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2024/03/29 09:10 |
テニス人口=消える魔球使い
かつて俺が手を出して、
「あ、これはガチでやるのは止めとこ」
と決めた、唯一とも言っていいスポーツ。
それはテニスです。テニヌではなく。

テニスをやりだしてからすぐに、俺は「勝利の方程式」を導き出しました。
それは、究極のサーブを完成させること、です。
サーブさえ完璧にしてしまえば、ほぼ間違いなく勝てる!そう確信した俺は、来る日も来る日も来る紐、ひたすらサーブだけを練習し続けました。
レシーブやボレー、スマッシュといった小技など、究極のサーブがあれば全て無用と本気で豪語し、サーブの練習以外は完全に捨ててました。
多分、テニスのルールをあんまりよく判ってなかったんだと思います。

結果として俺は何年も、サーブだけが異様にうまい初心者として、予選敗退組みに君臨し続けることになりました。
そりゃあね。勝てないよね。
究極のサーブいうても、ただの斜め下回転だったし、上級者には普通に返されてたしね。返されたらその回転が仇となって、俺には絶対返せなかったしね。マホカンタ。

まぁそんな俺ですが、大人になって再び、テニスをやりだしました。またしても、サーブさえ!などとほざくことは流石にせず、満遍なく、他のショットについても練習して、清く正しいテニスラーになろうと企んでいました。
ですがすぐに、凄いことに気がついたんです。
俺が球を打つ→相手が返してくる→ん?球どこいった?→スコーン!
俺もしくは俺のコートに突き刺ささって、通り過ぎていった球たち2014。

うん。ボール見えないわ。
俺ってイチローが逆に尊敬するぐらい、動体視力皆無だったわ。

ゆっくりな球なら大丈夫なんだけど、ある程度力のある人が打った球は、打った瞬間からどこか(俺か地面か)にぶつかるまで、完全に見えねぇ。
気がついたら目の前に飛んできてたりして、すっげぇスリル。まじ布袋。
テニスボールて、当たったらハンパなく痛いし。
特にナイターは絶望的。全弾まさに消える魔球。俺限定で。

これは流石に無理だと悟りました。

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2014/09/03 07:08 | Comments(0) | スポーツ

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