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2024/05/17 08:01 |
第22回 赤穂トライアスロン大会 オリンピックディスタンス
前回、おそらく日本で最も短い距離の、ショートトライアスロンに参加した。
その内容は
swim 500m bike 20km run 5km
というものだったが、俺はそれを経て
「トライアスロン、恐れるに足らず」
という、とてもとても間違った認識をしてしまい、一般的なトライアスロンである
オリンピックディスタンス swim 1.5km bike 40km run 10km に参加してしまった。
嗚呼、調子に乗らずに徐々に段階踏んでいったら、今頃俺も夜空に輝くお星様にならずに済んだのに。

では、当日の報告を致します。

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この日は台風が直撃してて、高速が一部通行止め。
これのおかげでものすごく苦労しながら、なんとかたどり着くと、全工程1時間遅れになっとった。おかげで余裕を持って準備できましたが。

まずはトランジットエリアにて、自転車と走る用意を設置。
b0ccc7b9.jpg





ロードバイクは基本スタンドが無いので、こんな風に、物干し台みたいなところに吊っておく。

開始10分前。
水に入ってウォーミングアップが出来るようになる。
9d51f36b.jpg








俺は前回、このウォーミングアップで背中痛めて、スタート前にリタイヤしそうになった経験が有るので、今回は傍観。
前のに比べたら、やっぱ人が多い。
あと、どいつもこいつも良い体してやがる。
女性参加者も結構いるんだけど、よく見ないと女性と分からないような、DNAの指示を無視した肉体を持っているひとがほとんど。
もしかすると、俺が一番貧弱なんじゃね?

スタートラインに並ぶ時間になったんだけど、あまりにも人が多くて、なかなか前に進まない。そうこうしている内にカウントダウンになり、水に入ることが出来ないままにスタートになった。
まぁどーせ、一番後ろからスタートしたいぐらいだったし、ちょうど良いんだけど。
ほぼ最後尾からのスタート。



いつもどおり、ダラダラと泳ぐ。
人が多いので、あちこちからガンガン当てられるし、俺も当てる。
うへー泳ぎにくいなぁと、しょっちゅう泳ぐのを止めては右往左往してたら、200mもいかないうちに、ものすごくバテた。
そりゃあもう尋常じゃないバテ具合で、
「止めたい今すぐに!」
と、心の底から思った。
とりあえず最終手段の平泳ぎに切り替えるも、平泳ぎですら息切れが止まらない。なんだこれ?
苦し紛れに周りを見渡すと、岸に近いところにいる人が、立ち止まって休んでるのが見えた。
これだ!俺も休む!
なんでコースを大きく外れて泳ぐ人がいるのか疑問だったけど、これで納得した。
足が届くところで泳ぐ方が、安心安全だもんな。

そこで休みつつ、また泳ぎつつを繰り返し、それ以降ほぼ全て平泳ぎで泳ぎ続けた。
先頭集団はとっくに泳ぎ去り、なんか自転車に乗ってる人すら見えてきた。
振り返ると、泳いでいるのは数えるほど。
なんか背泳ぎしている人もいるし。
俺も平泳ぎで、休み休み泳ぎ続けた。

大体1キロぐらい泳いだところで、事件勃発。
足がつった!しかも両足とも!
やはり平泳ぎで泳ぎ続けるというのに、無理があったか!
もう痛くて痛くて泣きそうになりながらも、死ぬ思いで近くのブイに掴まる。
競技説明で、ブイで休んじゃダメとか言われていたけど、知るかボケこっちは命かかっとんじゃ。
なんとか足の筋を伸ばそうとするも、両足ともつってるし水中だしで、うまくいかない。
あああ痛い痛い痛い!もう死ぬ!
リタイヤするべく、ボートを探して手を振るも、誰も俺に気付いてくれない。
ブイは時々滑って、うまく掴まっていられない。
やばい。こんな透明度1メートル以下の海で気付かれずに溺れたら、100%生還できない。
死の足音が聞こえる。

沈みそうなブイに掴まって泣いてるところに、後ろを泳いでいたイケメンが手を差し伸べてくれた。俺が足がつったことを伝えると、すぐに俺の足を抱え込んで、措置してくれた。僕もスイムは苦手なんですよーなんて、にこやかに話すイケメン。イケメンの措置のおかげで、一気に痛みが治まった。本当はもう一本の足もつってたんだけど、それは自力で治せそうなので、行ってもらう。
痛みは治まったけど、もう競技続行不可能だし、そのままリタイヤするつもりだった。
が、イケメンが去り際に
「お互い頑張りましょう」
とか言うもんだから、そこからも騙し騙し、足なしクロールで泳ぎ続けて、結果的にほぼドベだったけどスイムを泳ぎきることが出来た。
あのイケメンがいなかったら、俺は間違いなくリタイヤしてた。レースからか人生からか。
イケメンかっこよすぎ。
ホント、選手番号と薬指を確認しなかったことを、心の底から後悔したね。

ほぼドベでスイムを終えて、トランジットエリアへ。
自転車に乗って、レース開始。一番楽しい時間の始まり。
自転車でも速い奴ばっかりで、ガンガン抜かれた。
ランに足を残さないといけないし、また攣ったら終わりなので、最初はゆっくり走っていたものの、速いやつがいるとつい追いかけてしまう。
そこで足がピキってなって、慌ててペースを落とす。
でも速い奴がいると嬉しくなって追いかける。
このループを100回ぐらい繰り返したところで、これって子供を見かけたら追いかける、しつけのなってない犬と同じじゃね?という事実に気が付く。
しかし後半になると、もうみんなゴールしちゃってるので、自然とマイペースで走れた。

40kmの楽しい旅も終わり、後は10キロのランのみ。
ダラダラ走り、給水所でポカリをガバガバ飲み、またダラダラ走りを繰り返す。
途中で雨が降ったおかげで、涼しくて快適だった。

そして淡々と終了。
スイムがアレだったので、達成感はあまり無かった。
足をかばいながらだったので、体力的にはかなり余裕があった。

しかし今回のおかげで、いろんな課題が見えてきた。
調子に乗って来年出ようとたくらんでいた、日本最長の佐渡島トライアスロンは、ちょっと延期だな。スイムがもう少しマシになったら、出ようと思う。

インチキながら、トライアスロン(中距離)もクリア。
次のイベントは100kmマラソンだす。
 

2011/09/07 19:57 | Comments(0) | TrackBack() | スポーツ

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