俺のおみや

今日もがんばった1日の終わり。

深夜に、誰しもふと、
「あ、レアチーズケーキ作りたい」
とか思うことは、よくある話である。

そこで今回はレアチーズケーキのレシピを公開。

レアチーズケーキを作る上での特徴といえば
・クリームチーズを大量に使うのでコストがかかる
・レンジ、オーブンなど不要
・比較的短時間でできる
・1口が重いから、腹持ちがいい
・1口が重いから、失敗したときは悲劇　たべてもたべてもなくならない

などが挙げられる。

では行きましょうか。

材料
粉ゼラチン　10グラム
クリームチーズ　１５０グラム　これは大抵２００でしか売ってない。
砂糖　好きなだけ
卵黄　1個
ホイップクリーム　２００ml＋２０mlぐらい

1．
事前準備　クリームチーズを冷蔵庫から出し、そのへんに放置しておく。

まずは粉ゼラチンを４０mlの水につけて軽くかき混ぜて溶かしておく。
容器は熱を通しやすい、銀の金属の器などが望ましい。
写真の陶器は悪い例。
どーせ後で再度溶かしなおすので、分量以外は適当でよし。









２．
ホイップクリームをとろんとするまでかき混ぜる。
あんまりしつこくかき混ぜると固形化してくるので、ほどほどのところで。
「とろん」の解釈は人ぞれぞれあろうが、たぶん誰のとろんでも正解なほど、幅広く受け止めてくれるから平気。










３．
放置プレイしていたクリームチーズを、ボールにイン。
溶け始めていると後の工程が楽。








４．
溶けかかったクリームチーズに情け容赦なく、ハンドミキサーでぐりぐりする。
硬いとなかなかミキサーの歯が立たないが、のんびり根気よく。







５．
これに卵黄、砂糖をざーっと入れて、混ぜる。










６．
ここが、最大の失敗ポイント。
さきほどの粉ゼラチンを見てくだされ。
すっかり水を吸い固まって、固めるテンプルみたいになってると思われます。
これを完全に溶かしきる必要があります。
そーしないと、ケーキが固まらない上、ゼラチンの玉が無数にケーキに無いに混入し、誰が見ても間違いの無い、大失敗となります。
俺がこの失敗の理由に気づいたのは、かなり最近です。10年間ぐらい、なぜ失敗するのか分かってませんでした。

粉ゼラチンが固まった容器を、熱いお湯などを当てて粉ゼラチンを溶かします。
ここで少しでもゼラチンが固まった状態だと、後がいくら完璧でも、即失敗となります。
泣きながら溶かしてください。

溶かしきったら、５．のボールの中身をちょっとだけ粉ゼラチン側に入れ、かき混ぜます。
まざったら、それを５．のボールにいれ、さらに２．のボールの中身も入れて、かき混ぜます。










７．
型に入れます。
台をトントンして、平らにするが良かろう。










８．
冷蔵庫に入れて、後は祈るばかり。

さて、余った５０gのクリームチーズの行く末を案じてみましょうか。
たった５０gでは、もうひとつクリームチーズを作るには力不足。
しかし、すげー年月がたってから、冷蔵庫の奥底からカビの生えたチーズにジョブチェンジして登場されたら目も当てられません。

とゆーわけで、５０gのクリームチーズでできる、かんたんおいしいレシピも合わせてご紹介。
今の時期はじゃがいもが安くておいしー季節ですので、適当コロッケです。

材料
クリームチーズ５０g
ジャガイモ　1個（大きさは適当。あえて言うならゴルフボール2個ぐらいの大きさ）
刻みネギ　適当
かつおぶし　適当
小麦粉、溶き卵、パン粉、油など。

１．
何はともあれ、まずは湯を沸かします。
ぐらぐらぐらぐら。
待ってる間に、ジャガイモの皮を包丁で座頭市します。
ジャガイモの芽には毒があるんで、長生きしたい人は芽を実も含めてごそっと切り取ってください。










２．
これを、ものすげー上品な人の1口サイズぐらいに切ります。
間違っても、ワイルドな冒険野郎の1口サイズにはしないように。火が通らなくなり、こめんどーです。








３．
煮え立った湯の中に、こいつらをどぼどぼ入れます。
火は中火にしてください。










４．
10分ぐらいそのまま放置し、たまに様子を見てやってください。
端でつきさし、簡単に通ったり、割れるようなら完了。
火を止めて湯を捨ててください。
これをボウルなど深い器に入れます。










５．
スプーンの裏など、適当なものでぐしぐし潰してください。
ここでまだ硬くて潰しきれないようなら、火が通ってません。
潰れない所だけ、またぐらぐらしてください。










６．
これに、クリームチーズ、ネギ、鰹節をドバッと入れます。









７．
かき混ぜまくってください。
最初はクリームチーズの野郎が頑固で、ヘタすりゃ腱鞘炎になるかもしれませんが、
そのうち態度も軟化してきます。頑張ってください。










８．
ひとまずコロッケの具が完成。
これに醤油をかけて食っても、そこそこイケます。
油使うのが嫌とゆー人や、めんどうな人はこれで完成でもいいでしょう。

９．
油を熱します。
3つの皿にそれぞれ、小麦粉、溶き卵、パン粉を用意してください。
そして、具を手に取り好きな大きさに整えます。
揚げ物に自信が無い人は小さめ、失敗なんぞ知るかボケというワイルドな人は大きめでも。

１０．
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番に付けていきます。
この「小麦粉、溶き卵、パン粉」という言葉を100回繰り返して覚えこんでください。
揚げ物の衣を作るときの、付ける順番です。
これを覚えればコロッケはもちろん、とんかつ、竜田揚げなど、さまざまな揚げ物にそのまま使えたり、応用で出来る魔法の言葉です。
俺は6歳の頃に、おかんにしばかれながら覚えさせられました。
記憶喪失になっても、これだけは言えそうな自信があります。









小麦粉。
これでクリームチーズのべたつきがなくなり、まとめやすくなると思います。











解き卵
写真では片面にか付けてないですが、もちろん両面に付けてください。









パン粉。

１１．
油が熱くなったらブツをイン。
熱いの判断は、実際に指を突っ込んで全治1週間ぐらいの火傷か、あるいは油にパン粉１カケラを落としてみて、泡吹いてたら十分。
両面をこんがりきつね色に。途中からは中火でもいいかも。










１２．
完成～。
そのままでおいしくいただけます。
お熱いうちに～











えー

肝心の、レアチーズケーキですがー

諸事情により、この後の画像はありません。

派手に失敗した．．
ゼラチンが玉になるのを恐れるあまり、ゼラチンの分量半分にしたら、固まらなかった．．
それでも味は一緒なんですがね。
見た目が酷い。
見た目は．．パイ投げのパイに近いです。

でも一応見せましょうか。　ダメな見本です。

ほれ。











































一応生クリームも乗っけてみましたが．．
ますます投擲用パイの風貌に。

一人で食うのはこれホントきついんだよな．．
思い出した。数年前に、これと同じ失敗が元で、レアチーズケーキは封印したんだった．．
学習能力ゼロ。　無念。