プロジェクトが立ち上がったばかりの頃は、
「よーし!今度こそ芸術作品のような、素晴らしいソフトウェアを作るぞ!決してこれまでのような後半グダグダになったり、みんなでよってたかって、わけのわからんスパゲティソースにしたりはしないぞ!」
って誓うんです。毎回。ええ毎回。
にもかかわらず、毎回スパゲティになるわけです。毎回。ええ毎回。
ざっと100ぐらいの製品に関わり、プログラムを書いてきましたが、一度たりとも「これは完璧!」と思えるようなプログラムを書いたことがありません。
ちなみにソースというのはプログラムの事で、スパゲティソースというのは、んもぅ読む気も失せるような、めちゃくちゃなプログラムのことを指します。
一体これは何故なのか。
だーれも、最後にどんなものを作りたいのかが、分かってないからです。
では一例を挙げてみましょう。
「よーし!今度こそ芸術作品のような、素晴らしいソフトウェアを作るぞ!決してこれまでのような後半グダグダになったり、みんなでよってたかって、わけのわからんスパゲティソースにしたりはしないぞ!」
って誓うんです。毎回。ええ毎回。
にもかかわらず、毎回スパゲティになるわけです。毎回。ええ毎回。
ざっと100ぐらいの製品に関わり、プログラムを書いてきましたが、一度たりとも「これは完璧!」と思えるようなプログラムを書いたことがありません。
ちなみにソースというのはプログラムの事で、スパゲティソースというのは、んもぅ読む気も失せるような、めちゃくちゃなプログラムのことを指します。
一体これは何故なのか。
だーれも、最後にどんなものを作りたいのかが、分かってないからです。
では一例を挙げてみましょう。
たとえば、お客さんに「ドラえもん」を作って欲しいと言われたとします。
そしたらわてらは、お客さんから聞き出した「ドラえもん像」を基にして、ドラえもんを作るわけですよ。
ここで、ある程度余裕を持ったソフトを作る必要があるんです。
というのも、お客さんというのは、1000000000000%確実に、前言を翻したり、予想もしなかったような機能を増やしてくれと言ってくるんです。
だから、たとえばドラえもんを作れといわれたら、ドラえもんを作りつつも、最悪ドラみちゃんにしてくれと言われても、なんとかなるぐらいには余裕を持ったソフト設計を行います。
ここが経験とセンスが物を言う、ソフトウェア技術者の腕の見せ所のひとつです。
そしていよいよ最終段階。
ドラえもんがほぼ完成し、自信満々でお客さんに見せる!
「えーこれがドラえもん?」
来た来た!大丈夫!ドラみちゃんと言われてもなんとかなる準備は
「なんか根本的に違うなぁ」
えっ?
「あーごめんごめん。ドラえもんじゃなくてピカチュウだった。こりゃうっかり」
「というわけで来週までに直しておいてねー」
ってな事が起き。
もう納期も発売日も決まってるから、いまさらソフトを1から作ることは出来ず、ドラえもんを何とかピカチュウに持っていくわけですよ。
当然、完璧だった設計思想はめちゃくちゃです。
とにかく動くものを早く作らなきゃならない!
結果として、バグだらけの不満だらけのソフトを市場に出すことになります。
当然クレームも出ます。
客も大損害。ウチも大損害。みんなが不幸になる。
言い分
うちら:最初からピカチュウ作れとゆーてくれてたら、こんな不幸にはならないのに!!
客先:最初に一言「ほんとにドラえもんスか?ピカチュウやなくて?」と聞いて来いよ!!
極端な例ですが、現在のソフトウェア作りはこのようにして、不幸が蔓延しています。
繰り返しになりますが、だーれも、最後にどんなものを作りたいのかが、分かってないからです。
新製品開発の期間はどんどん短くなるのに、より高度な技術力を要求されています。
あの手この手で、何とか早く品質の高い物を作ろうと、いろんな技法や技術が作られてますが、全然人間が追いつけてない感があります。
この先、ソフトウェア業界はどーなってしまうのでしょう。
見届けてください。俺の滅び行く様と共に。
そしたらわてらは、お客さんから聞き出した「ドラえもん像」を基にして、ドラえもんを作るわけですよ。
ここで、ある程度余裕を持ったソフトを作る必要があるんです。
というのも、お客さんというのは、1000000000000%確実に、前言を翻したり、予想もしなかったような機能を増やしてくれと言ってくるんです。
だから、たとえばドラえもんを作れといわれたら、ドラえもんを作りつつも、最悪ドラみちゃんにしてくれと言われても、なんとかなるぐらいには余裕を持ったソフト設計を行います。
ここが経験とセンスが物を言う、ソフトウェア技術者の腕の見せ所のひとつです。
そしていよいよ最終段階。
ドラえもんがほぼ完成し、自信満々でお客さんに見せる!
「えーこれがドラえもん?」
来た来た!大丈夫!ドラみちゃんと言われてもなんとかなる準備は
「なんか根本的に違うなぁ」
えっ?
「あーごめんごめん。ドラえもんじゃなくてピカチュウだった。こりゃうっかり」
「というわけで来週までに直しておいてねー」
ってな事が起き。
もう納期も発売日も決まってるから、いまさらソフトを1から作ることは出来ず、ドラえもんを何とかピカチュウに持っていくわけですよ。
当然、完璧だった設計思想はめちゃくちゃです。
とにかく動くものを早く作らなきゃならない!
結果として、バグだらけの不満だらけのソフトを市場に出すことになります。
当然クレームも出ます。
客も大損害。ウチも大損害。みんなが不幸になる。
言い分
うちら:最初からピカチュウ作れとゆーてくれてたら、こんな不幸にはならないのに!!
客先:最初に一言「ほんとにドラえもんスか?ピカチュウやなくて?」と聞いて来いよ!!
極端な例ですが、現在のソフトウェア作りはこのようにして、不幸が蔓延しています。
繰り返しになりますが、だーれも、最後にどんなものを作りたいのかが、分かってないからです。
新製品開発の期間はどんどん短くなるのに、より高度な技術力を要求されています。
あの手この手で、何とか早く品質の高い物を作ろうと、いろんな技法や技術が作られてますが、全然人間が追いつけてない感があります。
この先、ソフトウェア業界はどーなってしまうのでしょう。
見届けてください。俺の滅び行く様と共に。
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コメント
俺が中学生のとき、なりたかったものは
「先生」「競輪選手」「ギター弾き」「通訳」あたりでした。
可能性は歳食えば狭まりますし、今からなりたいものを限定するなんてもったいない。
それでもあえて、ソフト作り屋になりたいとして、俺ごときからでも何か言うならば。
ゲーム以外のことをするといいと思います。
もちろんプログラムが出来たり、絵が描けたり、話が作れたらなお良いんですが、そんなものは後でどーにでもなります。
結局アイデアは、自分の経験と知識からしか出てこないので、やってもないのに「俺これダメ」とかは止めて、興味があったら片足突っ込んでみるべきだと思います。
団体競技とかオススメ。
集団の中で、個人がどうあるべきかが考えられるようになると思います。
それで見聞が広がったら、間違ってもプログラマになんてならんだろーな(笑
幸せになってください。
「先生」「競輪選手」「ギター弾き」「通訳」あたりでした。
可能性は歳食えば狭まりますし、今からなりたいものを限定するなんてもったいない。
それでもあえて、ソフト作り屋になりたいとして、俺ごときからでも何か言うならば。
ゲーム以外のことをするといいと思います。
もちろんプログラムが出来たり、絵が描けたり、話が作れたらなお良いんですが、そんなものは後でどーにでもなります。
結局アイデアは、自分の経験と知識からしか出てこないので、やってもないのに「俺これダメ」とかは止めて、興味があったら片足突っ込んでみるべきだと思います。
団体競技とかオススメ。
集団の中で、個人がどうあるべきかが考えられるようになると思います。
それで見聞が広がったら、間違ってもプログラマになんてならんだろーな(笑
幸せになってください。
posted by たからat 2009/03/16 20:47 [ コメントを修正する ]
ゲームソフト、つくりたい、いうてますねん。
「月」が英語で書かれへんほど、英語が出来へん中3なんやけど、
ゲーム作る、いうとりますねん。
頭悪いけど、馬鹿正直だけが取り柄の息子ですねん。
(つまり、クリエイティブてな言葉からは、ほど遠い奴なんですけど)
たからさんとこで、つこてもらえますやろか?
後3年したら、どうしたらええんですやろか?