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2024/05/06 23:46 |
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に見る、程よい設定について

こういった系、もはやパターン化してますよね。
一目惚れ→とんとん拍子→何か違和感→実はこんな秘密が→絶望する→ヤケになって別れる→自分よりも辛かったんだと気付く(主に親友ポジからの叱責などで)→やっぱり君が大切だ!→めでたす
的な。
いや、悪いとは言いませんよパターン化してても。
普通に泣きますよ。

この映画では彼女のほうに秘密があって、彼女の時間は、未来から過去へと流れていきます。

時間を遡るといえば、「ベンジャミン・バトン」という映画がありまして。

年を経るごとに、どんどん若くなる男性のお話。
周りが老いていくのに、自分はむしろ、若返ってゆく。
大切な人と、一緒に老いる事ができなくて辛い、という状況は分かりやすく、感情移入もしやすいです。

かたや。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に話を元に戻しますと。
彼女の時間の流れは、ちょっと特殊でして。
箇条書きにしますと

・1日の時間の流れは、通常の人と同じ
・00時00分になった瞬間に、1日若い自分となる。
・前日の記憶は無くなっている。
・5年おき、30日間しか存在できない。
 今お互い20歳。次に出会う時は、それぞれ15歳と25歳となる。

ということです。
あぁ可哀想な二人。悲しいですね。

ってならんやろ。設定が複雑すぎる。
この複雑な設定も、あまりにも一気に語られ過ぎて、こっちは軽く情報過多。
えっえっえっ?ってなってる間に場面は進んで、全てを理解した高寿君はヤケになるし愛美さんは泣いてるし俺は置いてけぼりだし。

概要を理解するには、劇中に少しだけ出てくる、この絵がめちゃくちゃ重要。

ベンジャミンバトンみたいに、身体の年齢が逆行している、というだけの設定ならば、分かりやすいじゃないですか。
でもこんな設定だと、細かいところまで絶対フォローしきれないじゃないですか。
例えば二人が夜遅くに電話で話していて、日付が変わった瞬間に彼女が消えるんですよね。
じゃあ次の瞬間、彼女はどこに現れるのか。彼女にとっての翌日、つまり我々にとっての昨日の、00時00分に居た場所に瞬間移動するのか?そうではなくて、彼女にとっての前日、つまり我々にとっての翌日の彼女が、瞬間移動することになるのか?それは果たして同一人物といえるのか。
とにかくそういう、細かいところが気になってしまう性格と、複雑な設定のせいで、映画に集中できないんですよ。

やっぱ、状況(設定)が理解しやすいって、大切だなと思いました。

PS
口コミとか軽く見たけど、設定が複雑とか言うてるひとは、ほぼいませんでした。
みんなちゃんと理解できたんだ。
普通に俺がアホなだけでした。すみませんぬ。

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2019/02/15 20:49 | Comments(0) | 映画

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