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2024/11/23 01:23 |
霊仙山 登ってきました
霊仙山(りょうぜんさん)に行ってきました。
春には花咲き乱れるそうですが、この季節は無理でしょう。
紅葉は少し期待できるかも。

入り口が分からなくて、随分と時間を食った。
ようやく見つけた登山道への道は、ものすごく細くて、道路には岩が転がりまくり。
しょっちゅう岩に道をふさがれ、車を止めて岩をどけるという作業をする必要があった。
おまけに穴だらけで、相当な悪路。
泣きそうになりながらハンドルにしがみついて、対向車が来ないことを祈り続けた。

登山道に着いたのが、ちょうどお昼。
コースタイム的に、17時に降りてくるのは難しいか、結構ギリギリ。
うーむ。これはどこかで引き返す可能性もあるのぉ。

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入り口。
杖を貸してくれるみたい。
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いらなくなったらポイしていいわけでなく、ここまで持って帰ってこなきゃならないのは、ちょっと邪魔になるかもしれんね。

しばらく進むと山小屋が。
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山小屋の前にキャンプサイトがあり、500円とか書いてた。
水で冷やされた飲み物も無人販売してた。
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ペットボトルのジュースは200円。まぁ暴利とはいえんね。富士山は失笑しかでん高さだが。

汗拭き峠とやらに到着。
ここで分岐になり、ぐるっと回ってここに戻ってくるのが今回のコース。
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ここから下まで降りて、後は川沿いをずっとまっすぐ歩く。
あまりにも静かなので、歌を歌いながら歩く。
ようやく体が温まってきて、歩くのが楽になってきた。ペースが上がる。

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廃村に出る。
ここでいったん普通の道を歩いて、再び山に入るんだけど、どうも地図の道が分かりづらくて、散々右往左往してしまった。
ここで人に出会い、汗拭き峠までの道を聞かれる。
その人も随分迷ったらしい。やっぱ分かりづらいよなここ。

登山道を発見し、そこから再び登る。
もうここからは、ひたすら登る登る。ジグザグの道をガンガン登る。かなりキツめ。

散々登って登りきったところで、今度は岩場になる。
ストックを仕舞い、前足を巧みに使って登る。かなり急なのぼりで、キツかった。
途中で降りてくる団体に出会い、ちょっと立ち話。

このあたりから、景色が抜群に綺麗になってくる。
山本には「まるで日本アルプスかのような雄大な景色」とか紹介が書かれていた。そんなことゆってどーせショボいんだろうとか思っていたけど、なかなかどうして雄大でした。

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山の向こうに山があり、また向こうに山があって、延々と続いていく。天気がよければ、金沢の白山も見えるらしい。
写真は狭いから、雄大さが伝わらないのがもどかしい。
これは凄い。ここまで来るのはキツいけど、この景色はすごい。

きつい岩場を登りきったら、緩やかなのぼりになってて、ここからは楽。
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歩いてきた道。快適。

ここらへんから、本気モードの岩場になる。
岩場も岩場。岩しかない。もちろん道なんてない。
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普通の靴なら、1分で足の裏痛くなりそう。
乗ると動く「浮き石」も意外に多いので、慎重に歩く。

そして岩場の頂点に、展望台が。
といってもベンチもないし、お金入れたら見られる双眼鏡もないけど。
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ここの景色は最高。
岩に腰を下ろして、家から作って持ってきたお弁当を食べる。
この季節は虫もほとんど居ないし、いいねぇ。

ここからは山のてっぺんを、ずーっと歩いていく。
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この、見えている山のてっぺんを、ずーっと向こうまで歩いていく。
振り返ると、自分の歩いてきた山や、さっきの展望台が見える。なんか楽しい。

山のてっぺんを歩いているので、景色は相変わらず素晴らすい。
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紅葉が、良い感じで景色に彩りを加えてる。

ここいらで山頂。
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ここで前方の茂みが「ガサガサ!」と音を立てた。
とっさに「すわっ、熊か!?」と、いつでもカメハメハを撃てるよう構えたんだけど、鹿でした。
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さっきから、女の悲鳴みたいな鳴き声がするなーとは思っていたんだけど、まさか鹿だったとは。
野生の鹿、それも群れをはじめて見たので感動した。


が、たとえ100メートルぐらい離れていても、巨大な動物は結構怖い。
逃げて行ってくれるから良いけど、あれがこっちに来たとしたら、さよなら現世よろしく来世だよね。熊ならなおさら。
100均で買った熊よけの鈴を、必要以上にガンガン鳴らしながら進む。

そして鹿に気を取られていたのと、最短ルートで行こうというよこしまな考えのせいで、ルートを大幅に間違える。
本来は頂上から、いったん戻らなきゃいけないんだけど、何故か山では帝王学が盛んらしく、後退=死あるのみという結論に至り、そのまま道なき道を前進してしまった。
踏み跡もあるし、目的とするルートは、まっすぐ行けばいずれ当たるし、まぁ平気だろうと思ってたんだが。
想像以上に困難な道のりでした。
踏み跡のように見えたのは、野生動物が土を掘り返した跡だったみたい。
コンパスで方向をしょっちゅう確認して、なんとか登山道に復帰できたのはそれから30分後。
結果としてショートカットは出来たんだけど、無駄に疲れた。鹿のフンだらけだったし。

ふたたび汗拭き峠の分岐まで戻った頃には、すっかり暗くなってました。
空はまだ明るいんだけど、森の中なのですぐに暗くなる。
ライトを取り出して、道を照らしながらゆっくり降りた。

降りきったら、ほぼ満車状態だった登山口の駐車場は、俺の車だけがポツンと残ってました。

今回の軌跡

時間的にもルート的にも、ちょっと強引過ぎたなーと反省。


2009/10/25 18:40 | Comments(0) | TrackBack() | 登山

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