俺のおみや

wiiを買ったはいいが、家族や友人と遊ぶばかりで、１人では全く起動しない日々。
せっかくなので、１人で出来る人気のゲームをネットで調べて、買ってみた。
それが「バイオハザード４」
このシリーズをプレイするのは、これがはじめて。
ものすごく躊躇したんだけど、怖いもの見たさで買った。

過去に怖いゲームといえば、ＰＣ版アローンインザダークとエネミーゼロ。
これらをクリアしたのは、俺の中で迷宮組曲をクリアしたのと並ぶぐらいの自慢事項。誰も理解してくれないけど。

アローンインザダークは、バイオハザードのような恐怖系の元祖とも言える作品で、ポリゴンとか荒いんだけど、普通に血とか飛び散るし、化け物うようよいるし、普通に怖い。
たぶん外国のゲームだと思うんだけど、凄く大味で、ヒントもストーリーも何も全くない状態で、いきなり化け物がうようよしている館に放り込まれ、謎だらけの館から抜け出すのが、おそらく目的。
謎のほうも「そんなの絶対分かるかボケ」というようなアイテムの組み合わせだったり、ミス＝即死というような場面も多々あり、本当に苦労してクリアした。
エンディングが１分ぐらいだったのも、非常に大味で男らしいゲームだった。

エネミーゼロは、迷宮のような宇宙船の中を、謎を解きながら進んでいくアクションゲームなんだけど、これも怖かった。
宇宙船内には、エイリアンがいっぱいいるんだけど、これが姿が見えないのな。
頼りになるのは、主人公が耳につけている補聴器のようなものから出る、音。
生体が自分に近づくと音が鳴り、距離が離れていると音の間隔が長く、音の間隔が短くなればなるほどエイリアンが近くにいるというもの。この音で、敵の位置や数を知って、見えない敵めがけて銃を撃つ。複数のエイリアンに囲まれて、音が鳴りっぱなしになってると絶望的な気分になれた。
おまけに頼みの銃も数秒間エネルギーをチャージして、やっと一発撃てるもので、外したら９９％エイリアンのエサに。セーブ回数も弾数も制限があり、難易度高すぎ。
後のほうになると、音が鳴りにくいエイリアンとか新種も出てきて、もう本当に泣きそうになりながらプレイした。
それでもストーリーが面白くて、最後までやった。

そして今回、久しぶりにこれ系のゲームをやったわけですが。
俺が知らない間に、ゲームはこんなにも進化してたんだな。
もうね、最初からチビりそうでした。

大統領の娘が誘拐されて、凄腕エージェントの主人公が救出に向かうんだけど、いきなりゾンビ化した村人が襲ってきたりするのな。
暗い家の中から、ゆっくり斧持ってこっちに近づいてくるの。
主人公は、設定上は凄腕エージェントなんだけど、俺が操作すると
「うぁぁー！来るな来るな！」と、泣きながら銃をバンバン撃ちまくるただの素人に。
やっと村人を撃ち殺して静かになって、家から出ようとしたら、ドアを別の村人が押さえてんの！
なんか叫んでるし！仲間を呼んでる！？もしかして俺をキャンプファイアーにする気か？
慌てて窓を破って飛び出したら、また二人も襲ってくるし。もうこの時点で泣きそうやった。

もうこの時点で銃の弾なくなった。
無理だよぉ。もう大統領の娘とかどうでもいいから帰ろうよぉ。
って速攻来た道を戻ったら、村から出る唯一のつり橋が落とされてんの。
もうやだ。

普段は音楽も無いのに、なんとなく不穏な場所に来ると、じわじわ恐怖心をあおる音楽が流れたり、敵が多分イタリア語で「見つけたぞ！」とか叫んで、集団で襲ってきたりするの。
多少撃ったぐらいじゃ死なないし。絵がリアルすぎてグロいし。なんか寄生獣みたいなのいるし。
これは怖いわー。
あまりにもリアルなので、まるで自分がそこにいるような錯覚におちいり、１歩歩くごとに銃をあちこちに向けて敵がいないことを確認してから出ないと、先に進めない。
必死に「これはゲームこれはゲーム。ゾンビなんてなーいさ、ゾンビなんて嘘さ」
とブツブツつぶやきながら、背中を壁にべったりつけた状態でなきゃ、とてもプレイしてられん。

大統領の娘が救出されるのは、ずいぶん先になりそうです。