俺のおみや

稜線に出ると、とんでもない強風。
なのに反対側に少し降りるとアラ不思議、風がほとんど感じられない。
山が壁になって、風を緩和してくれてるんですな。
自然の力ってすげーなー。

しかし登山道は稜線沿いに作られているので、そこを歩くしかなく、風との闘い（防戦一方）は延々と続いた。

北岳の肩という小屋に到着。






ここにもテン場はあるけど、誰も張ってない。
ちょっとトイレ臭が酷かった。

そこからちょこっと登って、ようやく北岳山頂に到着。
日本で２番目に高い頂！






嬉しかったけど、今夜の宿泊地はまだ相当遠いし、風も強いしザックは重いしで、早々に出発。

目指すのは、辛うじて真ん中に見えている小屋。






見えた！けど遠い！
歩いても歩いても歩いても、なかなか近づかない。
もうちょっとだ。もうちょっとでこのアホみたいに重い荷物を投げ捨てることが出来る！
何度もそう呟きながら、自分を鼓舞してました。しつこいけど風がキツい。

そしてようやく北岳山荘に到着。
早速テントを張り、ザックを投げ捨てる。
靴を脱いで、サンダルに履き替える。
この瞬間が最高に幸せ。

テントの真正面に富士山が見える！






ちょっと寒かったけど、綺麗だったのでずっと眺めてた。

暗くなってきたので、いつもどおり２人飲み会すんべと、テントの外からグラム女に声を掛けてみたが、応答なし。
どうやら寝ている様子。

ひとりで飲んでいたら、いつの間にか目を覚ましたグラム女が参戦し、婚活の話題で夜中まで話し込む。
その後、お互いのテントに別れて就寝。
どんどん風が強くなってきて、テントがものすごく揺れる。
こりゃあ夜中に、ペグ打ち直す必要が出てくるかもしれんなー。

つづき