暑い。
こんなに暑いのに、そこかしこで
「猛暑」
とか言われると、余計に暑く感じる。
猛暑なんて言われなくても、おもくそ分かっとるわ!
そんなもん、火を見るより明らかやんけ。
ああまた暑い文字が。もう駄目。溶ける。
でもクーラーつけたら夏に「負けた」みたいになるから、まだ今年はクーラー使ってないよ。
なんか部屋の中でも熱中症で死んだ人いるみたいね。
多分俺そんな死に方しそう。
こんな暑いのに、登山なんて行ってられないわけです。
おまけに夏は、スズメバチにヤマビルに熊さんと、山で出会いたくない3大生物の最盛期ですからね。高山なら涼しくて虫おらんし、楽しいかもしれませんが。
というわけで夏は水辺ですよ水辺。
スキューバもいいんですけど、手軽に楽しめる沢登りにハマってましてね。
こんなに暑いのに、そこかしこで
「猛暑」
とか言われると、余計に暑く感じる。
猛暑なんて言われなくても、おもくそ分かっとるわ!
そんなもん、火を見るより明らかやんけ。
ああまた暑い文字が。もう駄目。溶ける。
でもクーラーつけたら夏に「負けた」みたいになるから、まだ今年はクーラー使ってないよ。
なんか部屋の中でも熱中症で死んだ人いるみたいね。
多分俺そんな死に方しそう。
こんな暑いのに、登山なんて行ってられないわけです。
おまけに夏は、スズメバチにヤマビルに熊さんと、山で出会いたくない3大生物の最盛期ですからね。高山なら涼しくて虫おらんし、楽しいかもしれませんが。
というわけで夏は水辺ですよ水辺。
スキューバもいいんですけど、手軽に楽しめる沢登りにハマってましてね。
沢登って言っても、ロープを使って滝を登って行ったりするハードなんじゃなくて、ただ川を歩いて登っていくだけの、お手軽簡単沢遊びです。シャワークライミングとか言ったりもします。
今回は滋賀県の、明王川に行きました。
随分前にツアーで行ったことがあり、その後たびたび1人で来ては水遊びしてました。
こんなところを、時には岩伝いに、時には泳いで、どんどん逆行していきます。
水は冷たくて気持ちいい!
そしていきなり出くわす人工物。
右側のハシゴから登り、帰りは飛び降りもOKな滝。
せっかくの山の中に、人工物があるのに辟易する人もいるそーですが、俺は綺麗だから好きです。
近くまで行くと迫力があります。
これをクリアし、さらに行くと今度は天然の壁が有ります。
ツアーではここまでしか行かなかったけど、まだ先があるので調子に乗って進みました。
ここで止めておけばあんな惨事には..
ここからはちょっと難易度が上がり、川の流れが急なところや、底が見えないほど深いところを行く事になります。そして、場所によっては川を避けていく必要があり、岩肌を登り歩くボルダリングの技術が少し要求されます。ボルダリング暦6年、認定10級(最下級)という天賦の才を持つ俺は、これらを余裕で泣きながらクリア!
だからね、ボルダリングは登るより降りる方が難しいとあれほど..
さらに進み、川の分岐点に来ました。
今までに無いほどの流れの激しさ、そして水の深さ。
おお、あの滝の近くに行ってみたい!と足を進めましたが、どー考えても流される。
そして右の川に流されてしまった場合、こちら側に帰ってこられる保証が無い。
おまけにどれだけ深いのか分からないぐらい深いし、これだけの流れの中で自由に泳げるわけが無い。
というわけで引き返しました。俺にしては賢明だと思いました。
そしてこれまで、死ぬ気でギリギリ登ってきた壁たちが、俺の行く手を痛快に阻む。
もうね、おっかなびっくりもいいところ。
両手両足のうち、動かすのは1点限りという基本の三点支持を死ぬ気で守り、そろりそろりと足を出して、何とか引っ掛けてええと次は..と必死に頭と体をフル回転。
ジムですら10級登れなくて、小学生にバカにされて泣かされたりしてるのに、実践の岩場なんてムリムリ。
おまけに、履いてる靴もスキューバ用の靴だから、濡れた岩には弱くて、簡単に滑るんですわ。滑ったら怖いなぁと思っていたら!
ツルっと滑った。
斜めの岩場を絵に書いたようにツルっと。
イメージ図。
お尻をガンガン打ちながら、川へドボン。
川もかなり深かったので、浮いてくるのに結構時間がかかった。
浮いて、とりあえず立ち泳ぎしながら近くの岩に掴まり、混乱する頭を冷やして現状把握。
お尻イタイ。でもどこも怪我はしてない。
見上げると、結構な高さからお尻滑り台してきたようだ。怪我が無かったのはラッキーだった。
ここからはもうビビっちゃって、さらにへっぴり腰。
半泣きどころか全泣きしながら、川を下る。
そんな風に腰が引けてるもんだから、道中また滑り落ちて、川の水飲みまくった。
ここの水は飲料水にもなってるらしいからまぁいいんだけど、うまいものではない。
何とか帰り着いたところに、行きにも出会った初老の夫婦がテントの側で料理してた。
ザックやらなんやらが散らばってたので、どうやらここで一泊したっぽい。
あのテントはモンベルの何とかドームだな。テントというよりツエルトだけど。
丈夫ではないけど、軽くて小さいんだよな。
そんなことを考えながら、行き同様二人に挨拶しながら通り過ぎようとした時、ダンナさんのほうが俺を手招きで呼んだ。
そして身振り手振りで、俺の靴はいくらぐらいするのか?と聞いてきた。
この靴?ダイビング用だけどなぁ..
「2000円ぐらいだったと思いますよー」と答える。あれ?なんか違和感。
そして違和感の正体に気付く。
あ、この人耳聞こえないんだわ。だから喋れないんだ。
そこからはその人が出してきた手帳で筆談。
どこで買ったのかとか、グリップ力はどうだとかそういうの。
奥さんも寄ってきて、会話に参加。どうやら奥さんも同様に耳が不自由らしい。
奥さんが写メを見せてくれた。40年前のダンナさんの写真で、沢登りのプロみたいな格好してた。白黒写真。
大昔はこんな重装備だったけど、今はこんなのありえません、だからいまどきのそういう靴がどういうものなのか気になって..というようなことを言っていた。ような気がした。
へぇ。なんか仲良さそうでいいなー。
おまけに着ているラッシュガードが、さりげなくペアルックですってよ!ラブラブですなぁ。
年取っても二人で趣味やれるなんて、いいなぁ。
この二人のお陰で、今回得たものがお尻の痛みだけじゃなくなったので、気持ちよく帰ることが出来ました。
うむ。やっぱグリップ力のある靴が必要だな。
安全に関する道具をケチってはイカンわ。
痛む尻をさすりながら、懲りない俺は次回への教訓を胸に刻んだ。
帰ってお尻見たら、蒙古斑できてました。
尻の青い若造になりました。沢登でアンチエイジング!
今回は滋賀県の、明王川に行きました。
随分前にツアーで行ったことがあり、その後たびたび1人で来ては水遊びしてました。
こんなところを、時には岩伝いに、時には泳いで、どんどん逆行していきます。
水は冷たくて気持ちいい!
そしていきなり出くわす人工物。
右側のハシゴから登り、帰りは飛び降りもOKな滝。
せっかくの山の中に、人工物があるのに辟易する人もいるそーですが、俺は綺麗だから好きです。
近くまで行くと迫力があります。
これをクリアし、さらに行くと今度は天然の壁が有ります。
ツアーではここまでしか行かなかったけど、まだ先があるので調子に乗って進みました。
ここで止めておけばあんな惨事には..
ここからはちょっと難易度が上がり、川の流れが急なところや、底が見えないほど深いところを行く事になります。そして、場所によっては川を避けていく必要があり、岩肌を登り歩くボルダリングの技術が少し要求されます。ボルダリング暦6年、認定10級(最下級)という天賦の才を持つ俺は、これらを余裕で泣きながらクリア!
だからね、ボルダリングは登るより降りる方が難しいとあれほど..
さらに進み、川の分岐点に来ました。
今までに無いほどの流れの激しさ、そして水の深さ。
おお、あの滝の近くに行ってみたい!と足を進めましたが、どー考えても流される。
そして右の川に流されてしまった場合、こちら側に帰ってこられる保証が無い。
おまけにどれだけ深いのか分からないぐらい深いし、これだけの流れの中で自由に泳げるわけが無い。
というわけで引き返しました。俺にしては賢明だと思いました。
そしてこれまで、死ぬ気でギリギリ登ってきた壁たちが、俺の行く手を痛快に阻む。
もうね、おっかなびっくりもいいところ。
両手両足のうち、動かすのは1点限りという基本の三点支持を死ぬ気で守り、そろりそろりと足を出して、何とか引っ掛けてええと次は..と必死に頭と体をフル回転。
ジムですら10級登れなくて、小学生にバカにされて泣かされたりしてるのに、実践の岩場なんてムリムリ。
おまけに、履いてる靴もスキューバ用の靴だから、濡れた岩には弱くて、簡単に滑るんですわ。滑ったら怖いなぁと思っていたら!
ツルっと滑った。
斜めの岩場を絵に書いたようにツルっと。
イメージ図。
お尻をガンガン打ちながら、川へドボン。
川もかなり深かったので、浮いてくるのに結構時間がかかった。
浮いて、とりあえず立ち泳ぎしながら近くの岩に掴まり、混乱する頭を冷やして現状把握。
お尻イタイ。でもどこも怪我はしてない。
見上げると、結構な高さからお尻滑り台してきたようだ。怪我が無かったのはラッキーだった。
ここからはもうビビっちゃって、さらにへっぴり腰。
半泣きどころか全泣きしながら、川を下る。
そんな風に腰が引けてるもんだから、道中また滑り落ちて、川の水飲みまくった。
ここの水は飲料水にもなってるらしいからまぁいいんだけど、うまいものではない。
何とか帰り着いたところに、行きにも出会った初老の夫婦がテントの側で料理してた。
ザックやらなんやらが散らばってたので、どうやらここで一泊したっぽい。
あのテントはモンベルの何とかドームだな。テントというよりツエルトだけど。
丈夫ではないけど、軽くて小さいんだよな。
そんなことを考えながら、行き同様二人に挨拶しながら通り過ぎようとした時、ダンナさんのほうが俺を手招きで呼んだ。
そして身振り手振りで、俺の靴はいくらぐらいするのか?と聞いてきた。
この靴?ダイビング用だけどなぁ..
「2000円ぐらいだったと思いますよー」と答える。あれ?なんか違和感。
そして違和感の正体に気付く。
あ、この人耳聞こえないんだわ。だから喋れないんだ。
そこからはその人が出してきた手帳で筆談。
どこで買ったのかとか、グリップ力はどうだとかそういうの。
奥さんも寄ってきて、会話に参加。どうやら奥さんも同様に耳が不自由らしい。
奥さんが写メを見せてくれた。40年前のダンナさんの写真で、沢登りのプロみたいな格好してた。白黒写真。
大昔はこんな重装備だったけど、今はこんなのありえません、だからいまどきのそういう靴がどういうものなのか気になって..というようなことを言っていた。ような気がした。
へぇ。なんか仲良さそうでいいなー。
おまけに着ているラッシュガードが、さりげなくペアルックですってよ!ラブラブですなぁ。
年取っても二人で趣味やれるなんて、いいなぁ。
この二人のお陰で、今回得たものがお尻の痛みだけじゃなくなったので、気持ちよく帰ることが出来ました。
うむ。やっぱグリップ力のある靴が必要だな。
安全に関する道具をケチってはイカンわ。
痛む尻をさすりながら、懲りない俺は次回への教訓を胸に刻んだ。
帰ってお尻見たら、蒙古斑できてました。
尻の青い若造になりました。沢登でアンチエイジング!
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