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2024/11/23 05:59 |
かわいい、という感覚
「明らかに、はばタンよりひこにゃんのが可愛いだろ。」

と、兵庫に住む姉貴に、滋賀に住む俺が説明した。

が、彼女の答えは驚愕の一言に尽きる。

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「ひこにゃんて何?」

ちょっ..ひこにゃん知らないんか!!
そんなんでよく今まで生きてこられたなー!!
ひこにゃん知らないなんて、人生の半分は損してへんでー!

ひこにゃんは、滋賀が全国に、いや世界にほこる、彦根城築城400年を祝うキャラで、滋賀のゆるキャラ代表や言うに。

俺が熱く語るのを聞いて、ウザそーに姉貴はPCで、ひこにゃんを見た。
そしてまた驚愕の一言。

「はばタンのが可愛いやん」

はばタン!!
もともとはオリンピック関係のマスコットだったってーのに、今は兵庫県のマスコットと、超出世したあのはばタンか!
確かに可愛い。強敵だ。

がっ!!


姉「こんな白い猫、よくある形やん」
俺「たっ、確かに、オリジナリティという意味では、はばタンのが優位にあるな」

俺「ひこにゃんはなー!特技:正座(ただし起き上がれない)とかがあるんやぞー!足が短いから正座は出来ても戻ってこられないんじゃ!!萌えまくるやろが!!」
姉「そんな、設定に頼るような可愛さは無効」

姉「はばタンは名前が可愛い。」
俺「名前は似たようなモンじゃね?」
姉「鳥で羽ばたく、猫でにゃん。明らかにスケール違うし」

...姉貴強えぇ。
ごめんひこにゃん。俺では君をはばタンに勝たせることが出来なかったよ。ごめんな出来の悪い県民で。

とまぁこんな風に、世界を巻き込んだ論争があったわけなんだけど、「可愛い」の感覚は個人によって、ある程度違いがある。
が、それほど大きな違いは無いらしく、万人が「可愛い」と思う究極のキャラを、どこかの研究機関が生み出したという話を、聞いたことがあるような気がする。

しかし、この「可愛い」の感覚は基本的に女性専用であることが多く、男性にはまったく理解不能という人も珍しくない。ってかそっちのが普通。

俺も昔はそーだった。
大学生の頃、当時付き合っていた人に、でっかいミッフィーのぬいぐるみとか、ピカチュウの目覚まし時計とかをプレゼントしたことがある。
彼女はとても喜んでくれて、それらを見て、かわいいかわいいと普段の2オクターブぐらい高い声を連発したもんだ。
俺にはその「かわいい」の意味はサッパリわからんかった。
ただのウサギと電気ネズミじゃね?
そー思っていた。
もちろんそんな事相手には言わなかったが。

さて、時を経て俺にもその感覚が、いつの間にか見についてしまった。
ミッキーは動いてナンボ、ハローキティは微妙、ポムポムプリンはかわいい。
俺の部屋には、ミッヒーのぬいぐるみがあふれておる。
そんなキモい俺を、女友達が慰めてくれた。
「かわいいって感覚が分かる男は貴重」

希少だろうけど貴重では無いよな。
そんな気がする今日この頃。まもなくみそぢ。

2007/08/14 18:36 | Comments(0) | TrackBack() | 日常

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