前回、おそらく日本で最も短い距離の、ショートトライアスロンに参加した。
その内容は
swim 500m bike 20km run 5km
というものだったが、俺はそれを経て
「トライアスロン、恐れるに足らず」
という、とてもとても間違った認識をしてしまい、一般的なトライアスロンである
オリンピックディスタンス swim 1.5km bike 40km run 10km に参加してしまった。
嗚呼、調子に乗らずに徐々に段階踏んでいったら、今頃俺も夜空に輝くお星様にならずに済んだのに。
では、当日の報告を致します。
その内容は
swim 500m bike 20km run 5km
というものだったが、俺はそれを経て
「トライアスロン、恐れるに足らず」
という、とてもとても間違った認識をしてしまい、一般的なトライアスロンである
オリンピックディスタンス swim 1.5km bike 40km run 10km に参加してしまった。
嗚呼、調子に乗らずに徐々に段階踏んでいったら、今頃俺も夜空に輝くお星様にならずに済んだのに。
では、当日の報告を致します。
この日は台風が直撃してて、高速が一部通行止め。
これのおかげでものすごく苦労しながら、なんとかたどり着くと、全工程1時間遅れになっとった。おかげで余裕を持って準備できましたが。
まずはトランジットエリアにて、自転車と走る用意を設置。
ロードバイクは基本スタンドが無いので、こんな風に、物干し台みたいなところに吊っておく。
開始10分前。
水に入ってウォーミングアップが出来るようになる。
俺は前回、このウォーミングアップで背中痛めて、スタート前にリタイヤしそうになった経験が有るので、今回は傍観。
前のに比べたら、やっぱ人が多い。
あと、どいつもこいつも良い体してやがる。
女性参加者も結構いるんだけど、よく見ないと女性と分からないような、DNAの指示を無視した肉体を持っているひとがほとんど。
もしかすると、俺が一番貧弱なんじゃね?
スタートラインに並ぶ時間になったんだけど、あまりにも人が多くて、なかなか前に進まない。そうこうしている内にカウントダウンになり、水に入ることが出来ないままにスタートになった。
まぁどーせ、一番後ろからスタートしたいぐらいだったし、ちょうど良いんだけど。
ほぼ最後尾からのスタート。
いつもどおり、ダラダラと泳ぐ。
人が多いので、あちこちからガンガン当てられるし、俺も当てる。
うへー泳ぎにくいなぁと、しょっちゅう泳ぐのを止めては右往左往してたら、200mもいかないうちに、ものすごくバテた。
そりゃあもう尋常じゃないバテ具合で、
「止めたい今すぐに!」
と、心の底から思った。
とりあえず最終手段の平泳ぎに切り替えるも、平泳ぎですら息切れが止まらない。なんだこれ?
苦し紛れに周りを見渡すと、岸に近いところにいる人が、立ち止まって休んでるのが見えた。
これだ!俺も休む!
なんでコースを大きく外れて泳ぐ人がいるのか疑問だったけど、これで納得した。
足が届くところで泳ぐ方が、安心安全だもんな。
そこで休みつつ、また泳ぎつつを繰り返し、それ以降ほぼ全て平泳ぎで泳ぎ続けた。
先頭集団はとっくに泳ぎ去り、なんか自転車に乗ってる人すら見えてきた。
振り返ると、泳いでいるのは数えるほど。
なんか背泳ぎしている人もいるし。
俺も平泳ぎで、休み休み泳ぎ続けた。
大体1キロぐらい泳いだところで、事件勃発。
足がつった!しかも両足とも!
やはり平泳ぎで泳ぎ続けるというのに、無理があったか!
もう痛くて痛くて泣きそうになりながらも、死ぬ思いで近くのブイに掴まる。
競技説明で、ブイで休んじゃダメとか言われていたけど、知るかボケこっちは命かかっとんじゃ。
なんとか足の筋を伸ばそうとするも、両足ともつってるし水中だしで、うまくいかない。
あああ痛い痛い痛い!もう死ぬ!
リタイヤするべく、ボートを探して手を振るも、誰も俺に気付いてくれない。
ブイは時々滑って、うまく掴まっていられない。
やばい。こんな透明度1メートル以下の海で気付かれずに溺れたら、100%生還できない。
死の足音が聞こえる。
沈みそうなブイに掴まって泣いてるところに、後ろを泳いでいたイケメンが手を差し伸べてくれた。俺が足がつったことを伝えると、すぐに俺の足を抱え込んで、措置してくれた。僕もスイムは苦手なんですよーなんて、にこやかに話すイケメン。イケメンの措置のおかげで、一気に痛みが治まった。本当はもう一本の足もつってたんだけど、それは自力で治せそうなので、行ってもらう。
痛みは治まったけど、もう競技続行不可能だし、そのままリタイヤするつもりだった。
が、イケメンが去り際に
「お互い頑張りましょう」
とか言うもんだから、そこからも騙し騙し、足なしクロールで泳ぎ続けて、結果的にほぼドベだったけどスイムを泳ぎきることが出来た。
あのイケメンがいなかったら、俺は間違いなくリタイヤしてた。レースからか人生からか。
イケメンかっこよすぎ。
ホント、選手番号と薬指を確認しなかったことを、心の底から後悔したね。
ほぼドベでスイムを終えて、トランジットエリアへ。
自転車に乗って、レース開始。一番楽しい時間の始まり。
自転車でも速い奴ばっかりで、ガンガン抜かれた。
ランに足を残さないといけないし、また攣ったら終わりなので、最初はゆっくり走っていたものの、速いやつがいるとつい追いかけてしまう。
そこで足がピキってなって、慌ててペースを落とす。
でも速い奴がいると嬉しくなって追いかける。
このループを100回ぐらい繰り返したところで、これって子供を見かけたら追いかける、しつけのなってない犬と同じじゃね?という事実に気が付く。
しかし後半になると、もうみんなゴールしちゃってるので、自然とマイペースで走れた。
40kmの楽しい旅も終わり、後は10キロのランのみ。
ダラダラ走り、給水所でポカリをガバガバ飲み、またダラダラ走りを繰り返す。
途中で雨が降ったおかげで、涼しくて快適だった。
そして淡々と終了。
スイムがアレだったので、達成感はあまり無かった。
足をかばいながらだったので、体力的にはかなり余裕があった。
しかし今回のおかげで、いろんな課題が見えてきた。
調子に乗って来年出ようとたくらんでいた、日本最長の佐渡島トライアスロンは、ちょっと延期だな。スイムがもう少しマシになったら、出ようと思う。
インチキながら、トライアスロン(中距離)もクリア。
次のイベントは100kmマラソンだす。
これのおかげでものすごく苦労しながら、なんとかたどり着くと、全工程1時間遅れになっとった。おかげで余裕を持って準備できましたが。
まずはトランジットエリアにて、自転車と走る用意を設置。
ロードバイクは基本スタンドが無いので、こんな風に、物干し台みたいなところに吊っておく。
開始10分前。
水に入ってウォーミングアップが出来るようになる。
俺は前回、このウォーミングアップで背中痛めて、スタート前にリタイヤしそうになった経験が有るので、今回は傍観。
前のに比べたら、やっぱ人が多い。
あと、どいつもこいつも良い体してやがる。
女性参加者も結構いるんだけど、よく見ないと女性と分からないような、DNAの指示を無視した肉体を持っているひとがほとんど。
もしかすると、俺が一番貧弱なんじゃね?
スタートラインに並ぶ時間になったんだけど、あまりにも人が多くて、なかなか前に進まない。そうこうしている内にカウントダウンになり、水に入ることが出来ないままにスタートになった。
まぁどーせ、一番後ろからスタートしたいぐらいだったし、ちょうど良いんだけど。
ほぼ最後尾からのスタート。
いつもどおり、ダラダラと泳ぐ。
人が多いので、あちこちからガンガン当てられるし、俺も当てる。
うへー泳ぎにくいなぁと、しょっちゅう泳ぐのを止めては右往左往してたら、200mもいかないうちに、ものすごくバテた。
そりゃあもう尋常じゃないバテ具合で、
「止めたい今すぐに!」
と、心の底から思った。
とりあえず最終手段の平泳ぎに切り替えるも、平泳ぎですら息切れが止まらない。なんだこれ?
苦し紛れに周りを見渡すと、岸に近いところにいる人が、立ち止まって休んでるのが見えた。
これだ!俺も休む!
なんでコースを大きく外れて泳ぐ人がいるのか疑問だったけど、これで納得した。
足が届くところで泳ぐ方が、安心安全だもんな。
そこで休みつつ、また泳ぎつつを繰り返し、それ以降ほぼ全て平泳ぎで泳ぎ続けた。
先頭集団はとっくに泳ぎ去り、なんか自転車に乗ってる人すら見えてきた。
振り返ると、泳いでいるのは数えるほど。
なんか背泳ぎしている人もいるし。
俺も平泳ぎで、休み休み泳ぎ続けた。
大体1キロぐらい泳いだところで、事件勃発。
足がつった!しかも両足とも!
やはり平泳ぎで泳ぎ続けるというのに、無理があったか!
もう痛くて痛くて泣きそうになりながらも、死ぬ思いで近くのブイに掴まる。
競技説明で、ブイで休んじゃダメとか言われていたけど、知るかボケこっちは命かかっとんじゃ。
なんとか足の筋を伸ばそうとするも、両足ともつってるし水中だしで、うまくいかない。
あああ痛い痛い痛い!もう死ぬ!
リタイヤするべく、ボートを探して手を振るも、誰も俺に気付いてくれない。
ブイは時々滑って、うまく掴まっていられない。
やばい。こんな透明度1メートル以下の海で気付かれずに溺れたら、100%生還できない。
死の足音が聞こえる。
沈みそうなブイに掴まって泣いてるところに、後ろを泳いでいたイケメンが手を差し伸べてくれた。俺が足がつったことを伝えると、すぐに俺の足を抱え込んで、措置してくれた。僕もスイムは苦手なんですよーなんて、にこやかに話すイケメン。イケメンの措置のおかげで、一気に痛みが治まった。本当はもう一本の足もつってたんだけど、それは自力で治せそうなので、行ってもらう。
痛みは治まったけど、もう競技続行不可能だし、そのままリタイヤするつもりだった。
が、イケメンが去り際に
「お互い頑張りましょう」
とか言うもんだから、そこからも騙し騙し、足なしクロールで泳ぎ続けて、結果的にほぼドベだったけどスイムを泳ぎきることが出来た。
あのイケメンがいなかったら、俺は間違いなくリタイヤしてた。レースからか人生からか。
イケメンかっこよすぎ。
ホント、選手番号と薬指を確認しなかったことを、心の底から後悔したね。
ほぼドベでスイムを終えて、トランジットエリアへ。
自転車に乗って、レース開始。一番楽しい時間の始まり。
自転車でも速い奴ばっかりで、ガンガン抜かれた。
ランに足を残さないといけないし、また攣ったら終わりなので、最初はゆっくり走っていたものの、速いやつがいるとつい追いかけてしまう。
そこで足がピキってなって、慌ててペースを落とす。
でも速い奴がいると嬉しくなって追いかける。
このループを100回ぐらい繰り返したところで、これって子供を見かけたら追いかける、しつけのなってない犬と同じじゃね?という事実に気が付く。
しかし後半になると、もうみんなゴールしちゃってるので、自然とマイペースで走れた。
40kmの楽しい旅も終わり、後は10キロのランのみ。
ダラダラ走り、給水所でポカリをガバガバ飲み、またダラダラ走りを繰り返す。
途中で雨が降ったおかげで、涼しくて快適だった。
そして淡々と終了。
スイムがアレだったので、達成感はあまり無かった。
足をかばいながらだったので、体力的にはかなり余裕があった。
しかし今回のおかげで、いろんな課題が見えてきた。
調子に乗って来年出ようとたくらんでいた、日本最長の佐渡島トライアスロンは、ちょっと延期だな。スイムがもう少しマシになったら、出ようと思う。
インチキながら、トライアスロン(中距離)もクリア。
次のイベントは100kmマラソンだす。
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