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2024/05/13 06:01 |
予備自衛官補に任用されるまで 採用試験
陸上自衛隊予備自衛官補(技能公募)採用試験を受けてきました。

試験の詳しい内容は、別記事にまとめる予定です。予備自衛官に興味があり、単に情報だけを求めておられる方々のために、現時点で最新の試験内容を、ここにまとめときます。
たまには有用な内容も載せとかんと。極々一部の人向けですが。

大体3週間前ぐらいに、採用試験受験要綱が届くみたいです。
俺は、申し込みをした最寄りの地域事務所で、最初にお話しした広報の方が、自宅まで持ってきてくださいました。

要項の中身は
・受験票
・駐屯所アクセス図
・もろもろの案内
・健康記録 2週間分の体温を記録する
・過去の病歴などを細かに記す記録
などなど。
病歴の記録と、試験前の2週間前から、毎日体温を記録する用紙だけは、事前に記入しておく必要があります。

受験地は全国の自衛隊駐屯所のようで、結構遠隔の場所になることもあるみたいです。
俺は滋賀住まいですが、延期となった初回は伊丹(大阪)、今回は大久保(京都宇治)でした。
試験開始が朝早い(受付~8時)ので、前泊の必要がある場合も、わりとあるみたいです。

服装は男女ともに99%がスーツ、数名カジュアルな方もいました。
ネクタイは半々ぐらい。
ジャケットも半々ぐらい。

駐屯所の入り口で、受験票のチェックがあります。
そこで熱も測ります。非接触の、レジのバーコード読む機械みたいなので測りました。
そして、めちゃくちゃ広い駐屯所を、わりと長時間歩きます。
フォーマルなれど、歩き慣れた靴がおすすめです。
なかではあちこちで挨拶されたり啓礼されたりします。わりと歓迎ムードです。

まず、4つの班に分けられます。赤、黄、青、緑。
受け付けた順番に番号が振られて、以降は「赤の3番」のような呼び方をされます。
学校の机みたいな並びで椅子と机が並び、何もないときは、そこに色事に順番に座って待機します。
試験の時間割はこうなってました。
0800-0815 全般説明
0830-1200 身体検査・面接
1300-1400 小論文試験
1410-1445 適性検査
1500-1630 身体検査(総合判定)

ですが、かなりアバウトです。
状況によって、先に面接が来たり、身体検査が来たりします。
確定しているのは昼休みと、小論文、適性検査だけで、あとは都度呼ばれて受ける形です。
なので、ものすごく暇です。
雰囲気的に、同じ変にムキムキ自衛官がいっぱいいますので、あまりうるさくできる空気ではないですが、前後の人と話している人もちらほらいました。
たいていの人は、スマホいじってたり、本読んだりしていました。
聞くところによると、電子機器自粛願いがあるところもあるらしいので、本などの暇つぶしできるものがあった方がいいです。感覚的に、累計1~2時間ぐらいは、待機している時間です。


最初の身体検査では、歯の検査もします。
歯は磨いておいた方がいいし、できれば事前に歯医者の検診うけといたほうがいいかもしれません。どう合否に影響するのか、またはしないのかは不明ですが。

続いて身長体重、視力検査もあります。
視力検査は、かなり遠くにあるボードを見ることになるので、大体0.5以下の人は、一番見えやすいやつでも見えないという事態に陥ります。

色盲検査もあります。丸の中に見える道を、刷毛みたいなのでなぞる検査です。
聴力検査もありました。心電図もとるし、レントゲンも取ります。


続いて面接。
ドアの前のパイプ椅子に座って待機し、案内されるのを待ちます。
特に何も言われてませんが、なんとなく
「3回ノック」→「どうぞの声」→「失礼します」開ける→「椅子まで行って氏名と受験番号」→「座ってください言われる」→「座る」
としましたが、何が正解かはわかりません。

面接官は3人で、正面とその左右にそれぞれ座られてます。
で、基本は真ん中の方と話すのですが、真ん中の人の質問が終わったら次は左の方、終わったら右の方、というように、質問する方と内容が変わります。
俺が聞かれたのは、以下の内容でした。
真ん中の方
「予備自衛官に志願した動機は?」
「予備自衛官になると招集や訓練があるが、家族・職場の理解は得ているのか」
「あなたの国家資格を、自衛官としてどのようなことに活かせるか」
左の方
「何かスポーツ、運動をしているか」
右の方
「趣味は何か」

戻って真ん中の方
「最近の気になるニュース」
「特技、自己PR」

ぐらいだったと思います。
大体事前に調べていた通りなので、これは例年変わらないと思います。
雰囲気はゆるいです。
企業面接みたいな厳しさはなく、わりと和気藹藹です。
まとまったことが言えてなくても、きれいにまとめてくださったりします。


次に小論文
テーマは「自衛隊において自分の技能をどう活用するか。あなたの考えを述べよ」といった内容でした。
A4用紙1枚まるまる解答用紙です。
罫線も引かれてますので、でかい字で行を稼ぐという姑息な手は使えません。
内容の練習もさることながら、漢字が全然出てこなくて、仕方なく別の表現に変えたりするために時間と労力を使いました。
事前に手書きと漢字の練習を、お勧めします。

あと、持ち物に鉛筆と書かれていたので、馬鹿正直に鉛筆を持って使ったのですが、みんな普通にシャーペン使ってました。シャーペンのが断然きれいに書けると思うので、慣れない鉛筆なぞ不要です。


次に適性検査
教習所なんかで受ける、適性検査と同じです。
50問ぐらいの質問に、当てはまるか当てはまらないかに〇をしていきます。
・私はいつも悲しい
・誰かが私を狙っている
・おなかが減ると怒りっぽくなる
そんなアンケートみたいな試験です。

最後に2度目の身体検査。
ここで短パンに着替えます。
これは免許取得時などでやるものと同じです。
片足で立ってみましょう。両手を挙げてみましょう。
腰を回してみましょう。しゃがんでみましょう。
といった内容です。

また、問診もあります。
聴診器で心音を聞くのと、事前に書いてきた病歴について聞かれたりします。
何もなければ30秒ぐらいで終わります。
以上です。
あとは終わったら、数名のグループごとに開放、となります。
1630より早く帰れる人もいれば、遅くなる人もいて、ここもアバウトです。

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2020/10/11 15:30 | Comments(0) | 日常

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