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2024/11/24 02:49 |
ADSL物語 その9

目次

ある日。おかんのパソコンが壊れた。
色々といじくってみた結果、どうやらHDDがオシャカになっている模様。
安物を買ったツケが来たか..

おかんのパソ使用目的は、四川省というゲームと、週末の競馬のみ。
ネットから馬券を買えるI-PATとかいうのにいつの間にやら申し込んでおり、スポーツ新聞を購読しつつ、毎週朝から競馬にいそしんでいる。
もっとも、買い方を教えたのが俺なので俺と同じく常に100円しか賭けず、当たっても100円が110円になって返ってくるような馬券しか買わないのだが。
しかしこれを無上の喜びとしている彼女にとって、週末にパソが使えないというのは彼女にとって死活問題なのだ。
しばらくは俺のパソを使ってもらってその場をしのいでいたのだが、ちょっと間違うととたんに分からないとキレて、天使のように熟睡してるところを叩き起こされたり、仕事から帰ってから、今日はあんたのパソが壊れてるせいで馬券が買えなかったと愚痴を1024回ぐらい聞かされるハメになるので、俺にとっても彼女のパソが使えないのは死活問題となってきた。

と言う訳でHDDを俺が昔使っていたパソからおかんのパソに移植し、すべて消去して環境を整える。
そして電気屋にて、このご時世にわざわざダイヤルアップ用のモデムを購入。
そしておかんのパソの復旧作業にいそしんでいたのだが、なぜかモデムからネットに繋がらない。
うーむ。IP電話の影響で電話がかけられない状態は依然として直っておらず、ダイヤルアップが繋がらないのは当然か..

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なんだかもー面倒くさくなってきた。
ここはひとつ、一気に最強・文句無しのADSL環境にしたほうが楽な気がしてきた。
つまり一階も二階もADSLで接続できるようにすればいいのだ。
二階は俺がノートパソコンを使うので、無線ADSLにしてしまおう。
元々この計画はあったのだが、お金がかかるしADSLにこれ以上金をつぎ込みたくなかったので、断念していたのだ。
しかしもーこの際だ、全部やっちまおう!
ホントはADSLが、光ファイバーへの過渡期である事も薄々分かっているのだが、もーいい!面倒だ!これ以上文句の出ないような完璧な環境にしてやるっ!

と言う訳で電気屋にて、無線対応のADSLルータを購入。
ルータというのは、一本の電話回線で複数のパソコンからネットに接続するために必要なものである。
よーするにこれがあれば、俺もおかんもかりんも同時にネットを使う事が出来るわけだ。
ルータは、モデムと同じ会社の方が相性とかいいと思われるので、NECの真っ白な奴を購入。

当初、これを手に入れる事により、現在DIONからレンタルしているADSLモデムは返却できると越後屋笑いを浮かべていたのだが、どーやらADSLルータはモデムとは別で、モデムはモデムで必要で、そこから先に複数のパソコンに無線でデータを飛ばすためにルータが存在するらしい。
店員さんの話によると、昔は一体型もあったそーだが、なぜか今は別々になっているらしい。
まーそれならばそれでもかまわん。

と言う訳で家に帰って、さっそくセットアップ。
マニュアルがかなり親切で、俺のようなへっぽこでも問題なかった。
が、こんな親切なマニュアルとチュートリアルがあっても、スイスイとはいかなかった。
なぜなら、無線のLANカードを俺のマシンに接続し、ドライバの自動インストールが開始されると、突然マシンは俺の心のような、どす黒い青画面を出して電源が落ち、再起動という悪夢の遊戯を繰り返すのである。
これには参った。
何度やり直しても、そこでドライバの状態とかがおかしくなって、再インストールも出来ないし、ドライバの削除もうまくいかない。

ここで俺は、長年培ってきたソーインガーとしての力を発揮し、なんとかこの問題を切り抜けた。
まぁ実は、100回ぐらい繰り返した結果、たまたまマシンが終了しないときがあったので、なんとか事無きを得たというだけなのだが。

それにしても、俺がパソコンをやりだした頃のマニュアルなんて、
------------------------
①インストールしてください ②お使いのパソコンに合った設定をしてください。※1
※1 詳しくはお使いのマシンのマニュアルを参照してください。
------------------------
というように、無責任な上に、他に責任を押し付けるような記述だけが光を放っていた。
昔はそれでも、パソコンを使う人間は、俺を筆頭に一風変わった人種が大変おおございましたため、それでもよかった。誰もマニュアルになぞ頼らず、自力で全ての問題を解決してきたのだ。
ところが最近のマニュアルは、非常に細かく分厚く、出来るだけ迷わないように書かれている。
相変わらず異常時の対処については弱いが、それでも既製品のパソコンをそのまま正しく使っている普通のユーザーの多くは、マニュアルさえちゃんと読めば、何の問題も起らないであろう。
大手には超初心者から超上級者まで集まるから、全ての層にそれなりの対応が出来る環境が整っていると思われ。
この事からも、やはり大手の製品が一番安心なのでしょうな。

まずは優先でおかんのパソがネットに繋がり、続いて俺のノートが無線でネットに繋がった。
おおっ!これぞ俺が夢にまで見た、夢の最強ADSL環境である。
しかもDIONから送られてきた新しいスプリッターに取り替えてみたら、嘘のように電話も使えるようになった。
本当に不良品だったんだ、凄いぞDION!
しかもなぜか分からないけど、2.4MぐらいにスピードUPしてるしっ!

こーして完璧なADSL環境が完成し、一件落着を見たような気分なわけである。


2007/03/09 12:15 | Comments(0) | TrackBack() | デジタル関係

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