俺のおみや

白馬でスキーってきた。










３泊４日うち２泊車中（深夜バス）泊という強行ツアー。
４年前ぐらいから、毎年１回欠かさず行っている行事である。

スキーを覚えたての頃は、１分すら惜しいという勢いでゲレンデで滑り倒し、ナイターまで視野にも入れる奮闘ぶり。
しかし、一通りのことが出来るようになってしまうと、徐々にその熱も下降線を辿る。
場所を選ぶ際に、ゲレンデの規模とか滑走距離とかは二の次になり、どちらかというと料理とか温泉から場所を選出するようになる。
そして、ゲレンデにいるよりむしろホテルで温泉に入っている時間の方が長くなると言う←イマココ

そして俺も、もう２９。
２０代後半などとしがみついて言うものの、やはり体力の衰えはひしひしと感じる今日この頃。
そろそろもう、夜行バスも体力的にきついなーという事で、同い年の連れと満場一致で今年でバスツアーはラストと言うことになった。来年は飛行機で北海道とか行きたい。行ければ。

んでまぁ今回の白馬。
俺は、北海道を除けば白馬が究極だと思ってた。
なんか、名前からしてかっこいいし。
俺がよく行く、滋賀県が誇る琵琶湖バレイ、牧野、国境。
あ゛ー違う。どれも全然違うー。美しくない。

「白馬」
なんて美しい響きだ。
これが茶馬とか駄馬とかだったら、イメージも全然違おうが、なんせ白馬だ。
だから白馬のスキー場に関しては、かなり期待していた。君には期待してるよ。

が、行ってみたけどその実そーでもないよーな。
雪質に関しては、まぁ今年は異常だからしょーがないにしても、なんかコースもそんなに長くないし、リフトのアクセスは良いけどリフト遅いし。
全体のイメージとして悪くはないけど良くもない、そんな感じだった。

スキー場以外の話。
何より恐ろしいのが、付近に全く、全然、これっぽっちも店とかが無いと言うことだ。
正に陸の孤島で、最寄りコンビニとか余裕で５キロ越え。
今まで行ったスキー場では、うるさいぐらい土産物屋とかが立ち並んでいたってーのに、白馬に至っては皆無。ホントにゼロ。Ｂ’ｚか白馬か、ってなぐらいＺＥＲＯ。
バス待ちの間ヒマだったから、栂池スキー場まで歩いた。山をひとつ。
ここは数年前に来た事があって、土産物屋とかコンビニとかいくらでもあるから便利。


バスは最後ということで、ホテルもこれまでより遙かに高級な所に泊まった。
白馬アルプスホテル
温泉あるしー。なんか水着で入れるクアとかいうのもあるしー。バイキングだしー。
そう思ってここにした。
全然スキー場で選んでない。

風呂はまぁ普通。温泉は温泉っぽかったけど小さすぎ。３畳ぐらいしかない。あと熱い。俺はぬるめに長時間が好きなんだってこれはまぁ個人的な好みだが。
クアは、普通に入ったら８００円とるらしい。高過ぎ。
泡の出る風呂と流れるプールが、それぞれ３人ぐらい入れる規模のものがポツンとあるだけ。あとなんか、細くお湯が断続的に落ちてきている、滝に打たれる系のものも。
特筆するほど良いところは無い。悪くもない。綺麗ではあったけど。

食事も普通。バイキングだけど、何度も取りに行きたいほど美味しいものがあるわけではない。味も種類も少なくは無いけど多くもない。人多すぎ。

部屋は良かった。今まで泊まったところでは、隣の内緒話までつつぬけなほど壁が薄かったけど、ここではほとんど隣近所の音がしなかった。

あとサービスもけっこう良かった。
受付に人が常に居たし。バカな要望もちゃんと聞いてくれたし。

特筆すべきは、ホテル従業員の女性が、いちいちすんげー美人。
聞きたいことがあって最初あまり顔も見ずに話をしてて、ちらっと顔を見たときに一瞬息が止まるほど、すんげー美人だった。
その人だけじゃなく、喫茶店に入っても土産物屋に入っても、はたまた別の受付に行っても、出てくる女性がどいつもこいつもモデルみたいな美女。すげーぞ、なんなんだこのホテルは。

そんくらい。あと連れのいびきがすごくて、１２８回ぐらい窓から捨てようかと真剣に思った。
どう顔張っても寝られないから、しょうがないから部屋から出て、自販機の側のイスで寝た。
俺ちゃんと部屋代払ってるのに部屋無き子。まぁこういう経験初めてじゃないんだけど。

というお話。