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2024/11/23 09:44 |
12/06版 六甲山カフェの日常 その2
芦屋川駅に着き、お金持ちの家々を眺めながら、六甲山登山口までの道のりを行きます。
この辺はもう慣れたもんです。
初めて六甲山に登ったのは、もう10年以上前かなぁ。あの頃はまさか、この山にこんなに何度も何度も登るとは、考えもしなかったなぁ。あの頃は何してたっけなぁ。仕事は
なんて考えていたら、迷いました。
まじで!?
迷ったら戻るという登山の鉄則に従い、すぐに正しい道に復帰しましたが、まさか「慣れたもんです」とか言うた瞬間に迷うとは。
そういや俺、地味に方向音痴なんだったわ。忘れてたわ。

お店に入ります。
この瞬間、やる事が多すぎていつも
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」
とテンパる俺と
「いやまぁ落ち着けよ。茶でも飲めよ」
という俺がせめぎあって、結果として
クーラーバックを開いたまま、お茶をボッコンボッコン沸かしまくって、チョークを持ったまま冷蔵庫の前で思考停止、みたいな、何もかもが中途半端な状態でフリーズしたりしてしまう。
そこに注文が入ったりして、ひとり阿鼻叫喚。この瞬間に、未だに慣れません。

いつもの常連さんから、いつもの「試される瞬間」がやってきました。
「今日、何がある?」
ドキドキ。
今日のメニューを読み上げながら、常連さんの顔色を伺います。今日のメニューは、常連さんの心の琴線に触れるだろうか。ドキドキ。
常連さんの顔色を伺うも、いつもニコニコされてるので、全く読めません。

今日メニューはこちら。

今回初メニューは、エビ揚げシューマイと、ソーセージ3種盛りです。
いつも、新しいものに反応してくださる常連さんは、揚げシューマイを注文してくれました。2人前。そして、種類は多くても1種類ごとの数量は少ないので、早速あと1人前で品切れとなります。
積載が人力かつ1馬身なので、積載量には限りがあります。
種類を沢山持ってくると、ひとつあたりの数量は減る。数量を増やすと種類が減る。
このバランスには、いつも苦慮して、試行錯誤の毎日です。

つづく。

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2014/12/21 18:21 | Comments(0) | カフェ
12/06版 六甲山カフェの日常 その1
俺としては、今年最後の六甲山カフェになります。
カフェ自体は、12月~2月は不定休となります。その理由は、営業的な戦略というよりは、単に人不足なだけですが。
わりとここねー、冬でもねー、人来るんだよねー。

起きてから家を出発するまで、約1時間かかります。
坊主男子の身支度なんぞには1分もかからないんですが、荷物をザックに入れ込むパッキングに、かなりの時間が掛かります。
例えば今回持ち込んだ品リストは、こんな感じです。

・卵
・ごはん盛り器    
・チーズ
・計量スプーン    
・だし
・ねぎ
・タオル
・パセリ
・バター
・ワイングラス拭き
・シナモンスティック
・ターメリックライス4合
・エプロン    
・小麦粉
・おでん
・デジタルスケール    
・岩塩
・レモン
・キッチンペーパー    
・サラダ油
・ごま
・油廃棄用用品
・パン粉
・カレー
・クッキングバット    
・ミルク
・珈琲湯沸しポット    
・油取り紙    
・唐揚げ用鶏肉
・フライ返し    
・たまねぎ    
・パン
・キーマカレー    
・ホットドック用パン    
・ホットドック用ソーセージ    
・フライドポテト    
・エビシューマイ    

これだけのものをザックに詰め込むためには、わりと効率よく入れていかないと、入りません。
クーラーバックも2個使って、それを丸ごとザックに放り込んでいます。

登山でも、パッキングは重要です。
何時間も背負って歩くわけですから、入れ方が悪いと、歩き方や疲れ方にも大きく影響しますし、バランスも崩しやすくなります。加えて、ザック内に無駄なスペースが空き過ぎると、物が入らないという事態にもなります。入れて持ってきたはずの荷物が、出した後にどうやっても戻せずに、3000mの冬山で吹雪の中、途方にくれた事もあります。
でも生きてますあたし。人生、わりとなんとかなります。

というわけで、沢山の荷物をザックに入れ込むために、冬山登山準備ぐらいに、パッキングに気を使います。
でも最近は慣れてきて、今回は40分ぐらいで終える事ができました。
早く着いて何か食べたいので、今回も無駄に早く出発。

真っ暗。そして今日、滋賀は雪予報。寒いです。
それでもドMなので、半袖Tシャツとウインドウブレーカーという、冬山基本スタイルで望みます。

つづく。

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2014/12/20 23:56 | Comments(0) | カフェ
VIBIEMMEは遠くになりにけり その3
前回のつづき。

エスプレッソマシンのことだけを見てましたが、グラインダーの事も思い出してあげる必要があります。グラインダーってのは、珈琲豆を削る機械の事です。
エスプレッソは、通常の珈琲よりもはるかに細かく削る必要があるので、エスプレッソ用の挽きにも対応しているグラインダーが必要です。
ただ細かく削るだけの機械なら、わりと安価で手に入るんですが、エスプレッソは粒の大きさが一定で、ティモテで洗った髪みたいにさらさらになるのがベストとされています。当然、これはお値段が跳ね上がります。
どちらかというと、エスプレッソの味はグラインダーが決めるとまで言われており、俺自身も学校の授業やなんやらの経験から、それをよく理解しております。幅も広がるし。
だから、エスプレッソマシンのレベルを上げるなら、それ以上にグラインダーのレベルも上げたほうが良い、というわけです。

どうせグラインダーを買うなら、カコカコしたい!
グラインダーは、削った粉がそのまま受け口に落ちるタイプと、一旦受け口に留まっていて、レバーを引くことで1杯分の粉が落ちてくるタイプがあります。
後者のレバーを引くときに「カコッ」という、小気味のよい音がするんです。これの1分25秒ぐらいのとこです。

あれ?あんまり小気味よくない?
まぁとにかく、これをカコカコしていると、いかにもプロって気がするんです。かっこよいと思うんです。気だけの問題です。
だから、一旦豆を受けると味がどうだの、提供速度がどうだのというのは完全無視で、ただビジュアルがよいからカコカコタイプにしたいわけです。

まぁカコカコはおいとくしとしても、こちらもそれなりのお値段いたしますんですよね。

びびえんめ+カコカコ。
考えうる限りの、最良の選択だとは思うのですがー。
またちょっと、世界も広げられそうな気もするんですけども。高いよねー。

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2014/12/11 18:37 | Comments(0) | カフェ
VIBIEMMEは遠くになりにけり その2
前回の続き。

VIBIEMMEのエスプレッソメーカーに触るべく、DCSさんとメールにてやり取りした後、ショウルームにお邪魔することになりました。

ショウルームは甲子園のそばにあり、滋賀からだと地味に遠かったです。特に駅からは30分近く歩くことになるので、かなりの僻地感。
でもショウルーム自体は、通りに面したビルの1Fにあって、わりと綺麗でした。

意気揚々と自動ドアの前に立つ。ガラスのウインドウ越しに、様々なエスプレッソメーカーとかグラインダー(豆を挽く機械)が見える。
おおー! テンション上がるわー。上がるわー。上がる..けど。
自動ドア開かず。
どこかにセンサーでもあるのか?とその場で不思議な踊りを舞ってみるも、開かず。これは電源落とされてますね。うん。
開かない自動ドアを無理やりこじあけ、中に声をかけて、ようやく会社の方とご対面。試されてるアタシ。

しばらく待たさされた後、担当の方が来られて、席に着く。
パンフレットを用いて、俺が求めるマシンの条件から、該当しそうなものをいくつか説明してもらう。
そしてド本命である、「VIBIEMME DOMOBAR SUPER DOUBLE」とついにご対面。
といってもそのご尊顔は、カフェ学校にて何度か見てはいるんですが。

このマシンの特徴としては、タンク式であるということ。
エスプレッソマシンには、水道に接続する接続型と、本体のタンクに水を入れるタンク式があります。当然、水道に繋がっていた方が、水の入れ替えの手間とか、入れ忘れがありませんので、色々と楽です。ただし水道に繋がっているため、マシンの移動は出来ません。
俺のように、青空市場みたいなとこに持っていこうと企んでいる人は、タンク式を選択せざるを得ません。
そしてタンク式の場合、タンクの数が1つか2つかが、また重要になります。
エスプレッソを出す部分と、スチームミルクを作る部分が分かれているのが、ダブルボイラーです。タンクがダブルであれば、片方を使っている間に片方を温める、という事が出来ます。シングルの場合は、エスプレッソを出した後、水温が低下するので、スチームを出すためには、温まるのをしばらく待つ必要があります。
だから基本的には、1つより2つのほうが良い、という事になります。それに合わせて、お値段ももちろん跳ね上がりますが。

このマシンはダブルと名の付いている通り、タンクが2個あります。そして移動可能です。
あとはボイラーの温度を調節できたり、エスプレッソ抽出時のお湯の量を設定できたりと、最小限の機能は搭載されています。

試してみますかと聞かれたので、色々と試してみました。
といっても肝心のエスプレッソは、ボケっとしてたら流れるような動作で実演されて、俺は指一本触れられませんでした。抽出速度とパワーは、流石の出来でした。
ただしスチームについては、驚くほど強い、という事は無かったです。これだったらウチの、TH-W020くんとそれほど変わらない気がする。まぁうちのんの場合、1回出すごとに1分ぐらいは再加熱で待たされますがね。

つづく。

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2014/12/10 19:17 | Comments(0) | カフェ
11/23、24版 六甲山カフェの日常 その8
六甲山カフェの店長の一人が、お水の入れ替えに登場。
彼に下から浄水を運んでもらって、これを料理などに使用しています。坊主頭で俺とかぶってますが、彼のほうががっしりしてて、男らしいイケメン。
中崎町の1日カフェ、common cafeのオーナー山納さんも登場。

二人を交えて、六甲山カフェの行く末を、あれやこれやとお話。
今一番の問題点は、店長が少ないという事。店長が少ないってのも、普通は1人いればいいわけで、意味分らない日本語ですが。
人が少ない為に、誰も入れない日が発生してしまい、その事をオーナーは快く思っていない様子。

同じく日替わり店長のcommon cafeでは、人が多すぎて希望の日にシフトを申請するのも、一苦労なぐらいなのに、ここでの営業を希望する人は少ない。
なり手が少ないのに、続けられる人はさらに少ない。

まず、登山道入り口とは言え、ほぼ山の中であるという事。
通常のカフェ業態ではなく、露店業態なので、提供できるものが直前過熱したものに限られている事。
また、コミュ力も試される。洞窟にひっこんで料理さえ出していればいい分けではなく、わりと常連さん頼みであるために、彼らとのコミュニケーションも大切にしないといけない。いやまぁ、普通に楽しい人ばかりなんですがね。
ここに来て最初に教えられたのが、常連さんの顔と名前でしたわ。

つきつめると「ここが好きな人ならOK」という事になるのでしょうが、それがわりと難しい。
カフェをやりたい仲間も、アウトドアが好きな仲間もいますが、これらを備えている人なんてそうそういません。出来る人は何人かあてがあるんですが、その中で「やりたい」と言う人が皆無。
ある程度、人間的に信用のおける人でないとマズいので、誰でもいいから募集!という形にもできないわけです。
おまけに、今のメンバーの結婚やら仕事の関係やらで、少ないメンバーが更に減少傾向にあり。
この状況に、いつまでオーナーが目を瞑っていてくれるかは分らないので、最悪の場合は、もうお店を畳まれてしまう可能性もあるわけです。

現状、ローリスクでお店をやれる事に感謝しつつ、これからもなるべく続いていけるように、1店長として協力していきたいと思います。

そしてこの日は、昼間からはかなり暇で、本気で居眠りしていました。
あまりにも眠いので、
1.眠気覚ましに料理するの巻
2.食べたらまた眠くなるの巻
という2サイクルを、ひたすら繰り返していました。
やはり二日連続、立ちっぱなしというのは、予想以上に疲労が蓄積しているみたいです。
楽しいのはいいんだけど、体は正直に反応していました。

こうして、初の2日連続六甲山カフェは、これまでの最高の売り上げを記録して、終了しました。それでも、他の店長に比べたら、半分程度の売り上げなんですがね。

来てくださった皆様方、ありがとうございました!
またよろしくお願いします。

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2014/12/03 18:33 | Comments(2) | カフェ

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