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2024/11/23 09:43 |
真剣にやってる人を、笑うこと
基本的に、映画以外でテレビは観ません。

情報源として使うには非効率だし、娯楽としてはかける時間に見合うほど楽しくない、というのが主な理由です。
そんな時間があるなら、マリオカートでもしているほうが楽しいですよね。ひとりでも楽しいもん。楽しいもん...

さて、そんな俺でも極々稀にテレビを見ることがあります。
誰かが観ているのを、たまたまその場に居たから観ている、という状況がほとんどです。
リビングとか、旅行先での夜とか。

この間も、お笑い番組をやってましてね。
それを何とはなしに、見てました。
俺が知ってるお笑い最先端のギター侍は、もうおらんらしいね。

なんか、ネットで見つけた面白動画を紹介するみたいな番組で、
外国人の子供が、派手に転んだりする動画を流してみんなが笑う、みたいな番組だったのです。
例えば子供が自転車をこいでいて、余所見をしていたために木にぶつかって転ぶ動画を見て、みんな大爆笑なんです。一緒に見ていたおかんも、笑ってました。
例えばこんなの。



えっ...これ...どこが面白いの?
浮かぶ感情があるとすれば、「かわいそう」とか「痛そう」じゃないの?
真剣にそう思いました。今も思ってます。多分イタイ子です、あたし。

またある時、あまり泳げない芸人さんが、必死にターンをしようとする様をカメラでとらえていて、その様を笑うという番組もありました。
みんな笑ってました。連れも涙を流して笑ってました。
これです。



俺もターンは上手くできないし、苦労もしたから
「確かに最初はこうなっちゃうよね。難しいよね」
という感想しか出ませんでした。

なんで、真剣にやってる人を笑えるの?
いや、これは明らかに、俺のほうが一般から外れているとは思う。
バラエティー番組だし、笑わそうとして芸人も努力しているのだろうし、笑わせられたら大成功なのだろう。

しかしなぜ、これが笑えるのだろうか?
笑えるかどうかは理屈じゃないかもしれないけど、これは明らかにユーモアじゃないよね。

真剣に考えてみた。
「人の失敗 笑える」とかでグーグル先生に聞いてみると、
なんだかものすごいネガティブな情報ばかりが引っかかりまくったので、ビビッて終了。検索の仕方が悪かった。

その時、ふと気がついたんです。
正月にやってる、ペーパードライバーの芸人に、高級車とかトラックを運転させて、めちゃくちゃな走りを笑う番組。
あれは面白いと思うわ。笑うわ俺。
よく考えたらあれだって、本人たちは真剣だよな。何であれは笑えるんだろうか?
あれが笑えるなら、ターンとか子供失敗動画だって笑えるはずだよな。
いや、正月番組のほうは、本人もヘラヘラ笑っていたりするしな。その違いかな。

いったい何故、このような差が出てしまうのか。
涙腺のゆるいひとや、怒りっぽい人がいるように、笑いについても個人差があるのは当然としても、これはちょっと違う気がする。
このままでは、
女子「この間テレビで~だったんですよー。笑えますよねー」
俺「それの何が面白いの?頑張ってる人を指差して笑うとか、どうなの?人として」
とかって痛いマジレスしちゃう、悪夢のような場面を作り出しかねない。

「笑いのツボが違う」
って、男女の別れの理由の、わりと上位に挙がる項目ですよね。
これが理解できないと、世の中は不景気が続いているというのに、俺の非モテレベルは絶頂右肩上がりを絶賛継続中になりかねない。いやもうなってますがね。

上記の動画が笑える人は、是非ともその理屈を教えてくださいわりと真剣に本当にマジでお願いします。

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2014/01/20 16:18 | Comments(0) | 日常

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