物凄く今更、インシテミルを読みました。
あらすじ。
「7日にわたる心理学の実験」に参加すると時給11万2000円の報酬がもらえるという募集につられ、12人の参加者が集まり、共同生活がスタートする。
何もしなければ、みんな7日後にはお金持ち!のはずが、参加者の一人が殺害されてから、事態は大きく変化してくー
ってな話。
かんそう。
てっきり、ひとり殺されたところから、みんなが疑心暗鬼になって殺し合いをはじめて、そして誰もいなくなったアガサクリスティの劣化コピー!ってなるのかと思っていたら、わりとみんな冷静。理性的に、なるべくお互いを信用できるように、監視できるように、把握できるように行動しているところが、わりとリアルに感じられました。
ただ。
12人のキャラの性格付けが、あまりにも適当すぎるような気がする。
1/3ぐらいは、そもそも性格付けすら面倒だったのかと疑えるぐらいの、付和雷同ぶり。ほとんどモブキャラ。
主人公ですら、後半はキャラ崩壊してましたし。
お話としては大変面白いです。文章もわりと面白いと思います。ラストがちょっともにょりますが。
この話、映画にもなってるみたいですね。
映画のほうは分りませんが、本のほうはわりとオススメ。