前回、初レッスンにて。
歌っている自分を動画で客観的に、かつ強制的に現実を見せつけられるという、真性のドMでも「いやそれは無理」と真顔で拒否するプレイを強要させられたところからの続きです。
俺は先天的および後天的な問題で、鏡で自分の顔を見ると吐き気を催すという、世間常識に則った正常な症状を患っています。そのため、鏡すらあんまり見るべきでない人生を送り続けているわけです。そんな俺が、3分以上も俺の動画を注視するというのが、どれだけ命がけの行為であるか、あなたにわかりますか?
一応、頑張って瞳そらさずに、見切りました。人生で最も、自分を見せ付けられた時間でした。
俺は頑張ったんですよ。
そして、動画を見てどう思いますか?と先生に聞かれました。
「無論、DNAレベルでキモい」
と返す刀で切り捨て御免したい所ですが、ここは音楽教室なので、ぐっと我慢。
必死に、このグロ動画から、音楽的要素を探ってみます。
見ていると、サビなんかの盛り上がりの部分で、盛り上がりに着いていこうとして着いていき過ぎて、シャウトみたいになっちゃってるのが、最もキモいと感じました。とりあえず声を張り上げておけばいいんだろう、という浅はかさがみえみえみえ。オマケに歌うときの手のもって行き場所がわからなくて、後ろに組んじゃってるし。応援団かよ。
この思いつきをポツリと寂しそうにつぶやいてみます。
「曲の盛り上がりのところで、盛り上がりすぎてシャウトみたいになっちゃってますね」
先生は、俺のこの渾身の回答を、軽くスルー。それどころじゃなかったみたい。
そして先生いわく、まず壊滅的に
「顔が怖い」
と言われてしまいました。
これには、叩かれっぱなしのワニワニパニックな人生を送る俺でも、さすがに驚愕しました。
いきなりの個人攻撃に、それって音楽関係あんの!?と動揺しましたが、ちゃんと音楽的に意味がありました。
歌っている際に、口以外が全く動いていない、という指摘でした。
歌うためには、表情筋の操作というものが、とても大切ということらしいです。
例えばびっくりした顔をすると、眉毛が上がりますが、こうすることで顔全体の筋肉が上にひっぱられ、鼻が開き、喉も開きます。そういうトコロテン方式で声の出方が変わるそうです。
表情筋が固いのは、
・普段あまり喋らない
・感情をあまり顔に出さない
・喜怒哀楽に乏しい
というような人が該当し、主に男性に多いという事だそうです。
全種目完全制覇。ミスターパーフェクト。
どうみても俺のことです。本当にありがとうございました。
眉毛を上げた状態で、1分間キープしてくださいといわれました。
試してみたところ、10秒も持ちませんでした。
なんたることだ。
そしてもう1点の問題点は、姿勢の悪さでした。
胸を張れていないので、横から見ると顔を突き出して歌っている事が分りました。カメみたいでした。
合コンの2次会で、目当ての女子に向けて、こんな顔してドヤ顔でラブソングとか歌ってた自分を、わら人形釘コンコンの刑に処してやりたい。
というわけで、まずは表情筋と姿勢に気をつけて、鏡を見ながら直して来いと宿題をもらいました。自宅で鏡を見つめながら。
これは肉体的にというよりも、精神的に厳しい宿題です。
でもまぁ、表情筋を鍛えるってのは、大切な事だよね。
俺がボイトレに求めているのは、歌う事だけに特化したものじゃなくて、その副産物的に得られる、こういったスキルですしおすし。
表情豊かな人って素敵だし。
頑張って鏡を見ながら、表情筋を鍛えたいと思います。
吐き気を耐え忍びながら。
歌っている自分を動画で客観的に、かつ強制的に現実を見せつけられるという、真性のドMでも「いやそれは無理」と真顔で拒否するプレイを強要させられたところからの続きです。
俺は先天的および後天的な問題で、鏡で自分の顔を見ると吐き気を催すという、世間常識に則った正常な症状を患っています。そのため、鏡すらあんまり見るべきでない人生を送り続けているわけです。そんな俺が、3分以上も俺の動画を注視するというのが、どれだけ命がけの行為であるか、あなたにわかりますか?
一応、頑張って瞳そらさずに、見切りました。人生で最も、自分を見せ付けられた時間でした。
俺は頑張ったんですよ。
そして、動画を見てどう思いますか?と先生に聞かれました。
「無論、DNAレベルでキモい」
と返す刀で切り捨て御免したい所ですが、ここは音楽教室なので、ぐっと我慢。
必死に、このグロ動画から、音楽的要素を探ってみます。
見ていると、サビなんかの盛り上がりの部分で、盛り上がりに着いていこうとして着いていき過ぎて、シャウトみたいになっちゃってるのが、最もキモいと感じました。とりあえず声を張り上げておけばいいんだろう、という浅はかさがみえみえみえ。オマケに歌うときの手のもって行き場所がわからなくて、後ろに組んじゃってるし。応援団かよ。
この思いつきをポツリと寂しそうにつぶやいてみます。
「曲の盛り上がりのところで、盛り上がりすぎてシャウトみたいになっちゃってますね」
先生は、俺のこの渾身の回答を、軽くスルー。それどころじゃなかったみたい。
そして先生いわく、まず壊滅的に
「顔が怖い」
と言われてしまいました。
これには、叩かれっぱなしのワニワニパニックな人生を送る俺でも、さすがに驚愕しました。
いきなりの個人攻撃に、それって音楽関係あんの!?と動揺しましたが、ちゃんと音楽的に意味がありました。
歌っている際に、口以外が全く動いていない、という指摘でした。
歌うためには、表情筋の操作というものが、とても大切ということらしいです。
例えばびっくりした顔をすると、眉毛が上がりますが、こうすることで顔全体の筋肉が上にひっぱられ、鼻が開き、喉も開きます。そういうトコロテン方式で声の出方が変わるそうです。
表情筋が固いのは、
・普段あまり喋らない
・感情をあまり顔に出さない
・喜怒哀楽に乏しい
というような人が該当し、主に男性に多いという事だそうです。
全種目完全制覇。ミスターパーフェクト。
どうみても俺のことです。本当にありがとうございました。
眉毛を上げた状態で、1分間キープしてくださいといわれました。
試してみたところ、10秒も持ちませんでした。
なんたることだ。
そしてもう1点の問題点は、姿勢の悪さでした。
胸を張れていないので、横から見ると顔を突き出して歌っている事が分りました。カメみたいでした。
合コンの2次会で、目当ての女子に向けて、こんな顔してドヤ顔でラブソングとか歌ってた自分を、わら人形釘コンコンの刑に処してやりたい。
というわけで、まずは表情筋と姿勢に気をつけて、鏡を見ながら直して来いと宿題をもらいました。自宅で鏡を見つめながら。
これは肉体的にというよりも、精神的に厳しい宿題です。
でもまぁ、表情筋を鍛えるってのは、大切な事だよね。
俺がボイトレに求めているのは、歌う事だけに特化したものじゃなくて、その副産物的に得られる、こういったスキルですしおすし。
表情豊かな人って素敵だし。
頑張って鏡を見ながら、表情筋を鍛えたいと思います。
吐き気を耐え忍びながら。