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2024/11/23 06:31 |
commonカフェと六甲山カフェ
気がついたら、芦屋マダムの豪邸でマダム達と、レコードでジャズを聞きながら、昼間っから高級ワインと日本酒を飲み、牡蠣を嗜んでいました。

こんな所には一生縁がないはずの、3低(低学歴低収入低血圧)の俺が、一体何故こんなことに。

話は、この3週間前まで遡(さかのぼ)る....

カフェの学校にいる時に、クラスメートに本を紹介された。
common cafe(コモンカフェ)―人と人とが出会う場のつくりかた
common cafeという、大阪の中崎町にて、日替わり店長で経営しているカフェの、立ち上げまでの歴史の話が書かれた本(著者 山納さん)。在学中はあれこれ忙しいので、卒業したら行ってみようかなー程度には思っていた。
その後、自分でも想定外の、半年での退学なうを経て、早々と暇になってしまった。
なのでcommon cafeのオーナーに、私も店長になりたいっす!黒髪女子高生に(略)と、山納さんに連絡をつけ、あれよあれよという間に面談となり、そしてcafeの使用説明および研修を受ける運びとなった。

その時に、憧れの伝説の山納さんと会いました。
俺みたいな駄文書きと違って、ちゃんとした本を書いている作家さんに会う!ということで、ものすごく緊張しましたが、気さくな方でした。
トレランをされるそうで、山の趣味という共通の話題もあり。
common cafe本にも書かれていたんですが、六甲山の登山口にあるカフェを、店主から借り受けて、同じように日替わりカフェをされているという話が出ましてね。
そんな話されたらあたし、もう食いつきますよそりゃね。
俺の究極目標は山小屋カフェなので、日替わり店主であっても、いきなり夢が叶いかねない話ですよ。さすがの山納さんもちょっと引くぐらい、common cafeの話そっちのけで、六甲山カフェの話に食いついてました。

もちろんcommon cafeの研修も済ませて、これでいつでも申請できるようになったんですが、それよりも何よりも六甲山カフェが気になって気になって。
六甲山カフェのほうは、山納さんとは別の方がメインでされているという事なので、早速その方とコンタクトをとってもらって、またしてもあれよあれよ、六甲山カフェの見学と研修に行くこととなりました。とんとん拍子すぎて鼻血出そうでした。

そして六甲山、芦屋口へ。
ここから六甲山へは何度も登っていたものの、カフェがあるなんて全然知りませんでした。
まぁあそこに降りてきたことは無いので、登山開始前からいきなりカフェに行くことは無いですわな。

六甲山カフェにたどり着き、店主の方と会いました。
これまた気さくな女性で、後からお手伝いに来てくれた別の店主も、その後にお客さんとして着てくれた店主も、やっぱり気さくな人でした。
そりゃ曲がりなりにもカフェの店主やってる人に、俺みたいなコミュ障はおらんわな。

六甲山カフェは、戦時中は弾薬庫だったという洞窟内にあります。
まぁこれを見てくださいよ。


これが店構え。ちなみに正式名称は「大谷茶屋」
カレー、おでん、ワイン、ドリップ珈琲の「のぼり(濃い目)」「くだり(軽やか)」は必ずあります。
それ以外のメニューは、その日の店主のさじ加減。

 
すげー。
すげー。まじ洞窟。

この状態なので、当然、普通のカフェとしての営業許可は下りていない。
いわゆる、屋台としての営業しかできず、様々な制約がある。
・フードは、提供直前に火を通したものでないとダメ
・なのでカキ氷とかソフトクリームは無理
・氷とか牛乳も微妙
・オーブンが無いので、焼き菓子は困難
などなど、様々な制約の中でメニューを作る必要がある。

店主に話を聞けば聞くほど、制約が出るわ出るわ。
うむ。
非常におもろい。
制約があるほど、工夫する楽しみがあります。
もうね、予想はしていたけど、普通のカフェよりこっちのほうが、俺的には燃えるわ。
惚れました。

そして午後。
常連という女性二名(姉妹)が来店。
お酒を勧められて、俺も一緒に飲むことに。
酔っ払った二人、特に妹さんのほうが、政治の話が大好きみたいで、ガンガンふってこられた。特にトンデモ論(天皇・エタとか)も好きらしく、俺も知らないわけではないので真面目に答えていたら、
「アンタ若いのによくわかっとる!」
とかなって、そのまま彼女らの自宅に拉致されることとなった。
あたしカフェの研修に来たのに、これはいいのかと思ったんだけど、店主らもみんな彼女らの自宅に招かれた経験があるらしく、これはいわゆる通過儀礼なのだなと理解。

そしてご自宅にて、相変わらず酔っ払った俺と妹さんと、やれ中国だ韓国だ弱腰日本だというような右傾向の強い話を続ける。わりと楽しい。
姉さんは料理担当みたいで、次々と生ハムとか牡蠣とか出してくれる。
その後予定があったので、途中で終えて帰りました。

いやー。凄い体験をしたなぁ。
六甲山カフェ的にも、芦屋のご自宅訪問にも。

あと何度か研修でカフェに立って、合格したら俺も店主(の一人)になります。
その日が来たら、また報告しますので、来てねっ!
客ゼロとか、普通に泣きますからねっ!

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2014/05/18 00:12 | Comments(0) | カフェ

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