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2024/11/24 00:15 |
登山を始めたキッカケ
色々とやってると、人によく
「それをはじめたキッカケは何?」
と聞かれる。
もう幾度と無く聞かれまくってきたけど、一度たりとも相手が満足するような返答が出来たためしがない。残念ながら、俺の趣味にはキッカケと呼べるようなものは、特に無いからだ。
バイオリンもボクシングもバイクも、花もフルートもクライミングも、キッカケは、無い。
ただなんとなく「面白そうだから」やってみたら、実際面白かったから続けてるだけ。
しかしそれをバカ正直に答えてしまうと
「へ、へぇー。そうなんだー」
と、明らかに引きながら「聞かなきゃよかった」的な顔をされて、もう話しかけてもらえんくなる。
もっとこう、バイオリニストのなんとかさんに憧れて!とか、どこに出しても恥ずかしくないようなキッカケがあればいいんだけど、全く無い。

そして登山についても例外ではなく、これもキッカケが無い。
そもそもが、小学生ぐらいの時分に登り出して、地図に出てないような山をたまに登るのを定期的に繰り返し、現在に至ってるので、今に始まった趣味ではない。
でも確かに、ここ一年ぐらいで一気にハマった感はある。

登山にハマったキッカケを強いて言うなら、
「登山具の進化」
これにつきる。

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一年前まで俺の登山用具は、高校生ぐらいの頃に買ったハイキング用ザックが全てでした。
もう10年以上使ってるからあちこちボロボロで、叩くと中から黒い粉とかいっぱい出てくる歴史ある一品。こいつとNYやパリ、インドなども一緒に行って、数々の苦難を乗り越えてきた。

昨年の春に、比叡山最高峰の武奈ヶ岳に登った。
このザックに地図だけ入れて。
水も持たず。食べ物も持たず。コンパスはもちろん、ツエルトなんて存在すら知らなかった。
靴はボロいスニーカー。へたすりゃジーンズとか履いてたかもしれん。
こんな無謀な奴が、よくもまぁ今まで生きてこられたもんだと、悪運の強さに我ながら感心する。

まだ雪の残る山を、こんな軽装備で登り、残念ながら無事に帰還した。
しかし、この時履いていたスニーカーも年代物で、底が一部破れたシースルー仕様になっており、非常にセクシーなことになっていた。
なので石も水も入り放題だし、靴底が滑ってあやわ谷底へ、というシーンも何度もあった。

さすがにこれはないな、と感じ、靴だけはちゃんとしたものを買うべく、近所のモンベル様へ。
そこでまんまと、型落ちで安くなった最後の一品をゲットし、早速山に履いて行った。

その時の感動は、今でも忘れられん。って一年経ってないけど。
なんと歩きやすいことか!
これまでは、ほとんど裸足同然の靴だったので、踏んだ石などの感触が、足の裏にダイレクトに伝わってきた。しかしこの登山靴は、俺の脚を守りまくってくれて、かろうじて石があることを感じる程度にまで、衝撃を緩和してくれている。全然痛くない。
斜面に足をかけても滑らない。
斜面につま先が少し引っかかるだけのような、強引な登り方をしても、問題なく登れてしまう。
多少の渡渉なら、水も入ってこない。
すげーぞ登山靴!

そして他の登山具も見に行ってみると、10年前とは比較にならない進歩を遂げてて、俺大興奮。
これがあればあんなことも出来る!こんな便利なものが!うへーこんなことが出来るの!?
山道具の知識ゼロだった俺には、見るもの全てが新しい。
吟味し、少しずつ道具をそろえていく。どんどん快適になる俺の山行。
これまでは、山頂に行くためには、相当頑張らないと行けなかったのに、今ではほとんど頑張る必要がなくなってしまった。ありとあらゆる道具が登山をサポートしてくれる。そのお陰で、俺でも千メートル級の山に、それほど苦労することなく登れるようになってしまった。
ああ、今なら言える。登山ってマジ楽しい!

ってのが、キッカケといえばキッカケ。

2009/12/20 22:29 | Comments(1) | TrackBack() | 登山

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コメント

こんにちくわん。
あれ?
たから氏の趣味のキッカケってすべて「オンナ」だと思ってたーヽ( ´ー`)ノ
違うんだ~、へぇ~。
つーか、一言で表すなら「好奇心から」ってことでしょうな?
「面白そうだから」ってのも立派な理由の1つだと思うけどなぁ。
そういわれたらわしの水族館訪問もキッカケって何だったんだろう?ハテ?
…20年以上も前のことで全然思い出せない(苦笑)
言えることは「好奇心旺盛」ってのは絶対だよね!
posted by 悪友at 2009/12/23 10:32 [ コメントを修正する ]

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