こいつがまぁ、よく言えばレトロ、悪く言えば古くさいバイクでしてね。
ものすごく飾らない、おっさん好みのバイクなんですよ。
教習所の大型教習では、大抵このバイクが使用されてます。
故に「教習車」とも呼ばれてまして、教習所で大型二輪を取った人なら、大抵の人が1度は乗ったことのあるバイクです。
教習車の基準として「これに乗れたら他もまぁ大丈夫」というバイクを選ぶわけなんですよね。
だから、そりゃあもう重いしエンジンからの放熱は熱いし、適当にやったら曲がってくれないしで、最新のテクノロジーを完全に無視したものであり、自らこのバイクを選ぶ人の気が知れない、という代物です。
俺は元々、カワサキのZZR400というバイクに乗っていたんですよ。
俺が初めて買ったバイクで、ものすごくお気に入りでした。もちろん今もすんげーお気に入りです。
ほら、カッコイイっしょ?後ろに洗濯物とか下がってるのがちょっとアレですが。
こいつも400ccの中では相当重かった。余裕で200キロ越えてましたからね。
140キロぐらいの400ccもあるってーのに、200とかおかしい。
どうもカワサキって会社は、元が飛行機とか作ってるところなんで、重くすれば安定すると勘違いしているふしがあって、バイク作りにもそれが現れてるんですよね。
この重さが制御できず、立ちゴケ(止まってる状態でバランスを崩してコケる)も何回もしましたしね。
記念すべき1回目のコケは、忘れもしません。
納車して2週間ぐらいで、ピカピカの状態だったんですよ。
当時付き合っていた恋人を後ろに乗っけて、並ぶ車の最前列で信号待ちしていたんですわ。
その時、なぜかコケてしまいましてね。
「ひぃぃぃぃぃ俺のバイクに傷がーーー新車があぁぁぁぁぁぁぁAAAAAAAA!!!111!!!」
コケたバイクの周りをぐるぐる回って、悪魔でも召還してんのかって勢いで、もう大騒ぎですよ。
当然彼女も転がり落ちたんですが、俺はびた一文、彼女の心配なんてしなかったですからね。
人間の本性は、こういった非常時にこそ出るものです。
普段は「キミが一番大切なんだ」とかホザいてても、いざとなったらこれですよ。
彼女にはその2年後ぐらいにフラれたんですが、逆によくもまぁここまで我慢してくれたなぁと思います。
俺ならそんな男、絶対断固無理。
まーそんな話ではなくて。今乗ってるCB-750の話。
若かりし頃はね。
冬でも乗りまくっていた。
なんせ納車が2月とかだったからね。
そして2月中に1000キロ走ったからね。くそ寒いのにバイクなんて、頭おかしいとしか言いようがない。
でももう無理。やっぱ車のが楽。
だから冬の間は、ほとんどほったらかしなんですわ。
となると、冬の寒さも相まって、エンジンの掛かりがものすごく悪くなるんですよね。
このバイクのエンジンは、原チャみたいにスタータースイッチを押してセルを回すんですが、放置されまくった挙げ句、真冬の風にさらされまくったバイクは、そんなモンじゃいくらやってもかかってくれない。
そうなると、もはや残された手段は「押しがけ」しかないんですよ。
「押しがけ」ってーのは、人力でバイクを押して加速させ、頃合いを見計らってギアを叩き込み、強引にエンジンをかけるという技です。まぁ手動でエンジンを回すみたいな感じですね。この技は、原チャではクラッチがないので出来ません。
何が辛いって、このナナハンのくそ重いバイクを押して、時速88マイルまで加速しないとバックトゥザフィュチャー出来ないわけですわ。この押しが辛い。ヘタに押すとコケますしね。
下り坂を使えば楽なんですけど、失敗したときの悲劇(上り坂を押して戻ってこないといけない)にビビって、平地で必死に右往左往ですわ。
エンジンがかかるころには、全身汗だく。
もうちょっとバイクに愛をもっていこーと思います。
ものすごく飾らない、おっさん好みのバイクなんですよ。
教習所の大型教習では、大抵このバイクが使用されてます。
故に「教習車」とも呼ばれてまして、教習所で大型二輪を取った人なら、大抵の人が1度は乗ったことのあるバイクです。
教習車の基準として「これに乗れたら他もまぁ大丈夫」というバイクを選ぶわけなんですよね。
だから、そりゃあもう重いしエンジンからの放熱は熱いし、適当にやったら曲がってくれないしで、最新のテクノロジーを完全に無視したものであり、自らこのバイクを選ぶ人の気が知れない、という代物です。
俺は元々、カワサキのZZR400というバイクに乗っていたんですよ。
俺が初めて買ったバイクで、ものすごくお気に入りでした。もちろん今もすんげーお気に入りです。
ほら、カッコイイっしょ?後ろに洗濯物とか下がってるのがちょっとアレですが。
こいつも400ccの中では相当重かった。余裕で200キロ越えてましたからね。
140キロぐらいの400ccもあるってーのに、200とかおかしい。
どうもカワサキって会社は、元が飛行機とか作ってるところなんで、重くすれば安定すると勘違いしているふしがあって、バイク作りにもそれが現れてるんですよね。
この重さが制御できず、立ちゴケ(止まってる状態でバランスを崩してコケる)も何回もしましたしね。
記念すべき1回目のコケは、忘れもしません。
納車して2週間ぐらいで、ピカピカの状態だったんですよ。
当時付き合っていた恋人を後ろに乗っけて、並ぶ車の最前列で信号待ちしていたんですわ。
その時、なぜかコケてしまいましてね。
「ひぃぃぃぃぃ俺のバイクに傷がーーー新車があぁぁぁぁぁぁぁAAAAAAAA!!!111!!!」
コケたバイクの周りをぐるぐる回って、悪魔でも召還してんのかって勢いで、もう大騒ぎですよ。
当然彼女も転がり落ちたんですが、俺はびた一文、彼女の心配なんてしなかったですからね。
人間の本性は、こういった非常時にこそ出るものです。
普段は「キミが一番大切なんだ」とかホザいてても、いざとなったらこれですよ。
彼女にはその2年後ぐらいにフラれたんですが、逆によくもまぁここまで我慢してくれたなぁと思います。
俺ならそんな男、絶対断固無理。
まーそんな話ではなくて。今乗ってるCB-750の話。
若かりし頃はね。
冬でも乗りまくっていた。
なんせ納車が2月とかだったからね。
そして2月中に1000キロ走ったからね。くそ寒いのにバイクなんて、頭おかしいとしか言いようがない。
でももう無理。やっぱ車のが楽。
だから冬の間は、ほとんどほったらかしなんですわ。
となると、冬の寒さも相まって、エンジンの掛かりがものすごく悪くなるんですよね。
このバイクのエンジンは、原チャみたいにスタータースイッチを押してセルを回すんですが、放置されまくった挙げ句、真冬の風にさらされまくったバイクは、そんなモンじゃいくらやってもかかってくれない。
そうなると、もはや残された手段は「押しがけ」しかないんですよ。
「押しがけ」ってーのは、人力でバイクを押して加速させ、頃合いを見計らってギアを叩き込み、強引にエンジンをかけるという技です。まぁ手動でエンジンを回すみたいな感じですね。この技は、原チャではクラッチがないので出来ません。
何が辛いって、このナナハンのくそ重いバイクを押して、時速88マイルまで加速しないとバックトゥザフィュチャー出来ないわけですわ。この押しが辛い。ヘタに押すとコケますしね。
下り坂を使えば楽なんですけど、失敗したときの悲劇(上り坂を押して戻ってこないといけない)にビビって、平地で必死に右往左往ですわ。
エンジンがかかるころには、全身汗だく。
もうちょっとバイクに愛をもっていこーと思います。
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