起きたら5時過ぎ。
テントの外から、周りの人たちが動き出す音が聞こえてきた。
ならば俺もそろそろ起きるべ。
これからいよいよ劔だー!やったー!
快晴!
朝の定番お味噌汁と、ポークカレーご飯付を食う。
サブザックに水やおやつや応急セットなんかを詰めて、一眼レフを斜めがけして、立派なおのぼりさんが完成した。
いざゆかん劔へ!
テントの外から、周りの人たちが動き出す音が聞こえてきた。
ならば俺もそろそろ起きるべ。
これからいよいよ劔だー!やったー!
快晴!
朝の定番お味噌汁と、ポークカレーご飯付を食う。
サブザックに水やおやつや応急セットなんかを詰めて、一眼レフを斜めがけして、立派なおのぼりさんが完成した。
いざゆかん劔へ!
劔岳への道は、ほとんど北へ一直線。
途中、雪渓を横切る場面が何度かあった。
真ん中あたりに人が歩いているのが見える。
さすが北アルプス。雪渓の規模が違う。
アイゼン無しで歩くのは、ちょっとドキドキしたお。
雪渓の真ん中に立ち止まってみる。
上から、ものすごく冷たい風が吹き付けてくる。涼しい!
この冷たい風があるからこそ、雪が残り続けるんだなー。
所々で、小さな花が見られるのも夏山の魅力。
山百合かな。可愛いす。
劔岳前の小屋を経由して、ここからは基本ひたすら登り。
雄大すなぁ。
写真でしか観たことが無いような景色が、360度広がってて、少し歩くと景色も変わって見えてくる。そこに歩く人とか雲とか太陽の光とかで、観るたび景色は変わってて、そういう景色の「中」にいるって感じられたとき、山っていいなって思う。
そしていよいよお待ち兼ねの、鎖場。
えっ、こんなんで鎖張っちゃうの?
しかもご丁寧に、豪華な案内板付きで?
なんだか観光地に来てしまったなと、この時思った。
もっとこう、唯一引っかかってた指がすべったら、あいつとララバイ的な環境を期待してたのに。いやいやまだまだ先があるし、有名なカニの縦横系は多分、俺の破滅思考を満足させてくれるはずだ。
この細い橋は、わりとスリルあった。
細い上に、微妙に軋むのな。
そしてシースルーでありかつ、右側は崖というところも、なかなかマニア心を理解している、職人魂あふれる設計と言える。楽しいので、わざわざ下山道を経由して、1周してきて2回渡った。
そんな事している間に、ガスってきた。
ここら辺まで来ると道が細いので、抜かしたり抜かされたりする以外は、ペースの近い人と一緒に歩くことになる。
素性は全く知らないけど、前後の人とわりかし和気藹々としながら登るのも、一期一会で楽しい。
そしてあっさりと、カニのタテバイに到着。
ってか大渋滞。
登れるようになるまで、30分ぐらい下で待たされる。
遅い人はしょうがない。
岩を落としてくる人も、まぁ許そう。
しかし喫煙者、テメーはダメだ。
人ごみの中で平気でタバコ吸う阿呆は、星にしてもいい法律作れよ。
そこを抜けると、何やら騒いでいる一団が。
聞いてみると、丸い虹が出てるって教えてくれた。
俺に教えて満足したのか、その一団は去ってしまった。
俺も後ろから来た人に教えて、その場を去った。
俺が教えた人も、後ろから来た人に教えてた。
楽しい連鎖ですな。
そして頂上。
ガスってて、なんも見えませんでした。
狭い頂上にはものすごい数の人が。
なにやらバーナー出してる人もいるし。
ここで晴れるのを待ってるのかなー。
人ごみが嫌なので、到着から1分ぐらいで下山開始。頂上など所詮は通過点よ。
カニのタテバイは、登り専用で、降りるほうはカニのヨコバイになる。
タテバイはその名の通り、縦に登るのに対し、ヨコバイは横移動。
壁に張り付くところは、足場を見つけるために、足元をどうしても見る必要があるので、一緒に崖下も見ることになり、結構怖い。
下から見たところ。
タテバイよりはスリルあるっす。
そりゃこれだけの人が来てたら、たまには事故る人もいるだろうて。
富士山と同じくここで事故者が多いのは、単純に来る人が多いからか。
もしかして最高難易度ってのは、
「難易度が高い=事故者多い≒登山者が多い為」
ってだけじゃないのか?
似た様な、安全に作られた遊具のような岩場を越えて、テン場に戻った。
どうしよう。なんなんだろうこの気持ちは。
本当はもう1泊して行く予定だったんだけど、時間的にも体力的にも余裕があったので、速攻撤収して帰ることにした。
さすがに山頂ピストンの後、濡れたテントを背負って帰るのはキツかった。あまりにもキツいので、後半走って下山。
最近気付いたんだけど、下山は走った方が楽なんだよね。バランス崩しても持ち直しやすいし。
降りる前に、日本最高高度にあるというミクリガ温泉にも入ってスッキリ!
温泉出たら大雨で、いくら待っても止まないので、泣く泣く薄汚れたレインスーツを着こんで外に出たら、数分で止んで快晴!汗だく!
地獄谷。
そこらじゅうでガスが蔓延してて、「立ち止まったら死ぬよ」的なアナウンスが、ヤケクソで流されまくってた。
そんな事いわれても、あたしバテバテですがな。
立ち止まりたくもなりますわな。
バスとケーブルカーを乗り継ぎ、車に戻れた時はホッとしました。
初劔岳、完了しました。
このルートは、楽しいことは楽しいんだけど、難易度は低いです。
外岩のクライミングを、一度でも経験しているなら超余裕。
次いくなら、別方面から攻めたいす。
途中、雪渓を横切る場面が何度かあった。
真ん中あたりに人が歩いているのが見える。
さすが北アルプス。雪渓の規模が違う。
アイゼン無しで歩くのは、ちょっとドキドキしたお。
雪渓の真ん中に立ち止まってみる。
上から、ものすごく冷たい風が吹き付けてくる。涼しい!
この冷たい風があるからこそ、雪が残り続けるんだなー。
所々で、小さな花が見られるのも夏山の魅力。
山百合かな。可愛いす。
劔岳前の小屋を経由して、ここからは基本ひたすら登り。
雄大すなぁ。
写真でしか観たことが無いような景色が、360度広がってて、少し歩くと景色も変わって見えてくる。そこに歩く人とか雲とか太陽の光とかで、観るたび景色は変わってて、そういう景色の「中」にいるって感じられたとき、山っていいなって思う。
そしていよいよお待ち兼ねの、鎖場。
えっ、こんなんで鎖張っちゃうの?
しかもご丁寧に、豪華な案内板付きで?
なんだか観光地に来てしまったなと、この時思った。
もっとこう、唯一引っかかってた指がすべったら、あいつとララバイ的な環境を期待してたのに。いやいやまだまだ先があるし、有名なカニの縦横系は多分、俺の破滅思考を満足させてくれるはずだ。
この細い橋は、わりとスリルあった。
細い上に、微妙に軋むのな。
そしてシースルーでありかつ、右側は崖というところも、なかなかマニア心を理解している、職人魂あふれる設計と言える。楽しいので、わざわざ下山道を経由して、1周してきて2回渡った。
そんな事している間に、ガスってきた。
ここら辺まで来ると道が細いので、抜かしたり抜かされたりする以外は、ペースの近い人と一緒に歩くことになる。
素性は全く知らないけど、前後の人とわりかし和気藹々としながら登るのも、一期一会で楽しい。
そしてあっさりと、カニのタテバイに到着。
ってか大渋滞。
登れるようになるまで、30分ぐらい下で待たされる。
遅い人はしょうがない。
岩を落としてくる人も、まぁ許そう。
しかし喫煙者、テメーはダメだ。
人ごみの中で平気でタバコ吸う阿呆は、星にしてもいい法律作れよ。
そこを抜けると、何やら騒いでいる一団が。
聞いてみると、丸い虹が出てるって教えてくれた。
俺に教えて満足したのか、その一団は去ってしまった。
俺も後ろから来た人に教えて、その場を去った。
俺が教えた人も、後ろから来た人に教えてた。
楽しい連鎖ですな。
そして頂上。
ガスってて、なんも見えませんでした。
狭い頂上にはものすごい数の人が。
なにやらバーナー出してる人もいるし。
ここで晴れるのを待ってるのかなー。
人ごみが嫌なので、到着から1分ぐらいで下山開始。頂上など所詮は通過点よ。
カニのタテバイは、登り専用で、降りるほうはカニのヨコバイになる。
タテバイはその名の通り、縦に登るのに対し、ヨコバイは横移動。
壁に張り付くところは、足場を見つけるために、足元をどうしても見る必要があるので、一緒に崖下も見ることになり、結構怖い。
下から見たところ。
タテバイよりはスリルあるっす。
そりゃこれだけの人が来てたら、たまには事故る人もいるだろうて。
富士山と同じくここで事故者が多いのは、単純に来る人が多いからか。
もしかして最高難易度ってのは、
「難易度が高い=事故者多い≒登山者が多い為」
ってだけじゃないのか?
似た様な、安全に作られた遊具のような岩場を越えて、テン場に戻った。
どうしよう。なんなんだろうこの気持ちは。
本当はもう1泊して行く予定だったんだけど、時間的にも体力的にも余裕があったので、速攻撤収して帰ることにした。
さすがに山頂ピストンの後、濡れたテントを背負って帰るのはキツかった。あまりにもキツいので、後半走って下山。
最近気付いたんだけど、下山は走った方が楽なんだよね。バランス崩しても持ち直しやすいし。
降りる前に、日本最高高度にあるというミクリガ温泉にも入ってスッキリ!
温泉出たら大雨で、いくら待っても止まないので、泣く泣く薄汚れたレインスーツを着こんで外に出たら、数分で止んで快晴!汗だく!
地獄谷。
そこらじゅうでガスが蔓延してて、「立ち止まったら死ぬよ」的なアナウンスが、ヤケクソで流されまくってた。
そんな事いわれても、あたしバテバテですがな。
立ち止まりたくもなりますわな。
バスとケーブルカーを乗り継ぎ、車に戻れた時はホッとしました。
初劔岳、完了しました。
このルートは、楽しいことは楽しいんだけど、難易度は低いです。
外岩のクライミングを、一度でも経験しているなら超余裕。
次いくなら、別方面から攻めたいす。
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“人ごみが嫌なので、到着から1分ぐらいで下山開始”と
“後半走って下山”には
笑わせてもらいました。
でも花の写真、可愛い~♪
もっとこういうの見たいわ~