俺のおみや

かなり昔になるんですけど、随分前に昔の友人から突然連絡がありましてね。
なんか、昔の仲間で集まってるから来い、と。
というわけでいそいそと近所の居酒屋へ。

そこでまぁ高校、ないしは中学の同級生なんかの、懐かしい面々に会いましてね。
酒を飲みつつ近況なんかを話してたわけです。
その中で、当時好きだった女子とお話してたんです。
そしたら話の中で、こんな事言いやがりましてね。
女「私、あの頃あんたのこと好きやったねんでー」
俺「まじでー。つーか今からでも遅くないし、始めちゃわね？」
女「あははー。ダンナに相談してみるわー」
俺「しばくぞおまえ」
みたいな、心温まるやり取りがありました。

こういうの、初めてじゃない。何度か経験あるんですわ。
なんなんですかねアレ？
ブサにはそういう夢を見せてやれ、みたいな女専用の取り決めでもあるんスかね？

女子は小学校を卒業したあたりで、母親から「あること」を伝授される。
それは先祖代々、何百年（？）も昔から、母から子へと脈々と受け継がれてきた女の義務である。
「菩提心を因とし、慈悲を根とし、方便を究竟とする。非モテの男に数年ぶりに再会したら、当時好意を持っていたという方便をでっち上げたまへ」
非モテに夢を見させ、本来なら年頃に自殺してしまうところを、勘違いさせて長生きさせる。
もちろんこの「女ルール」を、男には絶対に知られてはならない。せっかく夢を見ることで辛い現実（非モテ）を忘れている俺のような男を、また辛い現実（非モテ）に引き戻してしまうことになる。
これは淑女の義務である。

みたいな。
俺だけが、というか男は知らない、女だけの誓約みてーなもんがあるんじゃないかと疑わずにはいられない。
そして男がそれを知ってしまうと、秘密を保つために消されるとか。
そうに違いない！


ん？こんな夜中に来客とは。

な、なんだあんたたちは！おいやめろくぁwせdrftgyふじこlp