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2024/11/23 14:17 |
熱中症 その2
病院が決まるのは早かったけど、到着するのは大分かかった。気がする。
そこからの記憶は飛び飛び。
病院について、血圧、採血、レントゲン、CT、なんやかんやと目まぐるしくイベントがやってくる。
そして点滴。これがキツかった。
なんせ腕全体が痺れているもんだから
「痺れている≒敏感になりすぎている」
という、法事のときに文字通り痛いほど痛感する常識を完全に忘れていて、
ああ針でしょ?刺せば?的なアウトローで斜めに構えていたら、これが痛い!
痺れた腕をつかまれるだけでも痛いのに、そこに針を刺すなんてギャー!
思わず声が出た。ぐおおおおぐらいはゆーてた。
 
そもそも点滴は苦手。
移動もわずらわしくなるし、たまに血が逆流してるのが見えてキモいしで、俺のようなベテランも苦手とする医療器具。
得意と豪語する奴は、あんまおらんと思うけど。
点滴が1パック終わってホッとしてたら、おかわり持ってこられた。
それからしばらくしたら、汗はかきまくってるんだけど寒気が酷くなってきて、布団を3枚ぐらいかぶったんだけど、それでも寒くてガタガタ震えてた。
普段は天国に感じるクーラーの冷風が辛い。設定を10度ぐらい上げて欲しかった。
なんかその寒気は、点滴を早くしすぎた弊害らしい。おいおい人災かよ!
点滴をゆっくりにしてもらえたら、数時間後には寒気は収まった。
医療事故だ!訴訟したる!と怒鳴り散らしたった(脳内で)。
前に入院していたときも思ったけど、救急の現場って、緻密な計算の元に動いているわけじゃなくて、割と個人の裁量に任されてる部分が多いんだよな。
まぁそうでもしないと回らないんだろうけど。

そして家族登場。離れて暮らす姉貴まで来てくれてた。
会社からは
「麻痺と意識不明で、救急車で運ばれた」
と聞かされ、あわてて飛んできてくれたらしい。
道中でおかんは、
「もうダメ息子でもいいから、生きてさえいてくれたら...!」
と願ってたらしいけど、俺が普通に生きてるので、やっぱダメ息子は嫌だわ、と考えを戻したらしい。

点滴が1パック終わるたびに、これで点滴の管から開放か!?と期待する俺を黙殺して、天使がパックを追加。
とうとうパックは3杯目。もうカウントするの止めた。
でも点滴のお陰か、痺れはほとんど無くなったし、寒気も無い。
あとはおなかがちょっと痛いのと、熱が39度ぐらいある程度。
これならもう帰れるだろ!と思ってたら、ドクターからまさかの入院指令。
「いやーこのまま帰って寝てたら、そのうち回復するんじゃないかと思うんですけどねーヘラヘラヘラ」
と、媚びへつらいながら大分食い下がったんだけど、夜に悪化する可能性は高いと言われ、説得される。
うーん。確かにそれは一理ある。
前に入院していたときも、日中はわりと平気でも、夕方から明け方までが最高に具合悪くなってたもんな。
しぶしぶ了承。

入院する部屋について。
大部屋に空きが無いということで、個室に収まることになった。
個室!俺もとうとうここまで来たか!
さすが病弱エリートは格が違うな、と思ったけどエリートは金が心配なので、まず料金の確認をした。
1泊4000円ぐらいらしい。
ま、まぁそれなら仕方ないか..またしばらく、ふりかけごはんのごはん抜きで過ごす事になるけど。
それだけで具合悪くなってる俺に、さらに追い討ちをかけるように
「2~3日は入院することになると思います」
という、ドクターからの恐ろしい一言が。
ギャー!ボーナス飛ぶー!
そ、そんなことになったらあたし、いったい何の為に働いているの?
医療費を稼ぐ為に仕事し、その仕事のせいで医療が必要なんて、これなんて悪循環?

つづく

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2012/08/02 13:19 | Comments(0) | 日常

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