカーを乗せようとして、乗せられなくてキレてて、ガイドも乗せていいのかわからんくてあちこち電話して、なんだか空気が悪くなる。
とばっちりが来ないように、俺は空気に徹した。

最終的にバスはほぼ満員になり、ヨセミテに向けて出発。
俺以外にも、1人参加はちらほらいた。
韓国人カップルと、日本人と思われるカップルとオンリーロンリーシングルナンデイキテンノな俺だけがアジア人で、後はバラバラだった。

ヨセミテ公園までの、長い長い道のりがはじまる。
途中休憩があり、ものすごくデカいスーパーで、昼食やお菓子を買うために止めてくれた。
一応昼食は買ってあるが、スーパーを一通り巡ってみた。
ハンパじゃない広さで、品揃えも絶望的に何でもある。
ただしケーキとかの色使いがヤバい。青とかピンクとか。

ヨセミテ公園が近くなってくると、まさかの積雪。
そんな寒いとは思ってなくて、普通にシャツ一枚で来てしもたわ。
道中、時々見えるザ・ヨセミテ的な景色を、運転手兼ガイドが説明してくれる。


半分ぐらいしか言ってる事分かってないからね。泣きそう。

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一気に景色が変わり、寒くなる。
ツアーなので、写真ポイントで降ろしてくれるんだけど、その時に1人で来ていたジャマイカ人の女性が、たまたま近くにいる俺に写真を頼んできた。
それが2回続き、3回目には俺から進んで「撮りましょうか」と話しかけた。笑ってくれた。
そこから少し話して、ちょっと仲良しになった。
ツアーを通じて特に馴れ合わず、近くにいたら話をする程度だったけど。
ボッチじゃなくなって、ホッ。

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左の写真は、トンネルにさがるつらら。この左側の壁によじ登って、ツララを近くからカメラで撮ろうとしているおばあさん(推定80歳)がいた。落ちないかハラハラして見てたけど、撮った後、俺より上手いクライマーな動きで華麗に降りてきたわ。なんだこの国。
真ん中は途中で見られた、野生動物。車にも慣れてた。
右は多分、有名なハーフドーム。人生終わるまでには登りたい。

つづく。
 

2011/09/03 21:39 | Comments(0) | TrackBack() | 旅行

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