俺が数々もってる趣味の中で「それの何が楽しいの?」と言われやすいものNo.2は登山です。ちなみにNo.1はトライアスロンです。確かに意味分からんよね。
山登りの雑誌も多く出てきたし、登山と言う趣味は世間一般的にも浸透してきたと思います。
が、やはり理解はしても、やるとなると「なんで?」となるでしょうね。
俺も自分がやってなかったら、そう感じると思います。
そう聞かれる度、真面目に話すと長くなるし引かれるし面倒なので
・孤独を愛しているから
・景色が綺麗だから
・そこに山があるから
ぐらいの模範解答を、ローテーションで回しているのが現状です。
そもそも俺自身も、何故登山が好きかなんて、よく分かってないです。
ン十年と続けていると、色々気付く事もあるし、山に行く理由も変わってきますし、自分自身の心境や環境の変化によっても、その答えは変わってきますしね。
でもここ数年で、ようやくブレずに「これかな?」と思える程度の理由を思いつきましたんで、ご紹介したいと思います。
はい。
ソロ登山の雨天率9割9分を誇る男の、雨天登山日記、はじまりますえ。
ここまでの雨天率をキープしてしまうと、周りからだけでなく、本人ですら
「雨の日を狙ってんやないの?」
という疑問を抱かれる事も、当然かなとは思います。
いやね。いくら雨に愛される俺かて、正直雨の山よりは晴れの山ですよ。
ちゃんと天気予報を、仕事中にも5分に1回はチェックして、確実に晴れるであろう事を確認してから、登山に赴くわけです。
にもかかかかかわらず、俺が山に一歩足を踏み入れたその瞬間、ありとあらゆる天気予報が、それまでの主張を一転させて、突如雨一色に。
まぁ正直。いつもの事なんですがね。
新穂高センターに到着。
どんよりとした空ではあるものの、もしかしたらこのままキープ、上手くすれば晴れるんじゃないかな?とか都合のいい考えを持って登山を開始してしまうのも、いつものパターン。株とかで破滅するタイプ。
今回のルートは、笠新道を使って山頂へ。帰りは状況次第で、同じ道か弓折岳を経由して下山。
前日の出発が遅かった為に、1時間程度しか仮眠できず、睡魔に全面的敗訴を掲げながらの出発。たまに歩きながら寝てた。
ソロ登山の雨天率9割9分を誇る男の、雨天登山日記、はじまりますえ。
ここまでの雨天率をキープしてしまうと、周りからだけでなく、本人ですら
「雨の日を狙ってんやないの?」
という疑問を抱かれる事も、当然かなとは思います。
いやね。いくら雨に愛される俺かて、正直雨の山よりは晴れの山ですよ。
ちゃんと天気予報を、仕事中にも5分に1回はチェックして、確実に晴れるであろう事を確認してから、登山に赴くわけです。
にもかかかかかわらず、俺が山に一歩足を踏み入れたその瞬間、ありとあらゆる天気予報が、それまでの主張を一転させて、突如雨一色に。
まぁ正直。いつもの事なんですがね。
新穂高センターに到着。
どんよりとした空ではあるものの、もしかしたらこのままキープ、上手くすれば晴れるんじゃないかな?とか都合のいい考えを持って登山を開始してしまうのも、いつものパターン。株とかで破滅するタイプ。
今回のルートは、笠新道を使って山頂へ。帰りは状況次第で、同じ道か弓折岳を経由して下山。
前日の出発が遅かった為に、1時間程度しか仮眠できず、睡魔に全面的敗訴を掲げながらの出発。たまに歩きながら寝てた。
独標から山小屋へ戻る。
戻りだしてからすぐに、とうとう雨になりました。
戻りは気が緩みやすいから、引き締めないと。
「山の事故の8割は、帰り道で発生しています。家に帰るまでが遠足ですよ」
この何の面白みも無い警告を、お客さんたちに伝える。
プライベートで山に行くときも、帰り道に転ずるときには必ずこれを言うようにしています。今のところ、これを言った後は必ず、誰も怪我せず下山できているので、いわゆるおまじない、験担ぎみたいなものです。
岩場の下りは気をつけるからか、あまり事故率は高くない。
だけど、普通の下りは油断するためと、踏ん張りが利かなくなってきているから、わりと滑って転んだりしやすい。
おまけに雨、展望が利かない、ご飯の後となると、転ぶ確率は不況知らずの右肩上がり。
今回もやっぱり、女性が一人転びました。幸い、怪我は無くて一安心。
この後下りながら、ずっと怪我の対応方法について考えてました。この時にこんな怪我をしていたら、どう対処するか。大昔に習ったけど、忘れている応急救護方が、いっぱいありますわ。
帰ってまた勉強しなおさないと。
凄いことに気がついた。
全身ずぶぬれ。レインスーツ着てたのに。
とうとう寿命が来たか...なんせ俺のソロ山行の雨天率は、余裕の9割越え。
この5年間、ほとんどの山行で使って、使い倒してきたからなぁ。
新しいの買うべか。
おまじないのおかげか、全員無事に降りることが出来ました。そして雨も止みました。
この後、山小屋でもらったお弁当を食べる。山での最後の食事。
相変わらず味が濃い。
すっかり忘れかけていた残りの梨も、この時食べる。まだ食べ終わってないのに出発時間になったので、歩きながら梨をかじるという、勘違いワイルド野郎になる羽目に。
行きと同じように、ロープウェイで山を降りる。ワープ。
降りたらすぐにバスで温泉に移動。
やっと、このイヤンな体臭から逃れられるわー。
体中の汚れを落としまくって、広いお風呂で超のんびり。幸せ。
お疲れの帰りのバスでは、余裕で寝てました。
あれー?全然仕事になってないお。
帰りはまた、集合場所に下ろしてもらって、豪雨の中自転車で帰りました。
やっぱり雨でしたが、初めてのお手伝いさん、満喫させていただきました。
社長がコリてなかったら、また呼んでもらえるかもしれません。
呼んでもらえないかもしれません。
戻りだしてからすぐに、とうとう雨になりました。
戻りは気が緩みやすいから、引き締めないと。
「山の事故の8割は、帰り道で発生しています。家に帰るまでが遠足ですよ」
この何の面白みも無い警告を、お客さんたちに伝える。
プライベートで山に行くときも、帰り道に転ずるときには必ずこれを言うようにしています。今のところ、これを言った後は必ず、誰も怪我せず下山できているので、いわゆるおまじない、験担ぎみたいなものです。
岩場の下りは気をつけるからか、あまり事故率は高くない。
だけど、普通の下りは油断するためと、踏ん張りが利かなくなってきているから、わりと滑って転んだりしやすい。
おまけに雨、展望が利かない、ご飯の後となると、転ぶ確率は不況知らずの右肩上がり。
今回もやっぱり、女性が一人転びました。幸い、怪我は無くて一安心。
この後下りながら、ずっと怪我の対応方法について考えてました。この時にこんな怪我をしていたら、どう対処するか。大昔に習ったけど、忘れている応急救護方が、いっぱいありますわ。
帰ってまた勉強しなおさないと。
凄いことに気がついた。
全身ずぶぬれ。レインスーツ着てたのに。
とうとう寿命が来たか...なんせ俺のソロ山行の雨天率は、余裕の9割越え。
この5年間、ほとんどの山行で使って、使い倒してきたからなぁ。
新しいの買うべか。
おまじないのおかげか、全員無事に降りることが出来ました。そして雨も止みました。
この後、山小屋でもらったお弁当を食べる。山での最後の食事。
相変わらず味が濃い。
すっかり忘れかけていた残りの梨も、この時食べる。まだ食べ終わってないのに出発時間になったので、歩きながら梨をかじるという、勘違いワイルド野郎になる羽目に。
行きと同じように、ロープウェイで山を降りる。ワープ。
降りたらすぐにバスで温泉に移動。
やっと、このイヤンな体臭から逃れられるわー。
体中の汚れを落としまくって、広いお風呂で超のんびり。幸せ。
お疲れの帰りのバスでは、余裕で寝てました。
あれー?全然仕事になってないお。
帰りはまた、集合場所に下ろしてもらって、豪雨の中自転車で帰りました。
やっぱり雨でしたが、初めてのお手伝いさん、満喫させていただきました。
社長がコリてなかったら、また呼んでもらえるかもしれません。
呼んでもらえないかもしれません。
山荘を出発。
やっぱみんな、装備が完璧だわ。ザックカバーはもちろん、スパッツまで装備してるし。
スパッツて、セレブしか持てない装備だと思うわ。
あんなビニールの筒が6000円とかするしな。ありえん。
まずは丸山を目指します。
雪の季節だと、ここら一体どこからでも登れるんだけど、今はもちろん登山道からしか登れません。そう考えると、雪の季節は自由だよなー。道を余裕で外れるから、危険でもあるけど。
ちなみに西穂は、花の100名山にも選ばれている山です。
途中でリンドウも見かけました。白とは珍しい。綺麗。
更にちなみにリンドウは、晴れの日にのみ花が開きます。言い換えると、俺が開いたリンドウを見かけることは、ほぼありえないという事になります。花言葉は「悲しむあなたを愛する」「悲しみに寄りそう」「誠実」「正義」などなど。
ゆっくり登る。
といいながらも、結果的には一般的なコースタイムよりも早かったりしたんだけども。
ほどなく丸山にと到着し、朝ごはんを食べる。
宿からもらったお弁当で、OLの弁当並みに小さくて、味付けがハンパなく濃かった。山用なのか、たんにシェフの舌が変わってるのか。
食べ終わったら、そのまま最終目的地、独標を目指す。
いよいよ岩場になってきました。とたんにペースがガクンと落ちる。
濡れた岩はすべるので、ここは慎重にいかんと。
冬に来たときは、あちこち凍ってるし岩は突き出てるしで、アイゼンも刺さりづらくて、歩きにくいことこの上なかった場所。夏も十分、歩きにくいわ。
登れないお客さんのフォローをしたりしながら、少しずつ進む。
そうして、ようやく独標に到着。みんな無事にたどり着けました。
天気もギリギリ保ってる。展望は全く無いけども。
着いた頃はそうでもなかったけど、次々と登ってきたために、頂上付近が大混雑。
あんまり寄ると、落ちますわマジで。
俺は山頂に留まる事に全く興味が無いので、早々に降りたいなーと思ってたら、10分と経たずに降りることになりました。社長素敵!
つづく。
やっぱみんな、装備が完璧だわ。ザックカバーはもちろん、スパッツまで装備してるし。
スパッツて、セレブしか持てない装備だと思うわ。
あんなビニールの筒が6000円とかするしな。ありえん。
まずは丸山を目指します。
雪の季節だと、ここら一体どこからでも登れるんだけど、今はもちろん登山道からしか登れません。そう考えると、雪の季節は自由だよなー。道を余裕で外れるから、危険でもあるけど。
ちなみに西穂は、花の100名山にも選ばれている山です。
途中でリンドウも見かけました。白とは珍しい。綺麗。
更にちなみにリンドウは、晴れの日にのみ花が開きます。言い換えると、俺が開いたリンドウを見かけることは、ほぼありえないという事になります。花言葉は「悲しむあなたを愛する」「悲しみに寄りそう」「誠実」「正義」などなど。
ゆっくり登る。
といいながらも、結果的には一般的なコースタイムよりも早かったりしたんだけども。
ほどなく丸山にと到着し、朝ごはんを食べる。
宿からもらったお弁当で、OLの弁当並みに小さくて、味付けがハンパなく濃かった。山用なのか、たんにシェフの舌が変わってるのか。
食べ終わったら、そのまま最終目的地、独標を目指す。
いよいよ岩場になってきました。とたんにペースがガクンと落ちる。
濡れた岩はすべるので、ここは慎重にいかんと。
冬に来たときは、あちこち凍ってるし岩は突き出てるしで、アイゼンも刺さりづらくて、歩きにくいことこの上なかった場所。夏も十分、歩きにくいわ。
登れないお客さんのフォローをしたりしながら、少しずつ進む。
そうして、ようやく独標に到着。みんな無事にたどり着けました。
天気もギリギリ保ってる。展望は全く無いけども。
着いた頃はそうでもなかったけど、次々と登ってきたために、頂上付近が大混雑。
あんまり寄ると、落ちますわマジで。
俺は山頂に留まる事に全く興味が無いので、早々に降りたいなーと思ってたら、10分と経たずに降りることになりました。社長素敵!
つづく。
「...陣内が...CDで...」
「花火...これが...」
なんか、聞こえる。
微妙に聞こえる会話は、すげー気になる。
真っ暗な中、時間を確認する。
21時でした。山ではもう深夜です。下界では普通に仕事している時間ですが。
なんかね。2つくらい離れたテントの子供2人が、
「今まで見た中で一番面白かったコントの説明大会」
を始めちゃいましてね。
テント張ってるとき、横にいたのが家族連れって事で、嫌な予感はしていたんだけど。
最初のうちは、父親がたしなめて止んでいたんだけど、いつの間にかその監督役も寝てしもたみたいで、もう子供らの独壇場。
子供の声って響くんだよねぇ。
んー。流石に21時はあかんやろ。
これは寝られないなーどうしようかなー文句言いに行こうかなー。
あ、そのネタ知ってる。確かに面白いよねーサンドイッチマン。
ぐー。
いつの間にか、普通に寝てました。
「キャー綺麗!」
「あ、流れ星!」
今度は別の方面から、集団の話す声、というか歓声が。
真っ暗な中、時間を確認する。
22時でした。山ではもう丑三つ時です。
なんかもれ聞こえた話を総合すると、彼ら彼女らは「星を見る会」みたいなのの集団らしい。
それで、ここまでわざわざ、星を見るためにやってきたのだとか。
夜中に山道を?こんな時間、ロープウェイも運行していないのに?
まさか逆方向から、ジャンダルム(岩だらけの難所。毎年死人が出てる)を通ってきたなんて事はあるまいに。
声を聞く限り、若い男女の集団っぽかったけど、彼ら彼女らは一体どこから...?
謎の集団だ...
流石に煩すぎたのか、宿の人が出てきて注意してくれてからは、静かになりました。テント場の人が寝られないだろ!と恫喝してくてれました。お心遣い物凄く感謝。
後から知ったんですが、注意してくれたのは宿の人じゃなく、うちのツアーのお客さんの一人でした。
流れ星ってことは、流星群とか来ているのかな?
一瞬、俺もテントから出て空を見ようかと思いましたが、眠さが勝ちました。
続く。
「花火...これが...」
なんか、聞こえる。
微妙に聞こえる会話は、すげー気になる。
真っ暗な中、時間を確認する。
21時でした。山ではもう深夜です。下界では普通に仕事している時間ですが。
なんかね。2つくらい離れたテントの子供2人が、
「今まで見た中で一番面白かったコントの説明大会」
を始めちゃいましてね。
テント張ってるとき、横にいたのが家族連れって事で、嫌な予感はしていたんだけど。
最初のうちは、父親がたしなめて止んでいたんだけど、いつの間にかその監督役も寝てしもたみたいで、もう子供らの独壇場。
子供の声って響くんだよねぇ。
んー。流石に21時はあかんやろ。
これは寝られないなーどうしようかなー文句言いに行こうかなー。
あ、そのネタ知ってる。確かに面白いよねーサンドイッチマン。
ぐー。
いつの間にか、普通に寝てました。
「キャー綺麗!」
「あ、流れ星!」
今度は別の方面から、集団の話す声、というか歓声が。
真っ暗な中、時間を確認する。
22時でした。山ではもう丑三つ時です。
なんかもれ聞こえた話を総合すると、彼ら彼女らは「星を見る会」みたいなのの集団らしい。
それで、ここまでわざわざ、星を見るためにやってきたのだとか。
夜中に山道を?こんな時間、ロープウェイも運行していないのに?
まさか逆方向から、ジャンダルム(岩だらけの難所。毎年死人が出てる)を通ってきたなんて事はあるまいに。
声を聞く限り、若い男女の集団っぽかったけど、彼ら彼女らは一体どこから...?
謎の集団だ...
流石に煩すぎたのか、宿の人が出てきて注意してくれてからは、静かになりました。テント場の人が寝られないだろ!と恫喝してくてれました。お心遣い物凄く感謝。
後から知ったんですが、注意してくれたのは宿の人じゃなく、うちのツアーのお客さんの一人でした。
流れ星ってことは、流星群とか来ているのかな?
一瞬、俺もテントから出て空を見ようかと思いましたが、眠さが勝ちました。
続く。