忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/11/23 05:50 |
三国山・赤坂山
滋賀県のマキノ町にある、三国山と赤坂山に登ってきました。
ここはふもとに温泉があり、でっかい駐車場もあるので便利。
キャンプ場や川もあり、この時期は家族連れでいっぱい。
63432a19.jpg







ちなみに日本でカタカナ表記の町はマキノとニセコだけ。
滋賀県すげーと恐れ入るがいいよ。

拍手

この日の俺は、なんかしらんけど無計画すぎた。
なにも考えずに家を飛び出して、気がついたら登っていた感じ。
食べ物はゼロ、水も1リットルのみ。
どうやら、さんざん来ているマキノの山をナメていたらしい。
ナメた装備で来たせいで、後でとんでもない苦労を強いられる羽目になる。

01531998.jpg







登山口。
ちょっと分かりづらい。

fe1b551d.jpg







夏真っ盛り、超晴天の日。
暑くて暑くて、あっという間に汗だく。
水を飲むも、早くも残量が心配になってきて、セーブし出す。

1時間ほど歩くと、屋根のある休憩所に着く。
420d4e77.jpg







女性二人の先客がいて、ここで初めて人に会う。
二人は俺と
「暑い。涼しい朝のうちに登るべきだったー」
というような話をした後、俺より先に出発。

しかし暑い。もうすでに汗拭きタオルが重くなってきとる。
近くの看板にかけて干し、少し長めに休憩。
そして出発。

d4296000.jpg







たまに影になる道を歩く。
道自体はほとんど一本道で、分かりやすいし歩きやすい。

a8fbeea8.jpg







水場!
川に出会う。
さわってみると、冷たくて超気持ちいい!
タオルを水に浸し、汗を拭く。
川のそばは風も吹いていて、ものすごく快適。

ちっこい滝みたいなのもみられた。
滝の上から。ちょっと涼しい気分に。


ea809ef8.jpg







そこから1時間ほど登ると、一気に視界が広がる。
遠目に琵琶湖も見える。
もうすぐ赤坂山の山頂。
aa02da27.jpg3df1585e.jpg6ef7c02f.jpg







そして山頂。
山頂には4、5人の人が、休んだり弁当食べたりしてた。


続いて三国山へ。
すぐに危険な香りの漂う、崖に出くわす。
まぁ鎖張ってるから平気なんだけど。
c69f863e.jpg1698df73.jpge47139a7.jpg







そこから森の中へ。
22c85a48.jpg







こんな風に、先の見えない道がなんか好きだ。
道無き道を行くのは不安なだけなんだけど、こんな風に間違いなく目標に向かっていて、でもその先は曲がってるのか落ちてるのか上がってるのか、行ってみるまでは分からないってのがワクワクする。
これはまるで人生のようよのぉ、とウイスキーでもくゆらせる俺カコイイ!
ウイスキー飲めないけど。

三国山山頂への道は、いったんルートを離れて登っていく必要がある。
細く急で、かつぬるかむ道を行き、たどり着いた山頂には!
6e7c0b78.jpg







8畳ぐらいのスペースがあるだけの山頂。
展望もなし。
岩によじ登って、そこから爪先立ちで必死に取った写真がこの上の写真。
トゥシューズがあればもう少しいけたかも。画鋲抜き取ってから履かなあかんけど。
また同じ道を戻って、さっきの道に合流する。

7e876ca2.jpg8dd8d95e.jpg







あとは時折見られる壮大な景色を楽しみつつ、のんびり帰るだけ。
ふもとに着いたら温泉に入って、ゆっくりバイクで帰る。
素晴らしい休日!

黒河越で道を間違ったところあたりから、悲劇の幕は開かれる。
ちなみにこの時点で、もう水なしでした。

地図によれば、大体1時間ぐらいでふもとに着くはず。
30分歩きました。そろそろ見えても良いはずの目印が見えません。
17時を過ぎたので、ちょっとあせってペースをあげました。
1時間歩いたのに、まだ着かない。
そろそろ汗をかかなくなってきた。脱水症状の第一段階。ヤバイ。

さすがにコレは間違えてる。
多分、南に行くつもりが北に行ってしまい、敦賀(福井県)の方に来てしまってるのではないかと推察。でも曇りで太陽が見えないので方角が分からず、人も通らず、判断する方法が無い。
行くか戻るか。
戻るにしても、水なしでさっきの場所まで歩ける自身が無い。
このまま行って、敦賀でタクを拾うのはどうだろう。
夜営道具も一切なし。携帯ももちろん圏外。
これはちょっとまずいかも分からんね。

と、そこに川に遊びに来ていた家族連れを発見。
車のナンバーは見事に敦賀。
おかーさんに道を聞いてみると、やはり俺は敦賀に向かっているらしい。ってかもう余裕で敦賀に入ってるらしい。
いつの間にか県越しちゃってました。

即方向転換。
天城越えを歌いながら、再び県越。
元の道に戻るのに単純に倍の時間がかかるとして、何とか日が暮れる前には戻れそう、かな。
己のおろかさをのろいつつ、歩を進めるも、体の水不足は深刻になってきた。
右半身のしびれが体全体に広がってきた。
脱水症状最終段階。ここまではマラソンで経験がある。この先は本能がヤバイと告げている。
あかん。動けるうちに、そろそろ本気で水を確保しないと。
天を見上げる。雨は降りそうに無い。
下を向く。川が流れている。

...ワイルドにいっとくか!?
GET WILDしちゃうか!?
1人では解けない愛のパズルを抱いちゃうか!?

幸いここは人里はなれまくりの、名水も湧き出とる山の川水。
浄水器からの水を愛飲する現代人な俺でも、多分大丈夫ってか飲まなきゃ死ぬ。

道をそれ、川に降りれる道を探し、川のそばまで行く。
うむ。綺麗な気がする。
触れてみると、とても冷たい。
手ですくってガンガン飲んだ。むちゃくちゃうまい。
五臓六腑に染み渡るうまさ。
これはリンダでなくても止まらない。
飲んでも飲んでも飲み足りなくて、その場で1リットルぐらいは飲んだ。げぷー。

一回飲むと慣れてしまい、その後も川に降りれそうなところでは欠かさず降りて、ガンガン飲んだ。
琵琶湖の貯水量に影響が出そうなぐらい飲んだ。

このおかげで元気になり、なんとか日が暮れるまでに山を降りることが出来た。
ちゃっかり温泉にも入り、閉館ギリギリまで温泉を堪能したった。

ちなみに間違えたのは、この看板を見落としていたせい。
06a342e0.jpg







そして看板の横にある、この分かりづらい道に入り損ねたせい。
3ca1cbde.jpg








今回の敗因は、一言で言えばナメ過ぎなんだけど、迷った時にコンパスがあればすぐに間違いに気付けたと思われる。
あと、水不足による焦りが、判断を鈍らせた。

この後コンパスを買い、水は日帰りでも3リットル以上持って入るようになりました。
無駄に重い。
あと数日はドキドキしてたけど、おなかも平気でした。


2009/08/24 20:29 | Comments(2) | TrackBack() | 登山

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

こんちゃーっす。捻挫して全く身動きがとれない今日この頃です(T_T)
おおおおー。なんか遭難一歩手前?じゃん?怖ぇーなー!
山の迷子ってすっげー捜索費用が莫大だと聞いたが…(ちなみに海は無料)
捜索願い出される寸前でよかったよかった。
しかし、「失敗は成功のもと」と言うじゃないか。
次に登山する時には一歩成長してるんでしょうな。
方角を知るのによく聞くのは植物の向き。だいたい太陽の出る方角を向いてる。
わしの部屋にある植物は全部東を向いてる。
でも山の植物じゃ分かりづらいか?
方位磁石も最近は小さくなったもんだ。腕時計とかに付けられるのとか
見たことある。わしが方位磁石を使う時は風水ぐらいだが(^^;)
マキノって地名、ニュースで見たな。何か電車の運転手が盗撮がどーのこーの。
関東にはYRP野比っていう駅がある。アルファベットの地名も日本じゃここだけ(らしい)
降りたことないけど。三浦の水族館に行く時に特急で飛ばす駅。
欽ちゃんが「疲労には水よりもめんつゆが一番!」って言ってた(笑)
24時間マラソンの時、めんつゆを飲んでたらしい。
posted by 悪友at 2009/08/25 15:22 [ コメントを修正する ]
コンパスは買ったわ。
登山で使うより、バイクで道に迷った時に使ってるほうが多いが。
posted by たからat 2009/09/06 10:46 [ コメントを修正する ]

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<同窓会などでよくある景色 | HOME | wiiでバイオハザード4 chapter2 その3>>
忍者ブログ[PR]