活字離れが流行しているようです。
常に、世の流れに地味に逆らってる俺の中の人は、そんな流れにも理由なき反抗をしているらしく、重度の活字中毒です。
ご近所以外の外出時には、ほぼ100%本を2冊は持ち歩いています。1冊だと、読み終える頃にまだ用事が済んでなかったりすると、不安で泣きそうになるためです。2冊あると、1冊読み終えてもまだもう一冊ある!という希望に包み込まれるからです。
手元に本が無かったりすると、もう絶望的です。
想像以上に長く待たされる病院の待合室なんかで、よくそんな状況に追い込まれます。そんな時、常に目で、何か読む物を探します。でもあまり選択肢が無いので、仕方なく人間ドックを推奨するポスターなんかを、何度も読む羽目になります。すげぇ気が滅入るし、症状の紹介がおもくそ俺を紹介しているみたいに見えて、なんとなく具合も悪くなります。
でもまぁ、本好きで良かったなと思います。
映画もそうですけど、本も、ひとつの世界を体験する事が出来る、一種の非日常体験なんですよね。色んな知識も得られるし、同じ本を読んだ人と、感想を言い合ったりするのも楽しいし。
登場人物の誰かに共感したり、俯瞰したり、悲しかったり楽しかったり嬉しかったり。いつも、最初の1ページ目を開くときは、どんな話が読めるのかワクワクします。
統計的に見ると、子供が本を好きになるかどうかは、ほぼ親の影響が全てなんだそうです。親が本好きであれば、大抵子供も本好きになり、逆もまた然り。
俺のおかんは、今も昔も、俺以上に本好きです。
子供の頃、毎週図書館に通ってましたし、俺も一緒に通っていました。限度冊数いっぱいまで借りては翌週返す、というような事をずーっと、大人になるまでやってました。それが当たり前だと思ってました。小学校何年かになって、
「月に1冊本を読みましょう」
とかいう目標を、学校から押し付けられたときは、
「1冊しか読んだらあかんの!?」
と、戦慄した事を今でも覚えています。
本を読む事で、感受性が上がるそうです。
俺の病的な涙もろさ、言い換えれば感受性がありすぎるのは、多読が原因だと思います。
記憶にある限り、一番最初にハマった本は、図鑑でした。
鳥の図鑑、星の図鑑、昆虫の図鑑、などなど。俺のウザいうんちく好きは、ここで作られたと思われます。
今では図鑑好きなんて聞きませんけど、当時の子供の中では、わりとメジャーなジャンルでした。誰よりも図鑑を大切にしていた友人は、今では学者です。図鑑に飽きて、積み上げて遊んだりしていた俺は、今では五流プログラマです。
次にはまったのは、王様シリーズですね。
見た目は王様なのに、どう考えても子供としか思えない王様の冒険活劇を、ワクワクして読んでいたのを覚えています。卵焼きとチョコレートが好きなのは、この本のせいかもしれません。
大体同時期に、11ぴきの猫シリーズもハマりました。
11匹の猫が、色んな騒動を起こす話です。基本的に素行不良な猫ばかりだった気がします。
コロッケ工場だかに勤務する猫たちの
「今日もコロッケ。明日もコロッケ。コロッケコロッケコロッケばっかり。もう見るのもいやだ」というセリフを、今でも覚えてます。
小学生後半になると、ようやく小説になります。手当たり次第に読んでいました。
ジャンルとしてはSFが大好きで、最初にのめりこんだ作家は、ショートショートの神様、星新一です。
出版社に関わらず、全ての文庫を集めた、唯一の作家です。お小遣いはほとんど、彼の文庫本に消えていきました。最初の一行を読むだけで、話の内容を思い出せるほどに、繰り返し繰り返し読みました。
本は、いいよね。
常に、世の流れに地味に逆らってる俺の中の人は、そんな流れにも理由なき反抗をしているらしく、重度の活字中毒です。
ご近所以外の外出時には、ほぼ100%本を2冊は持ち歩いています。1冊だと、読み終える頃にまだ用事が済んでなかったりすると、不安で泣きそうになるためです。2冊あると、1冊読み終えてもまだもう一冊ある!という希望に包み込まれるからです。
手元に本が無かったりすると、もう絶望的です。
想像以上に長く待たされる病院の待合室なんかで、よくそんな状況に追い込まれます。そんな時、常に目で、何か読む物を探します。でもあまり選択肢が無いので、仕方なく人間ドックを推奨するポスターなんかを、何度も読む羽目になります。すげぇ気が滅入るし、症状の紹介がおもくそ俺を紹介しているみたいに見えて、なんとなく具合も悪くなります。
でもまぁ、本好きで良かったなと思います。
映画もそうですけど、本も、ひとつの世界を体験する事が出来る、一種の非日常体験なんですよね。色んな知識も得られるし、同じ本を読んだ人と、感想を言い合ったりするのも楽しいし。
登場人物の誰かに共感したり、俯瞰したり、悲しかったり楽しかったり嬉しかったり。いつも、最初の1ページ目を開くときは、どんな話が読めるのかワクワクします。
統計的に見ると、子供が本を好きになるかどうかは、ほぼ親の影響が全てなんだそうです。親が本好きであれば、大抵子供も本好きになり、逆もまた然り。
俺のおかんは、今も昔も、俺以上に本好きです。
子供の頃、毎週図書館に通ってましたし、俺も一緒に通っていました。限度冊数いっぱいまで借りては翌週返す、というような事をずーっと、大人になるまでやってました。それが当たり前だと思ってました。小学校何年かになって、
「月に1冊本を読みましょう」
とかいう目標を、学校から押し付けられたときは、
「1冊しか読んだらあかんの!?」
と、戦慄した事を今でも覚えています。
本を読む事で、感受性が上がるそうです。
俺の病的な涙もろさ、言い換えれば感受性がありすぎるのは、多読が原因だと思います。
記憶にある限り、一番最初にハマった本は、図鑑でした。
鳥の図鑑、星の図鑑、昆虫の図鑑、などなど。俺のウザいうんちく好きは、ここで作られたと思われます。
今では図鑑好きなんて聞きませんけど、当時の子供の中では、わりとメジャーなジャンルでした。誰よりも図鑑を大切にしていた友人は、今では学者です。図鑑に飽きて、積み上げて遊んだりしていた俺は、今では五流プログラマです。
次にはまったのは、王様シリーズですね。
見た目は王様なのに、どう考えても子供としか思えない王様の冒険活劇を、ワクワクして読んでいたのを覚えています。卵焼きとチョコレートが好きなのは、この本のせいかもしれません。
大体同時期に、11ぴきの猫シリーズもハマりました。
11匹の猫が、色んな騒動を起こす話です。基本的に素行不良な猫ばかりだった気がします。
コロッケ工場だかに勤務する猫たちの
「今日もコロッケ。明日もコロッケ。コロッケコロッケコロッケばっかり。もう見るのもいやだ」というセリフを、今でも覚えてます。
小学生後半になると、ようやく小説になります。手当たり次第に読んでいました。
ジャンルとしてはSFが大好きで、最初にのめりこんだ作家は、ショートショートの神様、星新一です。
出版社に関わらず、全ての文庫を集めた、唯一の作家です。お小遣いはほとんど、彼の文庫本に消えていきました。最初の一行を読むだけで、話の内容を思い出せるほどに、繰り返し繰り返し読みました。
本は、いいよね。