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2024/11/23 13:56 |
女性の服
「この間ね、彼女に服買ってあげたんだわ。ホラ、俺ってファッションセンスあるし、女の服も分かってるし」
ついこの間友人からこんな報告を、しかもこんな危険な時期に聞かされました。俺はどこの山奥にこいつのなきがらを埋めようか、真剣に検討を始めた。

ん?服を買ってあげた?
あげたとか言うその上から目線も微妙にイラっとするけど、またそんな危険行為に及んだのかコイツは。
女性に服を買うとか、どんなけ殉職希望者やねんって話ですよ。
そりゃあね、その女性と一緒に出かけて、彼女が気に入ったものを買うとかいうのなら問題はありませんよ。でも男だけの見立てで、女性服およびそれに順ずるものを購入するなんて。男がいくら知恵とセンスを絞っても、それが女性の御めがねにかなう確率はほぼゼロ。
有史以来、それで何人の男が憤死してきたことか。女は魔物やで。

だってね、女性どもは子供の頃から、おもちゃや女性誌で様々なファッションを見て、そのセンスをガンガン向上させてるんですよ。
その間、男どもは戦隊物か超合金ロボにうつつを抜かしてますからね。
女性にギャバンとシャイダーの違いが分からないのと同様に、男には女性のファッションは分からない。傾けている情熱と歴史が全く違う。
これは分が悪い。戦う前から負け戦率10割。
昔、彼女に会いに行ったらマンション入口で、知らないイケメンと仲よさそうに腕組んで出てくる彼女とバッタリ鉢合わせして、彼女は俺を見て、驚いた顔をして立ち止まって、でも2秒ほど経ったら微笑みながら
「じゃ、そういうことで」
と、言われて去っていかれて、俺は慌てて後を追いかけて「いやいやちょっとどういうことなの何々何ナノこれ」とか、2人のそばで泣きながら喚いてる俺ぐらい分が悪い。

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こと服を含めたファッションについては、女性は良いなぁと思うわけですよ。
わても女性ならね、女性ならではの可愛い服とかスカートとか着てみたいと思うんですよ。森ガールみたいな格好してみたい。
いやいや、早合点はいけません。俺は変態ではないので、いや、わりと変態であることは認めますけど、男の体のまま女性服が来たい、いわゆる女装がしたいという話ではなくてですね。
女性のファッションって、男性に比べてその数や種類、手法が桁違いに多いじゃないですか。モールなんて9割レディース服ですし。
男でももちろん、おめかしは楽しめるんですけど、やっぱ範囲が狭いんですよね。その点、女性は限界知らずじゃないですか。服だけでなく、アクセサリや靴や帽 子や化粧と、その組み合わせは無限ですよね。どれかひとつだけ変えるだけでも、雰囲気をガラっと変えたり出来るじゃないですか。それが凄く羨ましいなーと 思うわけです。ここ10年ぐらい。

でもね。
そんな、俺が性転換を真剣に検討するぐらい欲しい、女性の特権であるファッションへの情熱をゴミ箱にダンクシュートして、男としてでも通用する格好をする女性が後を絶たないわけですよ。
世間一般的にはそうでもなさそうで、主に俺の周りにだけ集中しとるのは、俺に対する女性のやる気の無さの表れの予感でもあるんですが、そこには触れない方向で。

いやね、もちろんそういうのが似合う人もいると思うんですよ。ボーイッシュとかいうジャンルになるんですかね。ともすればガサツと紙一重の、危険なジャンル なんですが、そういう人もいる。でもね、俺が指摘するのはそういう人じゃなくて、明らかに着飾れば可愛いでしょあなたなんでそんな残念なTシャツにジーン ズなの、という人なんです。
もったいない。もったいなすぎる。何の努力も不要な特権なのに、男にはどんなに望んでも絶対に得られない特権なのに、使わないなんて。もったいないお化けも真顔で「さすがの俺もそれはひくわ」言うぐらいもったいない。

まぁね。価値観なんて人それぞれで、そりゃあ本人には色々思うところがあるんでしょう。それに同性の目もあるしね。女性の同性に対するファッションチェックって凄いよね。すれ違っただけで、上から下までほぼ把握してるもんね。スキャナーでも内蔵してんのか。
俺がいくらミニスカニーソを希望したとしても、男サイド目線からは全然イケると思っても、女性サイドからはありえんわなんなのあのおばさん的な意見が出てきたりするわけで。

そんな背景も鑑みて、これ絶対似合うよねとか思っても、絶対に伝えてはならないという、血の鉄則を長年持ち続けてきました。
「女性にファッション関係の意見をする=さよなら現世」
この方程式は覆ることの無い真理として、俺の中に長く生き続けました。
ですが、ですがやでしかし。
この間、いつも白Tジーンズの、ファイナルファイトのコーディみたいな格好してる女友達と歩いてましてね。たまたま通りかかった服屋で、似合いそうな服を恐る恐る意見してみたところ、物凄く好反応でしてね。調子に乗って連れ回して、 色々な服をためつすがめつしてみたんです。その結果、さすがにミニスカニーソは拒否られましたけど、それでもさっきまでとは全く違う、パステルカラーの見まごう事なき女性が、爆誕したんです。
今までは彼女が前から歩いてきても、触れるぐらいの距離まで近づかないと女性と認識できなくて、コーディが悪党を殴りに行く途中という印象しかなかったんですが、これなら確実に女性と認識できる。スナイパーでなくても1キロ先からでも余裕で視認できる。それぐらい印象が変わっ たんですよ。その変わり様を本人も、わりと喜んでくれてましてね。

この経験は、物凄く衝撃的でした。
もちろん、コーディがはるな愛にアップデートしたことも驚きだったんですが、まさか男の意見が女性に受け入れられようとは。
もしかしてもしかすると、女性はこのあたり割と寛容なのかな?
いやいやたった一件の例外で騙されてはいけない。基本的には触れないほうが良い、魔の領域のはず。なのか?なのかも。なのか。そうか。やっぱ止めとこう。
ってな経験をした数日後、冒頭の会話となったわけですが。

「そしたら彼女めっちゃ喜んでくれてさー。しょっちゅう着てくれてんの。ヘビロテ(ワライ」
魔の領域に土足でズカズカ上がりこんで、あっさり成功を収めるとかお前はセガールか。
あー今すぐこいつめがけて、わりと大き目の隕石落ちてこないかなー。

どうなんよそのへん?

2011/11/13 14:40 | Comments(2) | TrackBack() | 日常

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コメント

つらい、実につらい!こんな言葉吐き捨てて恋人をさよならできる人が世の中にいるのね。。。世間は甘くなかった。しかも、たからさん、ブログで見る限りいい人よ?なんでそんなことができるのだろう。あ、そっちの話のほうに食いついちゃった。本題の女性の服を選ぶ男については、女性次第じゃないっすか?自分も昔、スタイリスト目指していた頃は男がファッションについて語ること事態、はぁ?っておもってたけど、相手が自分の好きな人だったり、気が許せる男友達だったりしたら、逆に自分の為をおもってもらえてると思うし、いいと思いますよ。でも受け取り方間違えたら、余計なお世話って思うオンナノコもいるかもね
posted by たらちゃんat 2011/11/14 22:07 [ コメントを修正する ]
さすがに、30過ぎてそんな人とは出会ってませんよ。まぁ男も女も色々いますよね。
総括すると、やはり女性のファッションに触れるのは「危険」なのですな。しかと把握しました。
posted by たからat 2011/11/27 09:04 [ コメントを修正する ]

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