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2024/11/24 02:43 |
ADSL物語 その2

目次

そして俺も半年ほどして、滋賀県南地区限定という、小さなプロバイダ『IMAGNET』に乗り換えた。
固定制で月1000円の安さ。
固定制なので、当然いくら繋いでも同料金。
そしてテレホを使えば23:00~8:00までは電話料も同料金。
これまでの従量制に比べたら、まさに天国とも呼ぶべき状況。
こーなれば使わなければ損みたいな気になって、用も無いのに夜になるとネットに接続し、意味も無くウロウロしたりして過ごした。
今考えてみると、ここが一番理想的なプロバイダだったかも。
質問のメールを投げたら、即座に返してくれたし、内容もへっぽこにも分かるように、分からないと言えば何度もかみ砕いて説明してくれたし、パスワードを忘れて泣いてる時も、優しくあの手この手で対応してくれたし。

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だけど、やがてこのプロバイダにも人が増えてきたのか、徐々に繋がりが悪くなってきた。
特に夜に接続しようとすると、全然繋がらなくて30分ぐらい待たされる事もザラにあった。
こらあかん。やっぱ大手にしよう。
と言うわけで色々してもらった恩義をあっさり忘れ、大手のプロバイダ『ODN』に乗り換えた。
固定制で月1950円ぐらい。
ここは夜でもちゃんと繋がるので、よしよしと安心しきってきたら、非常に恐ろしい「ある現象」が俺を悩ませた。
このプロバイダを使ってる人が、ほぼ全員この被害に遭っているという世にも恐ろしい現象。その名も『強制切断』
何もしていないのに、突然電話回線が切られてしまうという、恐ろしい現象だ。
何が恐ろしいのかと言うと、チャットなどをしていて楽しく盛り上がってるのに、突然プチッと回線が切れて、慌てて再接続しようとするも、なぜか繋がらない。
チャットでは話がどんどん進んでいるであろうのに、どんなに頑張ってもそこに行けないのだ。
ギャー恐ろしい!ってほどでもないか。

強制切断は、多ければ一時間に一回ぐらいは有ったので、頭に来たのでプロバイダに苦情のメールを出した。
回答を要約すると
「その件に付きましては、非常に多くの同様のご意見を頂いております。
いっぱいいろいろもりもり調査中ですが、今のところ原因不明です。
ISDN回線ならそのような事はないようですので、ISDNに変えられてはどうですか?」
アホか。
と言うわけで解約。
続いて滋賀県ではちょっと有名なプロバイダ『びわローブ』に入る。年/14000円。
ここで数年間、安住の地として過ごしていたわけだがある日、唐突に思った。
ADSLだー 光ファイバーだー って言う時代に、その何百分の一ぐらいの速度しか出ないダイヤルアップ接続で、それらと大して変わらないお金を払うのが、アホらしくなった。
テレホにも入っていたので、年間にすると4万円近くをインターネットするために払っているわけだ。
バカらしい!!
そもそもネットなんぞ会社でやればいいのだ。
家では最低限繋がる環境に有り、メールのやり取りが出来れば特に問題はない。

と言うわけでダイヤルアップで、固定制でなくても従量制でも良いので、最も安いプロバイダを探す。
そこで見つけたのが固定制で月/100円のプロバイダ『BBplus』
月100円!!このインパクトはでかい。
が、当然ホムペもメールも付いてこず、さらにオプションで絶対メールを付けなくてはならず、これは月/300円かかってくるのだ。
なんだそら!?じゃあ月/100円+300円で、合計月/400円じゃん!!
100円プロバイダ!!とか広告うってるくせにこの体たらく、ちょっとムカついたが、まぁ月400円でも安いので、ここに移った。
テレホは解約したので、使えば使うほど電話料金はかかる形になった。
ホームページは置くところが無いし、別に誰も見てねーだろうと閉鎖するつもりだったのだが、何人かの訪問者の方から、楽しみにしてるから止めないで欲しいと言ってもらえた。
その言葉は正直、涙が出るほど嬉しかった。ありがとうございます。
そこで、慌てて姉貴のプロバイダ『ハイホー』のホムペスペースを借りて、移転させた。

こーして俺は、どっふりつかっていたネット生活から距離を置いた。

つづき

2007/02/27 12:24 | Comments(0) | TrackBack() | デジタル関係

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