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2024/11/23 20:56 |
湖南アルプス 桐生
滋賀県の桐生キャンプ場から入れる、湖南アルプスに登ってきた。
自転車で30分ぐらいのところにある、凄い地元。
行くのはものすごく久しぶりで、小学生の遠足以来。

しかし、山とみれば何でもかんでも「アルプス」と付けるのは、なんとかならんものか。
高々数百メートルの山々を、アルプスて。
ちっこい滝を「○○のナイアガラ」と言ったり、しょぼい海を「○○のカスピ海」とかいうのと、同系列の辱め。
「湖南アルプス(笑)」とでも書かないと、やってられんわ。

夏に上司と酒を飲んだ際に、上司も山をやることが発覚。
では是非一緒に!という話になり。
それからお互いの暇を合わせては、山に行く努力をしました。
が、彼は妻子もち。
さまざまな弊害、主に奥様(一般人=山に登るとかアホちゃうか系)の非協力さに始まり、さまざまな困難により、俺たちの計画は頓挫しまくった。
一度は、埒が明かんので平日に休みを取って行こう!となり、二人して休みを取ったら、その日に台風直撃。
もうね、何かの力が働いているとしか思えない。

そしてとうとう年末。
夏から言い続けて、ようやく二人での山行が実現しました。

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車で現地へ。
桐生のキャンプ場の駐車場に到着。
普段は500円とられるんだけど、さすがに冬季はタダみたい。
以外に車が多かった。

それではそれでは。
ようやく実現した、登山開始ー!ってペース早っ!
よくよく考えると今まで、普段登山をしない人と登ることはあったけど、山男と二人で登山をしたことがなかった。
それまで話を聞いている限り、とんでもないコースタイムをたたき出すと聞いていたので、多分早いんだろうなぁとは思っていたけど、まさかここまでとは。
俺も本気出せば早いと思っていたんだけど、本気出してやっと着いていけるぐらい。ボスは余裕でガンガン登ってく。これはキツいー。

ここはピークがいくつかあり、まずは山頂まで行って、あとは尾根を縦走する事になる。
栗東のトレセンが見えたー。うまのトレーニング施設です。
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そういや、騎手になるためには、身長が一定以下でないといけないらしいね。高校の頃、騎手になるって言ってたクラスメートは、元気にしてるかな。ってか騎手になるのになぜ工業高校に来たのか、怖くてとうとう聞けずじまいだったよ。

天気は良いけど、寒波がきていて、風が強烈でかなり肌寒い。
しっかりと着込んでいるとは言え、立ち止まってると結構寒い。

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あっさりと山頂。といっても100メートルほど登っただけ。
ここから尾根伝いに歩く。

この先に、白糸の滝というのがある。
これまた本家白糸の滝に申し訳ない。「白いとの滝(笑)」と改名するべきか。
そこに行くための道が、地図にはあるのに分からない。
GPSと地形図を駆使し、あちこち歩いてみたんだけど、なかなか道が見つからない。
30分ほど探して、これは無理だなと諦めました。幻の滝。

引き返して、竜王山に向かう。
その前に昼食としました。
風をさえぎれそうな岩のそばでやったにもかかわらず、バーナーの火は簡単に風に吹き消されてしまう。一体、何回誕生日祝うねん、というぐらい、点けても点けてもあっさり一発で吹き消してくれる。ちなみに誕生日ケーキの火を一息で吹き消すというのは、過去を吹き消して未来へ向かう、みたいな意味があるらしいね。ローソク屋の発案か。
俺は生ぬるいスープとみそしる、あと持ってきたおにぎり(凍結してたくさい)を食った。
ボスはカレーを食ってた。
冬が終わったら、山でカレー作って食うのが夢。

暴風に耐えながら食事を終える。
ボスに食後のコーヒーをもらった。
ドリップコーヒーなんて、うまれて初めて飲んだよ。
紅茶好きの俺でも、インスタントとの違いは分かった。
しかし寒い。この休憩でむしろ体力を使ったような気がする。

お湯を沸かすのに大騒ぎしたおかげで、結構良い時間になってきた。
もう少し大回りしていく予定だったんだけど、天狗岩を見たらそのまま駐車場に直行することにする。
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天狗岩。
岩を積み上げて作ったみたいな山が、あちこちに。

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天狗岩のふもと到着。
落ちても自己責任で、という但し書き。

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岩場は道が作ってあるので、簡単に登っていける。
てっぺんは見晴らし良いが、強風にあおられて危険なのと、やはり寒いので、早々に撤収。

帰りは急な斜面を、ひたすら降りていく。
ただロープもあるし、難所とまで言えるほどの場所はない。

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こんな岩がいっぱいあった。
インディージョーンズなら、確実に後ろから転がってくるタイプの岩。

最後まで降りると、新名神の下のトンネルをくぐる。
突然、情緒もなにもない風景。

川沿いを歩き、キャンプ場に至って終了。
キャンプ場にはいくつか、見覚えのある懐かしい遊具が見られた。
記憶によるともっとデカかったはずだが、それは俺が小さかったせいか。

ここいいなぁ。
道も整ってるし、それなりにアップダウンもあり、見所もある。
山初心者に自信を付けさせるには十分なとこだ。

帰りには、富士山の話をした。
富士山なんて正直、登山自体が面白い山ではない。
5合目で既に森林限界に近いし、ただひたすらに何も無い山道だし。
ただ日本一高い山に登った、という経験ができるだけ。価値は自分で付加するしかない。
もっと低くても、出会う景色や場所そのものが面白く、自分で探さなくても登山自体に価値のある山はいっぱいある。
そこに挑んで失敗して、山が嫌いになったら、本当にもったいない。
そんな話や、次はあんな道具が欲しいみたいな話をしてました。
二人だと色々喋れていいなぁ。

今回も無事に怪我もなく、帰りつけました。
次は春に比叡山ですなー。もう冬は寒いわ。
行っても近場日帰りだわ。でも多分行くわアホだから。

2009/12/19 23:05 | Comments(0) | TrackBack() | 登山

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