俺のおみや

とうとう、年齢に無頓着になってきた。
昨年も、実際は３１歳だったみたいなんですが、ずっと年齢を問われた際には３２とか３４と書き続けてきました。なんでお咎めなかったんだろ。

昔は誕生日を、仕事で使ってるＭＡＣが祝ってくれました。
０時を過ぎても余裕で仕事中。
一体いつ帰れるのか、この仕事は終わるのか、俺はどこから来てどこへ行くのか。
そんな自問自答を繰り返しながら、終わらない仕事を延々と続ける。
ふと、開いている窓が見える。ここはビルの２４階。
あの窓から飛べば、この無意味な日常を終わりに出来るのだろうか。
真っ暗闇に通ずるその路が、この苦しみを終わらせてくれる、天国への路に見えました。
そんな時、パソコンのディスプレイにふっと映し出される
「Happy Birthday」の文字。
ああ誕生日．．すっかり忘れていた。俺ごときにも、分け隔てなく祝ってくれるなんて。
もう少し。もう少しだけ生きてみようかな。

この機能がある限り、ＭＡＣ　＞　ＷＩＮＤＯＷＳの方程式は揺るがない。
なんか最近は、この機能無くなったとかいう噂も聞きましたが。
ＳＥやＰＧの自殺率が高くなってる一因が、そこにもあるような気がします。

スパムメールにより、誕生日であることを知りました。
ケーキを買って、ホワイトシチューをなべいっぱいに作り、誕生日といえばチキンなのでから揚げを皿いっぱいに作り、全部独りで食って堪能しまくりました。
これぞバースデー！ウマウマー！

そのことを、旅行中のおかんに嬉々としてメールしたら
「一緒に食べてくれる子を、さっさと連れて来いバカ息子」
みたいな、それ言われたら何も言えませんやんという返事を受け、軽くヘコんだ誕生日の夜。

えーと、３２、かな？