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2024/11/23 14:17 |
西穂高 初めての北アルプス その2
登山前日。
登山開始までのスケジュールとしては
前日夜に出発して夜中にロープウェイ乗り場に到着。
ロープウェイが動く時間まで車中で仮眠。
ロープウェイで登山道まで上がって、登山開始。
となっていた。
ザックがデカいので車のスペースが少なく、なんか寝るのが大変だった。

寝たような起きたような状態で朝を迎え、ロープウェイに乗る。
このロープウェイは、一気に2155メートルまで連れてってもらえる文明の利器。
下からてくてく歩いて登る道もあるんだけど、誰一人として「自分の足で登る」と言い出さなかった。クライマーの鑑です。

ロープウェイを降りた瞬間から、もうこの景色。
雪がハンパない。
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ロープウェイは登山客でない、一般客も大勢乗ってる。ってかほとんどそう。
ある程度進むと登山道になり、そこからは登山装備なしの方はお断り。
これのために買った10本爪アイゼンを装着し、雪の中を進む。
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爪のおかげで急な坂でも滑らない!
ちなみにアイゼンってのはドイツ語かなんかで、英語はクランポンとかいうらしい。フランス語だったかな。
日本ではアイゼンのほうが呼び方としては一般的だけど、どう考えても、クランポンの方が響きが可愛いよね。

さすが2000メートル級。
普段登ってる低山もいいけど、やっぱ景色の雄大さが全然違うなー。
厳冬期はさすがに怖くて来られないけど、残雪期の景色はより格別ですなぁ。
ただあまりにも雄大すぎて、なんか出来のいい写真を見てるみたいで、現実味が湧かないのも確か。慣れの問題か。

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1時間ほどだらだら歩いて、西穂山荘に到着。
この前がテント場になっていて、管理している山荘に500円払って表札をもらう。
とりあえず重い荷物を降ろして、テントを張る。
これで明日の下山まで、このアホみたいに重い荷物を持たなくても済むなんて幸せ。
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3人だから3つのテント。
やはりこうでないと。うん。

ちらりと左手を見上げたら、すんごい傾斜の壁があった。
試しにコンパスを出してみると、登山道はアチラになっとった。
え。これ登るんスか?まじで?
dafafec2.jpg





見なかったことにして、山荘名物とかいうラーメンを食う。

6a928ca2.jpg





醤油ラーメン。味も見た目も極普通!!
下界で出てきたらいいとこ280円だけど、高地価格により800円。でもまぁ1000円とか言い出さないだけ良心的。なのか?
それでもまぁ、登山中に食べた食事のうちでは、かなり豪華な方。

テントに戻ってボケーっとする。
高度と雪のせいで日差しが強烈で、テント内でもサングラスしてないと目が痛い。
これ、相当日焼けするだろうなぁ。
外では仲間の2人が、雪を積み上げて風防壁を作ってる。
俺も作らないとなーでもおなかもいっぱいだし眠いなー寝ようかなー
と思ってたら寝てた。

1時間ぐらいして、テントの外から呼ばれた。
独標を目指すそうな。
独標までは初心者でもいけるけど、その先は上級者向けらしいので、行くとしても独標まで。
なにやらアナウンスによると、独標の前の道が凍っていて危険らしいので、そこもダメそうなら手前で帰ろうと、非常に平和的な雰囲気で、わてら三人はテント場を後にした。
風が強いので、テントが飛んでないか、気になって気になって。
数歩歩くたびに、振り返って確認してました。
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うん。まだある。


8e991f11.jpgba103460.jpg





こんな道をひたすら行きます。
はるかかなたに点々と人がいて、あんなところまで登るのかと、気が遠くなる。
それと、とにかく日差しと風が強い。
風が吹くと寒い。
よく考えたら俺、タンクトップとTシャツと、ペラペラのウインドウブレイカーしか着てないわ。全部ユニクロで合計価格3000円以下だわ。近畿のシベリアで鍛えた俺でも、さすがに寒いわ。




はるかかなたに見える道でも、登れば少しずつ近づいて、さっきまでいた場所がはるかかなたになる。どちらの道も見えていて、それに付随して遠くの山々も一緒に見えていて、自然ってすごいなぁと改めて思う。

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山荘から独標までは、高低差としては300メートルほどなんだけど、雪の直登だから結構しんどい。
先の先まで見えているのは雄大だけど、見てしまうとココロオレル。
なるべく見ないように見ないように、下を向いて歩きました。

続き

2011/05/11 22:12 | Comments(0) | TrackBack() | 登山

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