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2024/11/22 18:32 |
東北復興ボランティア隊 参戦記 その6
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瓦礫撤去が終わって、来た道を帰る。
道は通ってるし、街にも車は走ってるけど、崩れたままの建物もまだまだいっぱいあるし、明らかに震災前には何かが建っていたような空き地も目立った。

作業は
大体10時~11時半までが午前作業
12時半まで休憩
そこから14時半まで作業なので、合計しても作業時間は4時間足らず。
暑い時期ということもあり、時々休憩も入るし、みんな適度に休憩も入れているので、体力的なキツさはない。近くの人とおしゃべりしたり、わりと和気藹々な雰囲気での作業でした。
4時間足らずという短い時間だけど、GWということもあって100人近くが入っているので、before-afterがハンパない。
朝は瓦礫の山だった場所が、綺麗な土地に生まれ変わるの。人海戦術すげーな。
空き地には花を植えてサプライズするんだって。
俺たちが頑張って綺麗にしたあの土地に、次行った時花なんか咲いてたら、絶対泣いてしまうわ。

さて。
衝撃の瓦礫撤去が終われば、後はホレ、アレですよ。
メインイベント、つまり酒であり、宴会です。
遠野まごころネットに帰ってきたら、シャワーを浴びに行く人とか、風呂に入りに行く人や、帰る人、食事に行く人、食事を買いに行く人とみんなバラバラだけど、20時ぐらいにはみんな落ち着いてきて、宿泊所に帰ってくる。
もちろん俺は、音速でシャワーを浴びた後、これまた音速でスーパーで焼酎とつまみを買い込み、宿泊所で少人数宴会を誰よりも早く開催していたからね。
みんなが帰ってくる頃には、もう余裕で出来上がってた。
キッチンもあるので、誰かが何かしら料理してて、気がつけばテーブルにいろんな食べ物が並んでる。何もしなくても誰かの手料理が食べられてしまう。ってか料理しているのは常に男性で、女性が料理しているところは、滞在中一度すら見なかったのが印象的でした。もはや料理の出来る女性は絶滅危惧種なのか。

どちらから来たんですかーに始まり、ここに来たキッカケとかどんな作業してきたとか、いろんな人といろんな話をした。酒が潤滑油になって、なんだかみんな一気に仲良くなってた。
酒はいいよね。俺ね、ホント酒が飲める体質でよかったと思う。
みんな当然のように、スマホでFBの友達登録とかしとった。あれいいよね、散々盛り上がっといて「ところであんた誰?」とか聞きにくいけど、あれなら自然に名前聞きなおせるし。
「スマホとか(笑)情弱乙(笑)」とか言っていた俺も、これは大変羨ましかった。ので帰ったその日にスマホに替えたった。

いろんな人が来てた。
若い人からリタイヤ組と思われる年代の人も。
一家まるごと来てて、小さな女の子もおった。
何故かお父さんだけで来ている人も。家族にも声かけたけど、余裕で断られたとかゆーてた。
職業も住んでる場所も様々。
普通に生きていたら、絶対に関わることの無かった人たちばかり。
そりゃあ楽しいですよ。酒も進みますわな。

今回、東北に生まれて初めて行ったんですが、何が驚いたって、東北弁の可愛さですよ。
東北弁のネイティブ女子がいたんですけど、イントネーションが可愛い。
これまで、博多弁最強説を唱え続けてきた我々ですが、なかなかどうして東北弁も負けてない。
しかし何故だろう。あんなに可愛かったのに、俺が「んだんだ」とかゆーても、全然可愛くない。むしろキモさ12%増量。おかしい。

来るまでは、2度来ることは絶対無いと思ってた。
1度行ったら「まぁこんなもんか」と納得して、それで終わり。
俺の性格なら間違いなくそう。
しかし今は、隙あらばまた行ってやろうと、関東出張があれば無理やり金曜日に持って行けないものかと裏工作する日々。そしたら土曜の朝には向こう着けるし。
「復興に貢献する!」とかいう暑苦しい信念は、全く無いわけじゃないけど、あんまありません。ただ、あの地での仲間たちとの出会いが、楽しくてしょうがない。不謹慎かも知れんけど。
こんな俺でもなんと友達できたもんね。

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また行くし。まだ見ぬ仲間と、最高に旨い酒を飲みに。
俺たちがここを、オランダ園みたいにしたるし。

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2012/05/10 21:53 | Comments(0) | ボランティア

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