俺のおみや

グローバル・ポジショニング・システム。略してＧＰＳ。
三つの衛星から位置情報を取得して、地球上のどこにいるかを測定するシステム。
この夢のシステムが開発されて以来、俺はこれのとりこになった。ってか現在もとりこ。とりこing。

最近は山に行くことが多いんだけど、ここでもＧＰＳの威力は発揮される。
中でも、ガーミンという会社が出しているＧＰＳレシーバーは最強の一言に尽きる。
まず、乾電池２本で１０時間ほど動く。これが携帯やｉ－ｐｈｏｎｅとは決定的に違うところ。
なおかつ防水で、高度や魚群探知や電子コンパスなど、もうアウトドア野郎が泣いて喜ぶ機能が目白押しなのだ。
ただしお値段も最強。
現在最新機種であるオレゴン４５０は、お値段10まんえん。
旧機種であっても、元々１０まんえん前後の価格でした。

もうね、アホかと。バカかと。
こんなもん、セレブしか買えないだろうと。
こちとら、スーパーは１９時以降しか行かない法律を独自に施行しているほどの、見切り品大好き野郎ですよ？
下２桁の値の動きに一喜一憂している身ですよ？
10まんえんなんて天文学的金額が、用意できるわけないじゃないですか。もはや身代金のレベルですよ。
だからオレゴン４５０は、素晴らしいＧＰＳレシーバーであり、技術屋としても山屋としても、是非とも手に入れたいアイテムではあるんだけど、まぁ来世に期待かなと思ってた。

でもね。
この間山に行った時に、友人に貸してもらったんです。
もうダメ。愛した。即愛しちゃった。
何とかして手に入れなければと思った。
正直、友人をＳＡＴＵＧＡＩして、これまで培った西村京太郎の推理小説的な知識を駆使して、完全犯罪を成し遂げる案まで真剣に検討したからね。
でも十津川警部と亀さんに余裕で捕まると思ったから、断念したけどね。

１０まんえんという、地球まるごと買えるような金は用意できない。
しかし、がーみんは欲しい。
どうすればいい！？
考えろ、考えろ俺！
こういう時のために高等教育を受けてきたんだろう！

そして色々探して至った結論。
うん。同じ機種の英語版を買おう。
英語版と日本語版の違いは
・日本語版は内蔵メモリが８ギガ（英語版は８５０メガ。単純に１０倍）
・日本語版には日本の全国地図（山用、ナビ用）がついてくる。
・日本語版は日本語。
等が主な違い。

そもそも日本の地図なんて、後から無料版を逐次入れるか、有料でもせいぜい２０００円ぐらいで手に入るから、いらんし。
内蔵メモリも、ｍｉｎｉＳＤが入れられるから、８ギガどころか１６ギガだって増設できるし。
日本語化だって、内部のフォントをいじれば可能だって事は分かってるし。
プログラマーやってる身としては、そうした「いじくり」はむしろお願いしたいぐらい。

だいたいねー。
日本語版ってだけで、アホみたいに高くしすぎ。
一時期流行ったビリーズブートキャンプもそうですよ。
英語版なら３０００円なのに、日本語版は１万円越えてましたよね。
まぁそれぞれの国のビッマックの値段によって貧富は測られてるらしいので、それに応じて高くなるのはビジネス的にはありなのかなと思うのですが。
俺はヤダ。

というわけで英語版を買うことを決意。

楽天とかで見てみると、大体３５０００円ぐらい。
色々調べた結果、英語版なら米アマゾンで２９０ドル程度で買える事が分かった。
これが一番安い。

ただし、米アマゾンから電子機器は直接日本には送ってもらえない。
なので、米国で住所を取得し、そこに送りつけて、そこから改めて日本の自宅に送る必要がある。
米国に住所がある人なんてまれだろうけど、そこは便利な代行サービスがある。
「個人輸入　代行」なんかでググると、いっぱいひっかかる。
そこで登録すると、米国用の住所がもらえる。
そこを自宅として登録して、アマゾンからその住所へ商品を送ってもらう。
その住所に商品が届いたら、代行業者から連絡がある。もちろん全て日本語で対応できる。
代行業者に、日本の自宅を伝えると、業者から自宅に郵送してもらえる。
詳細はこのあたり。
http://www.j-love.info/amazonnew/

かなり時間はかかる（数週間）ものの、円高ドル安もあいまって、かなり安く購入できる。
結果として俺が買ったオレゴン４５０は、代行費、送料込めても２万円台で買えた。

他にも、日本とほとんど同じ（むしろ日本よりおまけがいい）なのに、日本より圧倒的に安いものがいっぱいある。
こういうものは、積極的に海外から購入するというのもアリかもしれないね。日本の景気は悪くなるけど。

なんか最近は、米アマゾンが日本人排除キャンペーンしてるらしい。
買うのならお早めにー。