大阪で、酒を飲んでたんです。
俺は、酒にはそこそこ強いつもりなんですよ。
元々は一口でアウトってな人だったんですけど、大学のころに武道系の部活に何をトチ狂ったか、所属してしまいまして。
そこでとんでもなく飲まされ。
人生において最も死に近いところまで急接近!ドキドキが止まらない!生死に関わる意味で!
ハゲタカも、ぐるぐる頭上を回ってましたね。
薄れ行く意識の中で、救急車がこっちに向かってるのが見えたり、
アスファルトって、ひんやりして気持ちいいとか思ったりすること幾星霜。
そんな経験を経て、いざ社会に出てみるとザルになっていました。
この時も、ペースは速いけどカクテル4,5杯ぐらいだし、意識も全然余裕だったんです。ホントに。
ほろよいで、のんびり電車で音楽なんぞ聴いてました。
しかし、新大阪から、高槻に向かうぐらいから、なにやら体内天気図の雲行きが怪しくなってきました。
俺は、酒にはそこそこ強いつもりなんですよ。
元々は一口でアウトってな人だったんですけど、大学のころに武道系の部活に何をトチ狂ったか、所属してしまいまして。
そこでとんでもなく飲まされ。
人生において最も死に近いところまで急接近!ドキドキが止まらない!生死に関わる意味で!
ハゲタカも、ぐるぐる頭上を回ってましたね。
薄れ行く意識の中で、救急車がこっちに向かってるのが見えたり、
アスファルトって、ひんやりして気持ちいいとか思ったりすること幾星霜。
そんな経験を経て、いざ社会に出てみるとザルになっていました。
この時も、ペースは速いけどカクテル4,5杯ぐらいだし、意識も全然余裕だったんです。ホントに。
ほろよいで、のんびり電車で音楽なんぞ聴いてました。
しかし、新大阪から、高槻に向かうぐらいから、なにやら体内天気図の雲行きが怪しくなってきました。
明らかに、体が不調を訴えてきたんです。
これはヤバイ。
インドで現地カレーをバカ食いしたときの、人生最大の壊滅的な食中毒が起こる直前の感覚とそっくりだ。
内臓の弱い俺は、こんな風になることがしょっちゅうなので、過去の経験から照らし合わせて、冷静に状況を判断してました。
周りはそこそこの込み具合。
トイレはこの車両には無い。
..逃げ場は無い。ひとまず待機しかないな。
音楽が、ものすごく遠くなってきた。
視界が狭くなり、どんどん白くなってる。明らかに貧血。
その時は立っていたんですけど、気分は最悪で、いつ地面に転がるかもしれんと、体を少し低くしてました。
そのまま数分の時が過ぎ。
最悪の体調から、少しだけ回復してきました。
と同時に、電車は高槻駅に到着。
ホームで少し休もうと考え、ホームに降り立ちました。
ホームに降りて、冷たい風に当たって、ほっと安心したら、プツっと意識が飛びました。
そりゃあもう綺麗に。ストンと。
ガン!
..ん?なんか痛い。ってかなにこれ?
気が付いたら、周りには茶色い石がいっぱい転がってて、電車のレールに触ってました。
向かいのホームの人が、おもくそ注目してて、周りがなんか大騒ぎしてる。
非常ベルみたいなのが鳴ってる。
それらが遠くの世界で起きているような、人事みたいに思えてて、みんな何やってんだろうなぁとか思いながら、レールの間に座って、ぼーっとしてた。
なんかホームから、手が差し伸べられてる。
よくわかんないけど、掴んでおくか。
と、その人の手をつかむと、ぐいっと持ち上げられて、ホームに引き戻された。
このあたりでようやく、あ、俺ホームから落ちたのかと認識。
ここからは酔いもぶっ飛び、意識は完全に戻った。
なんか手とか足とか痛い..おなかも痛い。
それが結構痛くて、ホームに引き上げられたまま、うずくまって動けないでいた。
そしたら駅員さんがきて、横の階段にとりあえず座るように言われる。
抱えられて階段に座る。
別の駅員さんが、車椅子を持ってきてくれる間に、引き上げてくれた人が状況の説明をしてた。
この人がふらふらとホームを横切って、そのままストンと落ちた。との事。
おかしいなぁ。俺が歩いたのはホームから2歩ぐらいだったと思ったのに。
ホームに降りて、椅子に座りたかったけど近くになくて、ああー椅子を探さなきゃーとか思ったのが最後の記憶。
車椅子が届き、それに座って駅務室に移動。
一部始終を見ていたり、色々と世話を焼いてくれた人が心配そうに俺を見てる。
その中の小学生とおぼしき少年が
「あんまり飲みすぎたらあかんで」
と、正論過ぎるアドバイスをくれる。ありがとう。気をつけるよ。
駅務室に移動。
そこで名前とか色々聞かれる。
救急車を呼ぶという事になったので、俺も家族に電話。
しかし、すでに寝てたらしく、まったくつながらず。まあいいか。
救急車と救急隊員が来る。
ああ、申し訳ない。
救急車の数が足りないとかいう話やのに、こんなよっぱらいの自損事故の為に、貴重な車と人員が割かれてしまうなんて。
右足をチェックするという事になり、ジーンズを脱ぐか切るかと言われる。
買ったばっかのジーンズなんだけど、もう穴も開いてるし、血まみれだから履けないし、切ってもらう。
ジーンズを切って右足をあらわにすると、ひー赤いーってか赤黒いー。
血が止まってないので止血してもらう。
その後救急車で病院へ行き、レントゲンとったり、触診したりしてた。
喉がベラボウに渇いてるので、水を欲しいと遠まわしに伝えたつもりが、何故か点滴を打つことに。
まぁ酔っ払いだから、酔いを醒ますにはいいんだろうけど。
人生初の点滴でした。注射嫌いだから泣きそうだったよ。言わなきゃ良かったと思った。
電車の時間もあるしってんで、なんとか終電には間に合うように、帰ることに。
明日また、検査のために来なきゃいけないらしい。
わざわざ高槻まで..めんどくさー。
いざ帰るとなって、思い切りスリット入ってるジーンズをどうするかという話になる。
俺は別にこのままでもええやん。セクシーやんとか思った(さすがに言わない)んだけど、捕まるとか猥褻物陳列罪とか公務執行妨害とか婦女暴行にあたるとか色々言われて、最終的に切れ目をホッチキスで止めるという力技で対応。
そんなヘンなジーンズをはきつつ、痛む足をさすりながら帰宅しました。
翌日、会社休んで行った病院では、3時間待たされ、5分診察で「問題ないから帰れ」でしたからね。
行く時に足の傷口開いてしもて、またしてもジーンズ赤黒く染めてたんですが、それは止めてもらえました。絆創膏で。
それ以外には、全く健康体でした。
色々と、運がよかった。
忘年会など酔っ払いが増える季節。
みなさま、酒にはお気をつけ下さいませ。
これはヤバイ。
インドで現地カレーをバカ食いしたときの、人生最大の壊滅的な食中毒が起こる直前の感覚とそっくりだ。
内臓の弱い俺は、こんな風になることがしょっちゅうなので、過去の経験から照らし合わせて、冷静に状況を判断してました。
周りはそこそこの込み具合。
トイレはこの車両には無い。
..逃げ場は無い。ひとまず待機しかないな。
音楽が、ものすごく遠くなってきた。
視界が狭くなり、どんどん白くなってる。明らかに貧血。
その時は立っていたんですけど、気分は最悪で、いつ地面に転がるかもしれんと、体を少し低くしてました。
そのまま数分の時が過ぎ。
最悪の体調から、少しだけ回復してきました。
と同時に、電車は高槻駅に到着。
ホームで少し休もうと考え、ホームに降り立ちました。
ホームに降りて、冷たい風に当たって、ほっと安心したら、プツっと意識が飛びました。
そりゃあもう綺麗に。ストンと。
ガン!
..ん?なんか痛い。ってかなにこれ?
気が付いたら、周りには茶色い石がいっぱい転がってて、電車のレールに触ってました。
向かいのホームの人が、おもくそ注目してて、周りがなんか大騒ぎしてる。
非常ベルみたいなのが鳴ってる。
それらが遠くの世界で起きているような、人事みたいに思えてて、みんな何やってんだろうなぁとか思いながら、レールの間に座って、ぼーっとしてた。
なんかホームから、手が差し伸べられてる。
よくわかんないけど、掴んでおくか。
と、その人の手をつかむと、ぐいっと持ち上げられて、ホームに引き戻された。
このあたりでようやく、あ、俺ホームから落ちたのかと認識。
ここからは酔いもぶっ飛び、意識は完全に戻った。
なんか手とか足とか痛い..おなかも痛い。
それが結構痛くて、ホームに引き上げられたまま、うずくまって動けないでいた。
そしたら駅員さんがきて、横の階段にとりあえず座るように言われる。
抱えられて階段に座る。
別の駅員さんが、車椅子を持ってきてくれる間に、引き上げてくれた人が状況の説明をしてた。
この人がふらふらとホームを横切って、そのままストンと落ちた。との事。
おかしいなぁ。俺が歩いたのはホームから2歩ぐらいだったと思ったのに。
ホームに降りて、椅子に座りたかったけど近くになくて、ああー椅子を探さなきゃーとか思ったのが最後の記憶。
車椅子が届き、それに座って駅務室に移動。
一部始終を見ていたり、色々と世話を焼いてくれた人が心配そうに俺を見てる。
その中の小学生とおぼしき少年が
「あんまり飲みすぎたらあかんで」
と、正論過ぎるアドバイスをくれる。ありがとう。気をつけるよ。
駅務室に移動。
そこで名前とか色々聞かれる。
救急車を呼ぶという事になったので、俺も家族に電話。
しかし、すでに寝てたらしく、まったくつながらず。まあいいか。
救急車と救急隊員が来る。
ああ、申し訳ない。
救急車の数が足りないとかいう話やのに、こんなよっぱらいの自損事故の為に、貴重な車と人員が割かれてしまうなんて。
右足をチェックするという事になり、ジーンズを脱ぐか切るかと言われる。
買ったばっかのジーンズなんだけど、もう穴も開いてるし、血まみれだから履けないし、切ってもらう。
ジーンズを切って右足をあらわにすると、ひー赤いーってか赤黒いー。
血が止まってないので止血してもらう。
その後救急車で病院へ行き、レントゲンとったり、触診したりしてた。
喉がベラボウに渇いてるので、水を欲しいと遠まわしに伝えたつもりが、何故か点滴を打つことに。
まぁ酔っ払いだから、酔いを醒ますにはいいんだろうけど。
人生初の点滴でした。注射嫌いだから泣きそうだったよ。言わなきゃ良かったと思った。
電車の時間もあるしってんで、なんとか終電には間に合うように、帰ることに。
明日また、検査のために来なきゃいけないらしい。
わざわざ高槻まで..めんどくさー。
いざ帰るとなって、思い切りスリット入ってるジーンズをどうするかという話になる。
俺は別にこのままでもええやん。セクシーやんとか思った(さすがに言わない)んだけど、捕まるとか猥褻物陳列罪とか公務執行妨害とか婦女暴行にあたるとか色々言われて、最終的に切れ目をホッチキスで止めるという力技で対応。
そんなヘンなジーンズをはきつつ、痛む足をさすりながら帰宅しました。
翌日、会社休んで行った病院では、3時間待たされ、5分診察で「問題ないから帰れ」でしたからね。
行く時に足の傷口開いてしもて、またしてもジーンズ赤黒く染めてたんですが、それは止めてもらえました。絆創膏で。
それ以外には、全く健康体でした。
色々と、運がよかった。
忘年会など酔っ払いが増える季節。
みなさま、酒にはお気をつけ下さいませ。
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