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2024/11/22 18:20 |
お山のガイドさん 西穂独標 その8
独標から山小屋へ戻る。
戻りだしてからすぐに、とうとう雨になりました。
戻りは気が緩みやすいから、引き締めないと。
「山の事故の8割は、帰り道で発生しています。家に帰るまでが遠足ですよ」
この何の面白みも無い警告を、お客さんたちに伝える。
プライベートで山に行くときも、帰り道に転ずるときには必ずこれを言うようにしています。今のところ、これを言った後は必ず、誰も怪我せず下山できているので、いわゆるおまじない、験担ぎみたいなものです。


岩場の下りは気をつけるからか、あまり事故率は高くない。
だけど、普通の下りは油断するためと、踏ん張りが利かなくなってきているから、わりと滑って転んだりしやすい。
おまけに雨、展望が利かない、ご飯の後となると、転ぶ確率は不況知らずの右肩上がり。
今回もやっぱり、女性が一人転びました。幸い、怪我は無くて一安心。
この後下りながら、ずっと怪我の対応方法について考えてました。この時にこんな怪我をしていたら、どう対処するか。大昔に習ったけど、忘れている応急救護方が、いっぱいありますわ。
帰ってまた勉強しなおさないと。

凄いことに気がついた。
全身ずぶぬれ。レインスーツ着てたのに。
とうとう寿命が来たか...なんせ俺のソロ山行の雨天率は、余裕の9割越え。
この5年間、ほとんどの山行で使って、使い倒してきたからなぁ。
新しいの買うべか。

おまじないのおかげか、全員無事に降りることが出来ました。そして雨も止みました。
この後、山小屋でもらったお弁当を食べる。山での最後の食事。

相変わらず味が濃い。

すっかり忘れかけていた残りの梨も、この時食べる。まだ食べ終わってないのに出発時間になったので、歩きながら梨をかじるという、勘違いワイルド野郎になる羽目に。

行きと同じように、ロープウェイで山を降りる。ワープ。
降りたらすぐにバスで温泉に移動。
やっと、このイヤンな体臭から逃れられるわー。
体中の汚れを落としまくって、広いお風呂で超のんびり。幸せ。
お疲れの帰りのバスでは、余裕で寝てました。
あれー?全然仕事になってないお。

帰りはまた、集合場所に下ろしてもらって、豪雨の中自転車で帰りました。

やっぱり雨でしたが、初めてのお手伝いさん、満喫させていただきました。
社長がコリてなかったら、また呼んでもらえるかもしれません。
呼んでもらえないかもしれません。

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2014/09/17 00:00 | Comments(0) | 登山

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