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2024/11/23 11:19 |
唐突に、木曽御嶽山へ その1
深夜にネットの海を徘徊していると、友人よりメッセージ。
「明後日、山行かね?」
「OK」
レベルのやり取りで急遽、日帰りで木曽御嶽山に登る事に。

三連休の初日なので、混むことを予想して前日深夜に出発。
高速は問題なかったけど、降りてから一般道を経て登山道までが、ムチャクチャ遠かった。
だーれも走らない深夜の山道を、ただひたすら走り続ける。
霊験あらたかな山なので、いたるところに、石碑関連のオブジェがあり、たまにヘッドライトで浮かび上がるそれらが、とっても不気味。
一体どこまで登り続けるの?という道をひたすらひたすら走って、ようやく登山口前の駐車場に到着。

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時刻は朝4時。まだ暗い。
一睡もしないまま来ているので、とりあえず車内で仮眠を取る。
いつでもどこでも眠れる俺は、一瞬で寝落ち。

1時間ぐらいで目が覚めて、とりあえずの眠気は去った。
寝ている友人の横で、ガサガサと袋をかき回して、朝ごはん代わりのおにぎりなんかを出して食べてると、その迷惑な音のおかげで友人も起きる。
「眠いー。あと5分ー」とか5分毎に繰り返す友人を放置し、外に出てみる。

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いい天気。日差しは暑いけど、風はひんやりと冷たい。
2000メートルはやっぱ涼しい。だけど、虫が多すぎる。
小バエみたいなのとか、ハチが俺の周りをくるくる回ってる。この虫たちには、結局一日中まとわり付かれる事になる。

半袖のTシャツ一枚では、やっぱちょっと寒い。
荷物をあさると、冬山用に入れてあったヒートテックの長袖を発見。俺の変態的な耐寒能力は、冬山でも如何なく発揮されたので、結局使ってないけど。
せっかくだしとヒートテックを着込んだけど、あまりの暑さに登山開始数分後には脱ぎ捨てた。
やはり夏山。いくら標高が高くても、半袖1枚で十分だわ。

5分地獄から抜け出した友人と準備をして、6時ごろ登山開始。
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あのてっぺんまで行きますよー。約1000メートル登ります。
この山は富士山みたいに、山頂まで一直線の道をひたすら登る。
山頂までどのぐらいかが常に見えているので、精神的に辛い。ってか眠い。

平坦な道をテクテク歩けたのは数分間。
そこから登り開始。
これまた富士山みたいに、山頂まではずーっと登り。平坦な道とか降りてる道は皆無で、非常に男らしい登山道。辛い。ってか眠い。

まずは木々に囲まれて、虫にも囲まれて、一応階段っぽくなっている登山道を歩く。
木々に囲まれているせいで、風が届かずかなり蒸し暑い。
既に披露困憊で、座り込んで休んでいる登山者がいっぱいいた。
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雲海がステキ。
遠くの方の山を、あれば○○だとか山の名前を連れに教えている人がいた。
その人いわく、富士山も見えているらしいけど、本当にここから見えるのか?
なんか形違うような気が。

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はーい、まだまだいくよー。
とりあえず何が辛いって、眠い事。
どこかで寝たかったけど、日陰が全く無いので、おちおち寝てもいられない。友人と2人で終始、眠い眠いと連発しながら登った。

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ここで標高2500メートルぐらい。
このあたりに来ると、虫の量が激減した。
そしてとても涼しい。でも日差しは熱い。
気休めに日焼け止めも塗ってたけど、本当に気休めだった。
山降りてからシャワー浴びたら、痛みで絶叫したわ。

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右の写真で、駐車場が見える。
あんなところから歩いてきたんだなーと感動。あんなところまで歩いてくんだなーと絶望。

道中に避難小屋がいくつかあり、そのうちのひとつに、何故かライチュウのぬいぐるみが放置されてた。帰り道にのぞいたら、おっさんがそれを枕にして寝てた。なるほどあれは残置枕だったのか。

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上に行くにつれ、岩場っぽくなってくる。
ぐらぐら揺れる岩なんかもあるし、一歩がでかくなるので、地味に疲れる。
あの白い建物が、その名も山頂山荘。そんまんまやがな。
登山口からは、はるか天竺のような場所にあるように見えた頂上だけど、ちょっとずつ近づいてきたのを実感できるのは嬉しい。

つづき。


2011/07/18 18:29 | Comments(0) | TrackBack() | 登山

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