40代は、できない自分を認めてやらないといけないお年頃だと思う。
これまでずっと日本ローカルでやってきた、俺が勤める会社が、突然世界に羽ばたきましてね。
必然的に、英語を使える機会が増えたわけで、嬉々として、でも泣きながら、毎日英語学習に励む日々なのです。
あと合わせて、この道20年以上なのに今更、情報系資格の最も初歩である「基本情報技術者資格」の試験勉強もやってまして。その理由はこちら。
普段普通に、できることだけして生きていると、自分の衰えって、あんまり気づかないもんですよね。でもこうやって、底辺レベルの能力を、なんとか1ミリでも向上させようと日々苦心惨憺していると、自分のポンコツっぷりを、ありありと目の当たりにする羽目になるよね。
数秒前に覚えたはずの単語を、もう忘れてる。
今さっき聞かれた質問の、前半部分が思い出せない。
同じ文章を何回も読まないと、頭に入ってこない。
自分に甘すぎて、砂糖の化身のような俺ですらも、もう絶望的に、色々と残念なことになってることに気づかされるよね。
今までの経験上、例えばこの程度(合格率3割前後)の試験を受ける場合であれば、ひと月ぐらい前からの準備で、わりと余裕をもって過去問題を数回分、丸ごと把握できるぐらいはできてきたはずなんです。
でも今、同じ感覚で臨むと、全然時間が足りなくて直前に泣くことになる。
まず、これまでは何の問題もなくできていた、長時間の集中ができなくなってる。
なぜといわれても、その実ただの怠けなんだけど、説明できないなにかこう、禍々しい闇の力というか、ダークマターというか、そういったものが邪魔している風な、な。
とにかく休憩が増え、かなり非効率な時間の使い方しかできてない。
同じ時間で進められる課題の数が、倍ぐらい違う。
確かに昔から、それこそ生まれた時からポンコツであることは、自他および親ともに大いに認めるところではありますけども。
ここまでではなかった。はず。と思いたい。
思うに、30代は、20代の頃から落ちつつあるパフォーマンスを、手を変え品を変え、なんとか保とうと努力できる時代なんじゃないかと思うんです。
でも40代は。
もはや、小手先の技術で何とかなるレベルじゃない。
ごまかせない。
効率のいい学習に必要な、あらゆる能力の低下を、認めざるを得ない。
それを認めたうえで、自分の低下した能力に合った、学習スタイルを見出していかなければならない。
最近更新した学習ポリシーはこちら。
・学習計画には目算の倍程度の、大幅な余裕を。
・成果は、長い目(年単位)で。
それでも前進すると信じて。