俺のおみや

船に揺られて、鹿児島を東から西へ。

フェリーを降りてひたすら南へ。
九州最南端（自称）にあるという、コテージが本日の宿泊先。
都会からどんどん遠ざかり、景色が田園風景へ。
なんだか山がカッコイイ。

ほどなくお宿に到着。
宿の主人に会いにいくも、なんだか近所の人と世間話が忙しくて、
全然こっちにかまってくれない。
おまけに髭面で風貌が胡散臭く、対応も適当、口調はタメ口。
あー俺、ダメなタイプだわ。
懐が深い友人に、対応を代わってもらう。

そしてお部屋へ。
１泊素泊まり１部屋６０００円。４人まで。






わりと綺麗だし広いし。
宿の主人さえ除けば、わりと高感度高し。

ここから、近所のスーパーへ買出しに。
酒とか魚とかお菓子とか色々買って、部屋に戻る。
食う前に風呂に入ろうということで、近くに有るという温泉へ。
別々に出たもんだから、友人の言う温泉というのがどこか分からず、適当に近くにあった銭湯に入ったら、どーも違ったらしい。
もう少し先に、立派な温泉が有ったらしいよ。
まぁ風呂なんて基本、入れればいいよねとセルフ慰め。

カラスの俺に比べて、湯が長い友人を待ちきれず、先に宴会開始。
まぁそもそも待つ気なんかないけど。

時期的にこんなものが売っていたので、思わず購入。






九州新幹線のＣＭは、なんか涙出るよね。



すっかり出来上がった頃に友人が帰ってきて、俺が入った風呂が間違いであることを教えてくれた上に、自分の入った風呂がいかに良かったかを親切丁寧に教えてくれた。埋めようかと思った。

夜になって、何やら外に激しい雨の音が。
ついに来たか．．俺たちのツーリングの日常風景が。

「おとうさんおとうさん、雨音聞こえません？」
「あれは枯葉のざわめきじゃ」
この流れはまずい。話も真面目に聞いてもらえない上に、最終的に俺がいきたえぬ予感。
なるほどあれは枯葉のざわめきだった俺どうかしてたわ。

枯葉のざわめきであることを信じて、就寝。

つづき。