男は黙ってマネキン買い。
これに尽きる。
脱がしたマネキンの数は、10から先は覚えていない。俺も罪な男だぜ(昭和のテイスト漂う文句)
男の場合、ファッションの開始は基本的に「おかんチョイス」からスタートする。これがもう絶望的にダサいんだけど、回りも似たようなものなので気付かない。
そして本人がファッションに無頓着な場合、ヘタすると、中学はおろか、高校まで、そのまま初志貫徹してしまったりする。
今はどーか知らないけど、80年代は少なくともそうだった。
よっぽどリア充集団にでも属してないかぎり、おはようからおやすみまですべておかんチョイスであることも珍しくない。そんな時代だった。
これに尽きる。
脱がしたマネキンの数は、10から先は覚えていない。俺も罪な男だぜ(昭和のテイスト漂う文句)
男の場合、ファッションの開始は基本的に「おかんチョイス」からスタートする。これがもう絶望的にダサいんだけど、回りも似たようなものなので気付かない。
そして本人がファッションに無頓着な場合、ヘタすると、中学はおろか、高校まで、そのまま初志貫徹してしまったりする。
今はどーか知らないけど、80年代は少なくともそうだった。
よっぽどリア充集団にでも属してないかぎり、おはようからおやすみまですべておかんチョイスであることも珍しくない。そんな時代だった。
そしてあるとき、自分のダサさに気付いた男は、ファッションへの充実を図るべく、奮闘することになる。この気付きは早くて小学生、遅くて制限なし。
しかし奮闘するといっても、元々の知識もないし、見立ててくれる友人もいないことから、涙ぐましいまでの孤軍奮闘となる。
この時、男は大抵以下のような道をたどる。その道の末路も併せて追記しておく。
・とりあえずオシャレ男性雑誌を買ってみる。
しかし載っているのは奇抜な格好をしたイケメンばかり。ユニクロなら1億着ぐらい買えそうな価格がついた、何の変哲も無いTシャツとかが紹介されていて、これを着たら俺もこのフランス人イケメンみたいになれるかも!とか勘違いして勢いあまって買ってしまうものの、それに合う服も体も国籍も無くて泣きながら眠れる薬をたくさん飲む羽目になる。
・カッコイイ友人のコーディネートを真似てみる
しかし完璧に同じものとはいかず、色合いだけでもまねようと思うのに、なかなか目当てのものが見つからない。あれさえあればかっこよくなれるんだ!あれがなきゃダメなんだ!と思いつめ、他のものに目が行かず、ひたすらそれだけを探す日々になる。
必死にかき集めて似たような格好になれても、何かか違う。冷静に考えてみると俺あいつみたいにイケメンじゃなかったわという、あまりにも無常な真実に気付き眠れる薬を腹いっぱい。
・とりあえず無難な服を着てみる
しかし色合いに自信が無いことから、明るい色を避けて黒を選択することが多くなり、気がつけば全身真っ黒け。どこの黒ミサから逃亡中?というような格好で街を闊歩することになり、ただでさえ薄い影がますます薄くなり、夜に出歩くと見つけてもらえなくて、友達らとの待ち合わせ場所にいるのに無視されたりする。泣きながら 家に帰って眠れる薬ダース食いで夢から覚めないで。
このように、間違った方向に全力出した結果、本人は不幸になり、周りは大爆笑という愉快な事態になってしまうわけである。
このような事態を避け、ファッションを楽しむ最も手っ取り早い方法は何か。
それこそが、冒頭に書いた「マネキン買い」である。
服屋にディスプレイされたマネキンを見て回って、いいなと思うのがあれば、上から下まで全部脱がしてお買い上げ。よっぽど変な店でない限り、ディスプレイしているものは世間的に見ても、わりとカッチョイイ部類になると思うので、これでとりあえず1セットは、自信を持って着られるセットができる。
もちろん全部買わなくても、上だけまとめてとかもアリでして。
こんなことを繰り返してけば、自分で自分の好みがよく分かってくるし、割と楽しくなってくると思う。
ただし「おめかし楽しい=ファッションセンスがある」と世間では認識されてるからな。気をつけろよ。
女性に「服とか好きで、わりと買うよー」って軽く言ったら、俺の服装を上から下まで見てから、「それで服が好きとかないわー」って言いだけな顔をされた時は、眠れる薬じゃ済まんからね。お前ら、俺の犠牲を無駄にするな。
若かりし頃、当時付き合っていた人に、ものすごく言いにくそうに
「もうちょっと、格好にも気を使って欲しい...」
と言われたものの、世界が熱狂する見事なスルーを披露した事があった。即ふられた。
その後、格好に気を使い、ぽつぽつと周りにも
「格好いいよね。顔はアレだけど」
と言って貰えるようになった頃、付き合っていた人に
「男の癖に私より格好に気を使うとかないわ。顔もアレだし」
と言われた。即ふられた。
服装でモテる事は無い。これはもう間違いない。
ただし気を使わないのはダメだと思う。
今は、自分独りで細々と楽しんでます。
しかし奮闘するといっても、元々の知識もないし、見立ててくれる友人もいないことから、涙ぐましいまでの孤軍奮闘となる。
この時、男は大抵以下のような道をたどる。その道の末路も併せて追記しておく。
・とりあえずオシャレ男性雑誌を買ってみる。
しかし載っているのは奇抜な格好をしたイケメンばかり。ユニクロなら1億着ぐらい買えそうな価格がついた、何の変哲も無いTシャツとかが紹介されていて、これを着たら俺もこのフランス人イケメンみたいになれるかも!とか勘違いして勢いあまって買ってしまうものの、それに合う服も体も国籍も無くて泣きながら眠れる薬をたくさん飲む羽目になる。
・カッコイイ友人のコーディネートを真似てみる
しかし完璧に同じものとはいかず、色合いだけでもまねようと思うのに、なかなか目当てのものが見つからない。あれさえあればかっこよくなれるんだ!あれがなきゃダメなんだ!と思いつめ、他のものに目が行かず、ひたすらそれだけを探す日々になる。
必死にかき集めて似たような格好になれても、何かか違う。冷静に考えてみると俺あいつみたいにイケメンじゃなかったわという、あまりにも無常な真実に気付き眠れる薬を腹いっぱい。
・とりあえず無難な服を着てみる
しかし色合いに自信が無いことから、明るい色を避けて黒を選択することが多くなり、気がつけば全身真っ黒け。どこの黒ミサから逃亡中?というような格好で街を闊歩することになり、ただでさえ薄い影がますます薄くなり、夜に出歩くと見つけてもらえなくて、友達らとの待ち合わせ場所にいるのに無視されたりする。泣きながら 家に帰って眠れる薬ダース食いで夢から覚めないで。
このように、間違った方向に全力出した結果、本人は不幸になり、周りは大爆笑という愉快な事態になってしまうわけである。
このような事態を避け、ファッションを楽しむ最も手っ取り早い方法は何か。
それこそが、冒頭に書いた「マネキン買い」である。
服屋にディスプレイされたマネキンを見て回って、いいなと思うのがあれば、上から下まで全部脱がしてお買い上げ。よっぽど変な店でない限り、ディスプレイしているものは世間的に見ても、わりとカッチョイイ部類になると思うので、これでとりあえず1セットは、自信を持って着られるセットができる。
もちろん全部買わなくても、上だけまとめてとかもアリでして。
こんなことを繰り返してけば、自分で自分の好みがよく分かってくるし、割と楽しくなってくると思う。
ただし「おめかし楽しい=ファッションセンスがある」と世間では認識されてるからな。気をつけろよ。
女性に「服とか好きで、わりと買うよー」って軽く言ったら、俺の服装を上から下まで見てから、「それで服が好きとかないわー」って言いだけな顔をされた時は、眠れる薬じゃ済まんからね。お前ら、俺の犠牲を無駄にするな。
若かりし頃、当時付き合っていた人に、ものすごく言いにくそうに
「もうちょっと、格好にも気を使って欲しい...」
と言われたものの、世界が熱狂する見事なスルーを披露した事があった。即ふられた。
その後、格好に気を使い、ぽつぽつと周りにも
「格好いいよね。顔はアレだけど」
と言って貰えるようになった頃、付き合っていた人に
「男の癖に私より格好に気を使うとかないわ。顔もアレだし」
と言われた。即ふられた。
服装でモテる事は無い。これはもう間違いない。
ただし気を使わないのはダメだと思う。
今は、自分独りで細々と楽しんでます。
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