病気ネタになるとWEB拍手の数がドカンと増える。
そんな素敵な病弱ブログ、今日もはじめるよー。
東京での日曜日。
ギックリ発症から3日目。
一般的には、
「辛い時期が終わり、そろそろ動けるようになりますよウフッ」
と噂される時期。
なので、ものすごく期待を込めて起きた。起きまくったった。
なのに余裕の平常業務。
むしろ腰の痛みで起こされた。
真面目な新入社員のように、朝も早くから前日と同じ業務を、ただ黙々とこなしていやがる。
この新人に怒鳴り散らしてやりたい。
「言われた事だけやってたら、いつまで経っても俺レベルにはなれんぞ!」
と、間違った上から目線で言ってやりたい。
そして
「いや、先輩みたいになりたくないす。俺、来月結婚しますし」
と、至極正論を放たれたい。
ちなみに実話ですよこれ。
真剣にセルフ島流しを検討したわ。チンギスハンに改名しかけたわ。
やっぱ腰痛い。座り仕事は耐えられない。
こらあかん。今日も仕事は無理だわ。
速攻電話を入れて、今日も休むと伝える。
一度休んだせいで、思いっきり休み癖がついてる。
やべー。憧れのニートまっしぐらだわ。
昨日、同僚とか取引先の部長さんに買ってきてもらった食料も、そろそろ底を尽きる。
誰かにえさを放り込んでもらうか、自力で買いに行く必要がある。
スマホでコンビニの位置を調べる。
さすが都会。ホテルから徒歩30秒圏内に、コンビニが3軒ぐらいある。
これ田舎で、しかも近隣にうちの営業所が無いような場所で成ってたら、本当に生命の危機を感じてたかもしれんなー。
ちょっと起き上がってみて、腰の痛みを確認。
痛いけど、昨日よりは随分マシになってる気がする。
このまま寝ていたい!でも立ち上がらなきゃ!でも寝ていたい!
例えるなら
このままじゃ俺たちはダメになる!→お互いに別の道を歩むんだ!→他の男と付き合ったりの、すったもんだ展開→離れてやっと本当に大切なものに気づいたの!→もう離さない!
そんな感じに似たせめぎ合いを30分程度俺の中で展開し、ようやく歩き出した。
エレベーターで1階へ。
昨日よりは劇的に回復している。
タクシー呼んだりしてお世話になったフロントの人に挨拶して、半ニートがいよいよ外へ。
一歩一歩、ゆっくりとコンビニに向かう。
コンビニで、食料とお菓子と飲み物を、しこたま買う。
今まで気がつかなかったけど、パックのお茶とかって、腰をかがめないと取れない位置に置いてあるのな。
足元にあるパックのお茶をとるべく、真剣にゴムゴムの実を探したりしたんだけど、やっぱり手が届かない。
仕方なく店員さんにお茶を取ってもらうようお願いするべく、ゆっくりゆっくり、カウンターに近づく。ゾンビ歩きで。
店員さん、明らかにカウンターの下で非常ベルに指かけてた。すっげぇ緊張の面持ちだった。
腰が痛いことを告白し、お茶を取ってきてもらうことに成功。
店員さん、すっげぇいい人で、袋を持たしてくれるときも気を使ってくれた。
おまえらコンビニ行くときは、府中駅前のサンクスを利用しろよ。
えなりかずき似の店員が、いい奴すぎるぞ。
ちなみに「こんとんじょのいこ」と言ってみると、えなりくんが「簡単じゃないか」と言ってるみたいに聞こえるからな。これ豆な。
調子に乗ってもう一軒コンビニをはしご。
そこでも色々購入。
更に調子に乗って、途中にあったたこ焼き屋さんで、広島焼きとたこ焼きを購入。
予想外に15分ぐらい待たされて、暑さと痛みでちょっと失神しかけた。
ホテルに戻る。
この時、俺にはすでに無敵の計画が。
前からずっと気になってたけど、高いしそんな時間ないしで放置していた、映画見放題の有料テレビチケットを購入。
どうせ今日一日、ベットに貼り付けだし、そしたら映画しかないっしょ!
生まれて初めて、チケット購入。
部屋に帰って、ウハウハしながら観ました。
一日中、次々と映画を好きなだけ観ていられるなんて!
最高の休日!腰は痛いけども!
でも映画で、俳優たちの腰の動きがどうしても気になる。
あーそんな体勢にしてたら、腰が痛いやんか。今の俺には無理だわ。いいなぁこの俳優、腰痛くないんだなー。
アクション映画はとくにヤバい。殴られてても、殴られた痛みより転んだときの腰の痛みを思ってしまう。
そんなことをふと考えてしまって、なかなか感情移入できんかった。
けどそんな風に、夜まで退屈せずにすごせました。というか朝まで映画観る勢いでした。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
突然、ホテル館内にけたたましく鳴り響く、非常ベル。
えっ?何何何何?
火事なの?燃えてるの?
ホテルの窓から、ごうごうと火が飛び出し、助けを求める俺。
外から消防隊が水を噴きかけ、野次馬が俺を写メる。
そんな光景が一瞬で浮かぶ。
やばい、逃げなきゃ。でも俺はぎっくり腰。
そんなにすばやく動けないし。このままでは煙に巻かれてしまう。
相変わらず、部屋では全裸だった俺。
いずれにしても、全裸はマズいだろ。
ベルが鳴り響く中、必死に最低限の服を着る。
這うようにして部屋を出て、非常口へ向かう。
途中で部屋から出てきている女性に出会い、少し話す。
これが誤報なのかどうか、女性のお連れさんがフロントに確認に行ってるらしい。
ならついでに俺も、そのお連れさんの情報を待つことして、しばし女性と立ち話。
そうこうするうちにベルは鳴り止み、続けて
「誤報でした。サーセン」的なアナウンスがながれる。
先ほどの女性と、よかったですねーではでは。とお別れして部屋に向かう。
追加の放送があり、ドアを開けたままシャワーを浴びた客のせいで、アラームが鳴ったらしい事が分かった。
無理して痛みが追加された腰をいたわりつつ、また映画を観てた。
やー。焦ったなぁ。何より全裸が焦ったなぁ。
結局、翌朝のチェックアウトまで映画を観倒し、仕事も放置したまま、新幹線で滋賀に帰った。
もちろん、道中は相変わらずゾンビ歩きで、新幹線では京都駅で降りるために、名古屋駅ぐらいから立ち上がる準備してた。
病院でもらった痛み止めは、毎食後欠かさず飲み、それでも辛いときは
「俺にはあの、冷蔵庫で眠ってる最終兵器ZAYAKUがあるさ!」
と自らを鼓舞し、何とか乗り切った。結果的には使わなかった。
その後整骨医にも行って、治療してもらった。
リハビリのために、なるべく歩くようにもして、2週間ぐらいでようやく、歩く速度は戻ってきた。
まだ腰に違和感はあるけど、もう痛いということは無い。
長時間歩くと、じわじわ痛んでくるけど。
このまま徐々に回復して、いずれは完治するんだろうけども。
結局足かせ、一ヶ月ぐらいは苦しんだことになる。
腰が痛いと、すべての行動に支障が出るし、何をするのも大変になる。
本当、体は替えが効かないし、故障しても治るまでずっと自分ひとりが苦しまないといけないから、大切にしないと。
ぎっくり腰って、運動不足の人がなるもんだと思ってたし、週3回はジムに通うトライアスロンラーの俺には、全く関係のない病気だと思ってました。
決して他人事じゃありませぬ。
腰に優しく。人に優しく。
皆様も、まじで気をつけられたし。
そんな素敵な病弱ブログ、今日もはじめるよー。
東京での日曜日。
ギックリ発症から3日目。
一般的には、
「辛い時期が終わり、そろそろ動けるようになりますよウフッ」
と噂される時期。
なので、ものすごく期待を込めて起きた。起きまくったった。
なのに余裕の平常業務。
むしろ腰の痛みで起こされた。
真面目な新入社員のように、朝も早くから前日と同じ業務を、ただ黙々とこなしていやがる。
この新人に怒鳴り散らしてやりたい。
「言われた事だけやってたら、いつまで経っても俺レベルにはなれんぞ!」
と、間違った上から目線で言ってやりたい。
そして
「いや、先輩みたいになりたくないす。俺、来月結婚しますし」
と、至極正論を放たれたい。
ちなみに実話ですよこれ。
真剣にセルフ島流しを検討したわ。チンギスハンに改名しかけたわ。
やっぱ腰痛い。座り仕事は耐えられない。
こらあかん。今日も仕事は無理だわ。
速攻電話を入れて、今日も休むと伝える。
一度休んだせいで、思いっきり休み癖がついてる。
やべー。憧れのニートまっしぐらだわ。
昨日、同僚とか取引先の部長さんに買ってきてもらった食料も、そろそろ底を尽きる。
誰かにえさを放り込んでもらうか、自力で買いに行く必要がある。
スマホでコンビニの位置を調べる。
さすが都会。ホテルから徒歩30秒圏内に、コンビニが3軒ぐらいある。
これ田舎で、しかも近隣にうちの営業所が無いような場所で成ってたら、本当に生命の危機を感じてたかもしれんなー。
ちょっと起き上がってみて、腰の痛みを確認。
痛いけど、昨日よりは随分マシになってる気がする。
このまま寝ていたい!でも立ち上がらなきゃ!でも寝ていたい!
例えるなら
このままじゃ俺たちはダメになる!→お互いに別の道を歩むんだ!→他の男と付き合ったりの、すったもんだ展開→離れてやっと本当に大切なものに気づいたの!→もう離さない!
そんな感じに似たせめぎ合いを30分程度俺の中で展開し、ようやく歩き出した。
エレベーターで1階へ。
昨日よりは劇的に回復している。
タクシー呼んだりしてお世話になったフロントの人に挨拶して、半ニートがいよいよ外へ。
一歩一歩、ゆっくりとコンビニに向かう。
コンビニで、食料とお菓子と飲み物を、しこたま買う。
今まで気がつかなかったけど、パックのお茶とかって、腰をかがめないと取れない位置に置いてあるのな。
足元にあるパックのお茶をとるべく、真剣にゴムゴムの実を探したりしたんだけど、やっぱり手が届かない。
仕方なく店員さんにお茶を取ってもらうようお願いするべく、ゆっくりゆっくり、カウンターに近づく。ゾンビ歩きで。
店員さん、明らかにカウンターの下で非常ベルに指かけてた。すっげぇ緊張の面持ちだった。
腰が痛いことを告白し、お茶を取ってきてもらうことに成功。
店員さん、すっげぇいい人で、袋を持たしてくれるときも気を使ってくれた。
おまえらコンビニ行くときは、府中駅前のサンクスを利用しろよ。
えなりかずき似の店員が、いい奴すぎるぞ。
ちなみに「こんとんじょのいこ」と言ってみると、えなりくんが「簡単じゃないか」と言ってるみたいに聞こえるからな。これ豆な。
調子に乗ってもう一軒コンビニをはしご。
そこでも色々購入。
更に調子に乗って、途中にあったたこ焼き屋さんで、広島焼きとたこ焼きを購入。
予想外に15分ぐらい待たされて、暑さと痛みでちょっと失神しかけた。
ホテルに戻る。
この時、俺にはすでに無敵の計画が。
前からずっと気になってたけど、高いしそんな時間ないしで放置していた、映画見放題の有料テレビチケットを購入。
どうせ今日一日、ベットに貼り付けだし、そしたら映画しかないっしょ!
生まれて初めて、チケット購入。
部屋に帰って、ウハウハしながら観ました。
一日中、次々と映画を好きなだけ観ていられるなんて!
最高の休日!腰は痛いけども!
でも映画で、俳優たちの腰の動きがどうしても気になる。
あーそんな体勢にしてたら、腰が痛いやんか。今の俺には無理だわ。いいなぁこの俳優、腰痛くないんだなー。
アクション映画はとくにヤバい。殴られてても、殴られた痛みより転んだときの腰の痛みを思ってしまう。
そんなことをふと考えてしまって、なかなか感情移入できんかった。
けどそんな風に、夜まで退屈せずにすごせました。というか朝まで映画観る勢いでした。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
突然、ホテル館内にけたたましく鳴り響く、非常ベル。
えっ?何何何何?
火事なの?燃えてるの?
ホテルの窓から、ごうごうと火が飛び出し、助けを求める俺。
外から消防隊が水を噴きかけ、野次馬が俺を写メる。
そんな光景が一瞬で浮かぶ。
やばい、逃げなきゃ。でも俺はぎっくり腰。
そんなにすばやく動けないし。このままでは煙に巻かれてしまう。
相変わらず、部屋では全裸だった俺。
いずれにしても、全裸はマズいだろ。
ベルが鳴り響く中、必死に最低限の服を着る。
這うようにして部屋を出て、非常口へ向かう。
途中で部屋から出てきている女性に出会い、少し話す。
これが誤報なのかどうか、女性のお連れさんがフロントに確認に行ってるらしい。
ならついでに俺も、そのお連れさんの情報を待つことして、しばし女性と立ち話。
そうこうするうちにベルは鳴り止み、続けて
「誤報でした。サーセン」的なアナウンスがながれる。
先ほどの女性と、よかったですねーではでは。とお別れして部屋に向かう。
追加の放送があり、ドアを開けたままシャワーを浴びた客のせいで、アラームが鳴ったらしい事が分かった。
無理して痛みが追加された腰をいたわりつつ、また映画を観てた。
やー。焦ったなぁ。何より全裸が焦ったなぁ。
結局、翌朝のチェックアウトまで映画を観倒し、仕事も放置したまま、新幹線で滋賀に帰った。
もちろん、道中は相変わらずゾンビ歩きで、新幹線では京都駅で降りるために、名古屋駅ぐらいから立ち上がる準備してた。
病院でもらった痛み止めは、毎食後欠かさず飲み、それでも辛いときは
「俺にはあの、冷蔵庫で眠ってる最終兵器ZAYAKUがあるさ!」
と自らを鼓舞し、何とか乗り切った。結果的には使わなかった。
その後整骨医にも行って、治療してもらった。
リハビリのために、なるべく歩くようにもして、2週間ぐらいでようやく、歩く速度は戻ってきた。
まだ腰に違和感はあるけど、もう痛いということは無い。
長時間歩くと、じわじわ痛んでくるけど。
このまま徐々に回復して、いずれは完治するんだろうけども。
結局足かせ、一ヶ月ぐらいは苦しんだことになる。
腰が痛いと、すべての行動に支障が出るし、何をするのも大変になる。
本当、体は替えが効かないし、故障しても治るまでずっと自分ひとりが苦しまないといけないから、大切にしないと。
ぎっくり腰って、運動不足の人がなるもんだと思ってたし、週3回はジムに通うトライアスロンラーの俺には、全く関係のない病気だと思ってました。
決して他人事じゃありませぬ。
腰に優しく。人に優しく。
皆様も、まじで気をつけられたし。
いつも楽しく読まさせていただいてます。
ギックリ腰、お疲れ様でした。
僕も三度ほど経験があります^^;
確かに運動不足とは関係ないように思います。
幸い疲労性のもので日にち薬でしたが。
魔女の一撃、大変ですよね。
先ずはお大事に療養ください。
これから秋の登山、のんびり行きたいですね。
それではありがとうございました。