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2024/05/05 09:47 |
東北復興ボランティア隊 参戦記 その3
どーせ行くなら、3日間ぐらいは現地でなんやかんやしたい。
でも、一ヶ月まるまる休み無し的な生活を、わりとコンスタントにおくる俺には、そんな長い休みは取れない。
というわけで、GWに復興ボランティアに参戦することにした。

関西から遠野へ。
伊丹空港-岩手花巻-JR花巻-JR遠野
JR花巻駅は、有人改札、2両編成、2時間に1本という、田舎駅の条件を見事に揃えた素敵な駅でした。しかもドアは手動開閉(押しボタン)だ。
そして女性がみんな黒髪。特に学生は黒髪率100パー。
やはり日本人は黒髪ストレートだよ。みんな貞子を見習うといいよ。
しかも東北弁。言葉の可愛さは博多弁が最強だと思ってるけど、東北弁も可愛い。甲乙付けがたい。
もうこれだけで、永住権の獲得を真剣に検討するレベル。遠野最高。
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駅から遠野まごころネットの拠点は、徒歩15分ぐらい。
到着し、受付を済ませる。

1日の基本的なタイムテーブルは
7:40  集合 みんなでラジオ体操
7:50  各自が参加したい復興作業を選び、行き先を決める。
8:00  それぞれの場所へ出発
16:30 戻ってくる
17:00 みんなで清掃
17:10 大部屋に集まりミーティング その日の活動報告などの情報共有
18:00 解散。ここから夕食、風呂、宴会などお楽しみタイム。つまりメイン。
22:00 消灯ですよー
というようになっている。

この時間はまだみんなが戻ってきていないので、あまり人がいなくて静か。
施設の中をぐるりと回ってみる。
あちこちに洗濯物がぶら下がっていて、仮設トイレの臭いも割と強め。
通路や部屋は狭く、蒸暑い。
ここでの共同生活は、ちょっと気合を入れんといかんなと、覚悟を改める。

掲示板に、求人票が貼られている。
ここでの仕事は大きく二種類に分かれている。
肉体派が好む「ハード系」と、それ以外の「ソフト系」
ただし、ハード系といってもピンキリで、土を掘りまくって運びまくる、ガチのガテン系作業もあれば、俺が参加した瓦礫撤去のように、マウスより重い物持てない俺でも出来るようなものもある。
また、ソフト系の作業内容は多岐にわたる。救援物資の仕分、スポーツのコーチ、仮設住宅の住人とお話したり足湯を提供したり。お金の出る、ボラバイトと呼ばれるものもある。
求人票には、作業内容や期間、求人人数などが書かれており、自分がやりたいものが有れば、ここに名前を書いておく。

仮設トイレ、洗濯機は自由に使用可能。
シャワーもあって、使用料は100円以上の寄付制。
ボランティアに送られた支援物資が山積みになっていて、自由に使用可能。
主にジュース、野菜、お菓子など。ほとんどのものについて、賞味期限は切れてますが。
あとは男女別に大きな畳の部屋が用意されており、基本ひとり1畳の割り当てで利用する。

次々とバスが到着し、復興作業からボランティア達が帰還。
みんな疲れてそうだけど、明るい顔してるなー。俺も早く参戦してぇ。

大部屋に集まってミーティング。
ミーティングの流れは
・運営からの連絡事項
明日の○○は募集人数が増えた、等。
・ボランティアから、作業について共有したい情報の発表
○○が危険なので気をつけて、等。
・ボランティアから、作業以外について共有したい情報の発表
農家の方に○○をもらったので、欲しい人はどうぞ、等。
・運営からの、風化防止の話
震災を風化させないために、協力してほしいという話。
・今日誕生日の人
GWで述べン百人の人がいたのに、俺が居た4日間ではひとりも該当なし。
該当者がいたらどうなるのかは、結局分からずじまい。
・今日で作業終わりの人
お疲れ様でした的な言葉をかけてくれる。

この後、今日が初めての人はオリエンテーションがある。
内容についての記憶があまり無いけど、共同生活についての常識的な諸注意だったと思う。
泊まる場所の振り分けも、この時行われる。
通常は1部屋だけなんだけど、GWは人が多いので、3つの施設に分かれるらしい。
俺がお世話になった13地区の施設は、トイレも綺麗でキッチンもあり、しかも畳が張り替えたばかりという最高の環境でした。悪運強し。

徒歩圏内にある目だった商業施設は
スーパー
コンビニ2軒
ラーメン屋
ジンギスカン屋
ぐらい。
だけど十分。

近くにコンビニ(サンクス)があり、なんとコインシャワー設備搭載。
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すげぇ!東北のコンビにはシャワーがあるのが常識なのか?と思ったら、東北でも3件か全国でも3件か忘れたけど、それぐらいしか無いとの事。
6分間とはいえ、お湯を出している時間のトータルが6分なので、わりと長く使える。
ってか、余裕で3分ぐらい余りました。坊主頭最強。
毎晩お世話になりました。

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畳の上に、施設からお借りできる断熱マット、毛布、座布団などを敷いて、寝床を確保。寝袋持ってきたけど、シュラフカバーだけで十分でした。

22時消灯。6時起床。
健康的過ぎる睡眠時間です。
さすがに8時間も眠り続けられんくて、大抵5時には起きてました。
なんとなく周りの気配でも、既に起きてるけどじっとしている人がたくさんいるっぽかった。
あと、こんだけオッサンが集まると、イビキ交響曲がハンパない。ちょっとしたオケですよオケ。
あまりにも寝られなくて、玄関やキッチンに避難して、そこで寝ている人もいたらしい。
俺のすぐ隣の人が、最強のコンマスというか爆心地というか、明らかに無呼吸患ってる感じの強烈なイビキで、俺が今まで出会ったイビキニストたちの中でも、3本の指に入るエリートでした。
が、こんなことも有ろうかと、俺は当然のように耳栓を完備してきたので、わりと余裕でした。

つづく。

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2012/05/06 09:33 | Comments(0) | ボランティア

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