滋賀県のマキノ町にある、三国山と赤坂山に登ってきました。
ここはふもとに温泉があり、でっかい駐車場もあるので便利。
キャンプ場や川もあり、この時期は家族連れでいっぱい。
ちなみに日本でカタカナ表記の町はマキノとニセコだけ。
滋賀県すげーと恐れ入るがいいよ。
ここはふもとに温泉があり、でっかい駐車場もあるので便利。
キャンプ場や川もあり、この時期は家族連れでいっぱい。
ちなみに日本でカタカナ表記の町はマキノとニセコだけ。
滋賀県すげーと恐れ入るがいいよ。
この日の俺は、なんかしらんけど無計画すぎた。
なにも考えずに家を飛び出して、気がついたら登っていた感じ。
食べ物はゼロ、水も1リットルのみ。
どうやら、さんざん来ているマキノの山をナメていたらしい。
ナメた装備で来たせいで、後でとんでもない苦労を強いられる羽目になる。
登山口。
ちょっと分かりづらい。
夏真っ盛り、超晴天の日。
暑くて暑くて、あっという間に汗だく。
水を飲むも、早くも残量が心配になってきて、セーブし出す。
1時間ほど歩くと、屋根のある休憩所に着く。
女性二人の先客がいて、ここで初めて人に会う。
二人は俺と
「暑い。涼しい朝のうちに登るべきだったー」
というような話をした後、俺より先に出発。
しかし暑い。もうすでに汗拭きタオルが重くなってきとる。
近くの看板にかけて干し、少し長めに休憩。
そして出発。
たまに影になる道を歩く。
道自体はほとんど一本道で、分かりやすいし歩きやすい。
水場!
川に出会う。
さわってみると、冷たくて超気持ちいい!
タオルを水に浸し、汗を拭く。
川のそばは風も吹いていて、ものすごく快適。
ちっこい滝みたいなのもみられた。
滝の上から。ちょっと涼しい気分に。
そこから1時間ほど登ると、一気に視界が広がる。
遠目に琵琶湖も見える。
もうすぐ赤坂山の山頂。
そして山頂。
山頂には4、5人の人が、休んだり弁当食べたりしてた。
続いて三国山へ。
すぐに危険な香りの漂う、崖に出くわす。
まぁ鎖張ってるから平気なんだけど。
そこから森の中へ。
こんな風に、先の見えない道がなんか好きだ。
道無き道を行くのは不安なだけなんだけど、こんな風に間違いなく目標に向かっていて、でもその先は曲がってるのか落ちてるのか上がってるのか、行ってみるまでは分からないってのがワクワクする。
これはまるで人生のようよのぉ、とウイスキーでもくゆらせる俺カコイイ!
ウイスキー飲めないけど。
三国山山頂への道は、いったんルートを離れて登っていく必要がある。
細く急で、かつぬるかむ道を行き、たどり着いた山頂には!
8畳ぐらいのスペースがあるだけの山頂。
展望もなし。
岩によじ登って、そこから爪先立ちで必死に取った写真がこの上の写真。
トゥシューズがあればもう少しいけたかも。画鋲抜き取ってから履かなあかんけど。
また同じ道を戻って、さっきの道に合流する。
あとは時折見られる壮大な景色を楽しみつつ、のんびり帰るだけ。
ふもとに着いたら温泉に入って、ゆっくりバイクで帰る。
素晴らしい休日!
黒河越で道を間違ったところあたりから、悲劇の幕は開かれる。
ちなみにこの時点で、もう水なしでした。
地図によれば、大体1時間ぐらいでふもとに着くはず。
30分歩きました。そろそろ見えても良いはずの目印が見えません。
17時を過ぎたので、ちょっとあせってペースをあげました。
1時間歩いたのに、まだ着かない。
そろそろ汗をかかなくなってきた。脱水症状の第一段階。ヤバイ。
さすがにコレは間違えてる。
多分、南に行くつもりが北に行ってしまい、敦賀(福井県)の方に来てしまってるのではないかと推察。でも曇りで太陽が見えないので方角が分からず、人も通らず、判断する方法が無い。
行くか戻るか。
戻るにしても、水なしでさっきの場所まで歩ける自身が無い。
このまま行って、敦賀でタクを拾うのはどうだろう。
夜営道具も一切なし。携帯ももちろん圏外。
これはちょっとまずいかも分からんね。
と、そこに川に遊びに来ていた家族連れを発見。
車のナンバーは見事に敦賀。
おかーさんに道を聞いてみると、やはり俺は敦賀に向かっているらしい。ってかもう余裕で敦賀に入ってるらしい。
いつの間にか県越しちゃってました。
即方向転換。
天城越えを歌いながら、再び県越。
元の道に戻るのに単純に倍の時間がかかるとして、何とか日が暮れる前には戻れそう、かな。
己のおろかさをのろいつつ、歩を進めるも、体の水不足は深刻になってきた。
右半身のしびれが体全体に広がってきた。
脱水症状最終段階。ここまではマラソンで経験がある。この先は本能がヤバイと告げている。
あかん。動けるうちに、そろそろ本気で水を確保しないと。
天を見上げる。雨は降りそうに無い。
下を向く。川が流れている。
...ワイルドにいっとくか!?
GET WILDしちゃうか!?
1人では解けない愛のパズルを抱いちゃうか!?
幸いここは人里はなれまくりの、名水も湧き出とる山の川水。
浄水器からの水を愛飲する現代人な俺でも、多分大丈夫ってか飲まなきゃ死ぬ。
道をそれ、川に降りれる道を探し、川のそばまで行く。
うむ。綺麗な気がする。
触れてみると、とても冷たい。
手ですくってガンガン飲んだ。むちゃくちゃうまい。
五臓六腑に染み渡るうまさ。
これはリンダでなくても止まらない。
飲んでも飲んでも飲み足りなくて、その場で1リットルぐらいは飲んだ。げぷー。
一回飲むと慣れてしまい、その後も川に降りれそうなところでは欠かさず降りて、ガンガン飲んだ。
琵琶湖の貯水量に影響が出そうなぐらい飲んだ。
このおかげで元気になり、なんとか日が暮れるまでに山を降りることが出来た。
ちゃっかり温泉にも入り、閉館ギリギリまで温泉を堪能したった。
ちなみに間違えたのは、この看板を見落としていたせい。
そして看板の横にある、この分かりづらい道に入り損ねたせい。
今回の敗因は、一言で言えばナメ過ぎなんだけど、迷った時にコンパスがあればすぐに間違いに気付けたと思われる。
あと、水不足による焦りが、判断を鈍らせた。
この後コンパスを買い、水は日帰りでも3リットル以上持って入るようになりました。
無駄に重い。
あと数日はドキドキしてたけど、おなかも平気でした。
なにも考えずに家を飛び出して、気がついたら登っていた感じ。
食べ物はゼロ、水も1リットルのみ。
どうやら、さんざん来ているマキノの山をナメていたらしい。
ナメた装備で来たせいで、後でとんでもない苦労を強いられる羽目になる。
登山口。
ちょっと分かりづらい。
夏真っ盛り、超晴天の日。
暑くて暑くて、あっという間に汗だく。
水を飲むも、早くも残量が心配になってきて、セーブし出す。
1時間ほど歩くと、屋根のある休憩所に着く。
女性二人の先客がいて、ここで初めて人に会う。
二人は俺と
「暑い。涼しい朝のうちに登るべきだったー」
というような話をした後、俺より先に出発。
しかし暑い。もうすでに汗拭きタオルが重くなってきとる。
近くの看板にかけて干し、少し長めに休憩。
そして出発。
たまに影になる道を歩く。
道自体はほとんど一本道で、分かりやすいし歩きやすい。
水場!
川に出会う。
さわってみると、冷たくて超気持ちいい!
タオルを水に浸し、汗を拭く。
川のそばは風も吹いていて、ものすごく快適。
ちっこい滝みたいなのもみられた。
滝の上から。ちょっと涼しい気分に。
そこから1時間ほど登ると、一気に視界が広がる。
遠目に琵琶湖も見える。
もうすぐ赤坂山の山頂。
そして山頂。
山頂には4、5人の人が、休んだり弁当食べたりしてた。
続いて三国山へ。
すぐに危険な香りの漂う、崖に出くわす。
まぁ鎖張ってるから平気なんだけど。
そこから森の中へ。
こんな風に、先の見えない道がなんか好きだ。
道無き道を行くのは不安なだけなんだけど、こんな風に間違いなく目標に向かっていて、でもその先は曲がってるのか落ちてるのか上がってるのか、行ってみるまでは分からないってのがワクワクする。
これはまるで人生のようよのぉ、とウイスキーでもくゆらせる俺カコイイ!
ウイスキー飲めないけど。
三国山山頂への道は、いったんルートを離れて登っていく必要がある。
細く急で、かつぬるかむ道を行き、たどり着いた山頂には!
8畳ぐらいのスペースがあるだけの山頂。
展望もなし。
岩によじ登って、そこから爪先立ちで必死に取った写真がこの上の写真。
トゥシューズがあればもう少しいけたかも。画鋲抜き取ってから履かなあかんけど。
また同じ道を戻って、さっきの道に合流する。
あとは時折見られる壮大な景色を楽しみつつ、のんびり帰るだけ。
ふもとに着いたら温泉に入って、ゆっくりバイクで帰る。
素晴らしい休日!
黒河越で道を間違ったところあたりから、悲劇の幕は開かれる。
ちなみにこの時点で、もう水なしでした。
地図によれば、大体1時間ぐらいでふもとに着くはず。
30分歩きました。そろそろ見えても良いはずの目印が見えません。
17時を過ぎたので、ちょっとあせってペースをあげました。
1時間歩いたのに、まだ着かない。
そろそろ汗をかかなくなってきた。脱水症状の第一段階。ヤバイ。
さすがにコレは間違えてる。
多分、南に行くつもりが北に行ってしまい、敦賀(福井県)の方に来てしまってるのではないかと推察。でも曇りで太陽が見えないので方角が分からず、人も通らず、判断する方法が無い。
行くか戻るか。
戻るにしても、水なしでさっきの場所まで歩ける自身が無い。
このまま行って、敦賀でタクを拾うのはどうだろう。
夜営道具も一切なし。携帯ももちろん圏外。
これはちょっとまずいかも分からんね。
と、そこに川に遊びに来ていた家族連れを発見。
車のナンバーは見事に敦賀。
おかーさんに道を聞いてみると、やはり俺は敦賀に向かっているらしい。ってかもう余裕で敦賀に入ってるらしい。
いつの間にか県越しちゃってました。
即方向転換。
天城越えを歌いながら、再び県越。
元の道に戻るのに単純に倍の時間がかかるとして、何とか日が暮れる前には戻れそう、かな。
己のおろかさをのろいつつ、歩を進めるも、体の水不足は深刻になってきた。
右半身のしびれが体全体に広がってきた。
脱水症状最終段階。ここまではマラソンで経験がある。この先は本能がヤバイと告げている。
あかん。動けるうちに、そろそろ本気で水を確保しないと。
天を見上げる。雨は降りそうに無い。
下を向く。川が流れている。
...ワイルドにいっとくか!?
GET WILDしちゃうか!?
1人では解けない愛のパズルを抱いちゃうか!?
幸いここは人里はなれまくりの、名水も湧き出とる山の川水。
浄水器からの水を愛飲する現代人な俺でも、多分大丈夫ってか飲まなきゃ死ぬ。
道をそれ、川に降りれる道を探し、川のそばまで行く。
うむ。綺麗な気がする。
触れてみると、とても冷たい。
手ですくってガンガン飲んだ。むちゃくちゃうまい。
五臓六腑に染み渡るうまさ。
これはリンダでなくても止まらない。
飲んでも飲んでも飲み足りなくて、その場で1リットルぐらいは飲んだ。げぷー。
一回飲むと慣れてしまい、その後も川に降りれそうなところでは欠かさず降りて、ガンガン飲んだ。
琵琶湖の貯水量に影響が出そうなぐらい飲んだ。
このおかげで元気になり、なんとか日が暮れるまでに山を降りることが出来た。
ちゃっかり温泉にも入り、閉館ギリギリまで温泉を堪能したった。
ちなみに間違えたのは、この看板を見落としていたせい。
そして看板の横にある、この分かりづらい道に入り損ねたせい。
今回の敗因は、一言で言えばナメ過ぎなんだけど、迷った時にコンパスがあればすぐに間違いに気付けたと思われる。
あと、水不足による焦りが、判断を鈍らせた。
この後コンパスを買い、水は日帰りでも3リットル以上持って入るようになりました。
無駄に重い。
あと数日はドキドキしてたけど、おなかも平気でした。
トラックバック
トラックバックURL:
おおおおー。なんか遭難一歩手前?じゃん?怖ぇーなー!
山の迷子ってすっげー捜索費用が莫大だと聞いたが…(ちなみに海は無料)
捜索願い出される寸前でよかったよかった。
しかし、「失敗は成功のもと」と言うじゃないか。
次に登山する時には一歩成長してるんでしょうな。
方角を知るのによく聞くのは植物の向き。だいたい太陽の出る方角を向いてる。
わしの部屋にある植物は全部東を向いてる。
でも山の植物じゃ分かりづらいか?
方位磁石も最近は小さくなったもんだ。腕時計とかに付けられるのとか
見たことある。わしが方位磁石を使う時は風水ぐらいだが(^^;)
マキノって地名、ニュースで見たな。何か電車の運転手が盗撮がどーのこーの。
関東にはYRP野比っていう駅がある。アルファベットの地名も日本じゃここだけ(らしい)
降りたことないけど。三浦の水族館に行く時に特急で飛ばす駅。
欽ちゃんが「疲労には水よりもめんつゆが一番!」って言ってた(笑)
24時間マラソンの時、めんつゆを飲んでたらしい。