俺のおみや

ＴＯＥＩＣを受けてきました。

５年前ぐらいにも１回受けたんですが、そのときの成績は、もう目を覆いたくなるような大惨事でした。
ＴＯＥＩＣは９９０点満点なんですが、３択～４択の問題なんで、よっぽど絶望的に運が悪くない限り、２５０点は取れるんですよね。もちろんマーク忘れたりすれば別ですが。
俺があの時取った点数、それとどっちこっちないぐらいの愉快な点数でした。

今回は２回目ですが、なんか問題が見直されて、随分と難しくなってるんですよね。
唯一点数が取れそうな、聞き取りの問題とかが少なくなっていたり。
まぁ、前回よりマシな点数だったらラッキーかな、という次第です。
はっきり言って、ヒアリングはともかく、リーディングなんてガチでほとんど分からなかったしな。
おまけに２００問もあるから、集中力切れるし時間も足りないしでもうグダグダ。

試験が終わってから、ちょっとした事件がありました。

テストが終わって、全員の回答用紙と問題用紙を試験官が回収したんですが、なんかそれらを集める機械に放り込んだところ、変な入れ方をして紙が詰ったとか言うんですわ。
原則として、全ての用紙が集まっていることを確認しないと、受験者は解放されないんですよね。
というわけで、何人もの試験官がその機械を揺すったり叩いたり、棒とかもってきてこじ開けようとしたりしている間、わてら軟禁状態。

当然、イライラしますわな。黙ってられずに怒号も出ますわな。
責任者出せとか、説明しろとか、立ち上がって詰め寄る人も出てきますわな。
気持ちは分かるけど、そんな事して彼らの行動を邪魔したら、余計解決するのが遅くなるだけやんか。
俺はそんな事を思っていたんですよ。思うだけですが。

そしたら、俺の後ろの席のおっさんが立ち上がって、ハワイぐらいまで聞こえそうな大音声で、怒鳴りだしたんですよ。
状況を逐一報告しろ、みたいな事を言うんですよね。おめーは工作員の上官か。
そしたらそれに賛同した奴らが、そーだそーだみたいな感じで、ますますうるさくなってきたんですよ。

あんまりにもうるさいもんだから、俺もいい加減カチンと来ましてね。
「別にわざとやってんじゃねーんだから、おめーら邪魔すんなよ。」
みたいな事を、振り返ってボソっと言い放ったんですよ。
そしたら、見事に矛先こっちむいた。綺麗に全員の体の向きが、一直線に俺の方に向いた。
ええっ？全員に聞こえたの？後ろのおっさんと数名の賛同者にだけ聞こえるように声量をセーブしたつもりなのに。
おっさんは俺に向かって、
「俺は時間無いんじゃ！急いでるんじゃ！」
と、さも俺が年中ヒマで、金も無いし恋人も無いことを見透かしたような事を、言い放ってくるんですよ。
何でこんなおっさんに、俺がモテない事を指摘されなきゃならんのだと、これには頭きましてね。
もうそこからは、大人しく待っとけボケ、うるさいオマエと違ってこっちは忙しいんじゃ、みたいな、この世で１，２を争うぐらい不毛なやりとりが続きました。
まぁ実際そんな激しいやり取りは無くて、ボソボソつぶやきあっていただけですがね。

そんな事やってたら、ようやく解決したらしくてみんなぞろぞろと外に出てったんですが。
結局３０分ぐらいは軟禁されてました。

ＴＯＥＩＣの、為になる話でした。