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2024/11/23 00:18 |
うたうたえ うたうたえ うたえばんばんばんばんばーん
俺の歌唱力全盛期は間違いなく、2004年だったと思う。
当時は家から徒歩5分のところに、さびれたカラオケがありましてね。
そこが開店12時から18時まで、ドリンクバー付きで1000円でして、もう凄い勢いで通ってました。
元々は、バイオリンを練習する為に行ったわけです。
最初の頃こそ9:1ぐらいで楽器を練習してましたが、それが逆転するのに、そう時間はかかりませんでした。

通いすぎたせいで、店員さんとも顔見知りになってしまいましたし、たまにおやつとか差し入れとかもろたりしてました。もらうばかりでは悪いので、俺もフードとかドリンクを別に頼んだりしてました。たまに夜にも行ったんですが、わざわざ広い部屋を使わせてくれたりしましたよ。一人なのにパーティルーム。これはむしろイジメだったのかもしれませんが。

一番通った時期は、週に3回ぐらい行ったりもしていました。
6時間ほぼノンストップで、歌い続けたりもしていました。
それだけやったら、流石に俺にも歌唱力じみたものがついてきましてね。
自分の思ったとおりの、欲しいときに欲しいだけの声が出せましたし、歌い続けてもわりと大丈夫でしたし、調子の持って行きかたみたいなものも、なんとなく分かるようになってきてました。

しかし、真に残念ながら、いつもガラガラのカラオケは潰れてしまい、どこにでもあるしょーもない貴金属買取店になってしまいました。
俺一人では、経営を上向きにすることは出来なかったようです。ってかむしろ、俺のせいで潰れたような気がしなくもない。

そうすると、カラオケに行くこともほとんど無くなってしまいましてね。
あれよあれよという間に、歌唱力はうなぎ下がり。
これまでやれていた声の操作が、全然出来なくなってしまいました。日々の鍛錬って大切。

さて、そんなこんなで時代は移り変わり、現代。
カフェ学校で仲良くなったおじさんが、バンドでギターとボーカルをやってる人でした。
昔はよくカラオケ行きましたよーみたいな話をしていたら、彼の脳内変換により
「武道館満員まじ余裕」みたいな解釈をされたらしく、あろうことか、学校の卒業式でいきなりの無茶振り。おじさんと一緒に、イノセントワールドを歌わされる羽目になりました。
エプロンとコックコート着たまま。おまけに酒も入ってるのに。

こんな感じでした。卒業式を、恐怖のズンドコに突き落としてやりました。
正直、消えてしまいたかったです。

それからも、気のいいおじさんである彼は、ダンゴムシの前世をもつ日陰者である俺を、なにかとかまってくれます。common cafeでバーをやったときも、もれなく連れ出して歌わせてくれました。泣きそうでした。

この先ますます、こういった機会は増えそうな気がする。
こらあかん。ちょっと鍛えなおさねば。

というわけでボイトレ教室、はじめようと思います。

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2014/09/29 23:51 | Comments(0) | ボイトレ

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