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2024/05/15 22:03 |
劔岳に、いざ参る その1
俺ね、劔岳を過大評価してた。
もっともっと、シャレんならんぐらい、難易度高いと思ってた。
そりゃあね、あんな有名な山なんだから、ある程度観光地化して、危険を少なくしてあるだろうなとは思ってた。
それでも、ゆーてもザ・劔っすよ。
映画にもなったような山ですし、雑誌とかでも「最高難易度の登山道」とかって煽ってるし、ある程度は期待しちゃうじゃないですか。
期待といえば、大学の時に飲み会で知り合ってから、メールは毎日来るし2人で遊びにも行くし、これはいけるかもって、普通期待するじゃないですか。
それで告ったら「無理」とか、無いでしょこれ。吐血するか思たわ。
これは期待する。期待した俺を誰も責められないはずだ。

劔は、そりゃあもう険しくて、今の俺では全く太刀打ちできなくて、散々挑んだものの、
結局登頂できないまま下山して
「敗退なう」
とか呟いちゃうぐらいを予想してたの。
それでその後、劔に勝つために血反吐の出るような修行を積み、強くなる俺。
もてうる全ての技術と知恵と勇気を振り絞り、ギリギリで劔に勝利する!
しかしその裏では
劔(秋)「劔(夏)がやられたようだな...」
劔(春)「しかし奴は四天王の中でも最弱...」
劔(冬)「山屋ごときにやられるとは、四天王の面汚しよ...」
とかいうのがあって、あれだけがんばって攻略したはずの劔以上が、
まだまだ存在することに愕然としながらも、
更なる強敵(とも)の存在に高揚感を抑えきれない俺!

とかいうのを期待していたんですよ。
10人行ったら7人は死ぬ、ぐらいの世界を期待してた。

それがどーだ。
ふたを開けてみたら、難所には鎖がかけられてるし、立派な足場が作られているし、
これじゃあただのアスレチックやないですか。
そりゃあ、ここで足滑らしたら、さよなら現世よろしく来世な場所はたくさんありますよ。
でもそんなの、滋賀の山にもあるし(俺の口癖)。
誰だよ劔が最難とかゆーたのは。
あたしはガツカリしましたよ。

そんなガツカリな登山日誌のはじまりー。

つづき。

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2011/08/08 17:18 | Comments(0) | TrackBack() | 登山

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