俺のおみや

うちのバイクももういい年です。








他人から譲り受けて俺の物になってから早６年。
それまで劣悪な環境で放置されていたダメージがかなり深刻で、俺の手に渡った時にはもうほとんど半死の状態でした。
そこから、ほとんどバイク丸ごと交換するぐらいの手間暇をかけて、なんとか動く形になりましたが、毎年のようにどこかしら不調になり、部品交換やらオーバーホールやらを繰り返してます。
トータルでかかった修理費用は計算できません。したら発狂する自信があります。

初めて買ったＺＺＲ４００もまだまだ現役だった頃に、突然天から降って来るようにして手に入ってしまったこのバイク。
見た目はおっさん臭いし、古さを楽しむようなバイクなので、ナナハンにしては性能も低め。
ローテクの粋を集めて作ったかのようなこのバイク。
バイク２台も持てないので、仕方なく愛するZZRは売り払い、大型免許を取り、こちらに乗るようになったんですが、そんな出会いなので当初はあまり愛はありませんでした。

しかしこいつがまた、本当に困った奴でしてね。
冬の発進は押しがけがデフォルト。夏でもちょっとほっとくともうすねて動かなくなる。
エンジンが空冷なので渋滞にはまると、エンジンで目玉焼きどころかピザも辞さない覚悟で加熱される。
バッテリーがダメで、４０度近くの真夏日に押しがけしまくったことも有りました。
山の中でガス欠し、炎天下の元２時間ぐらい押して歩いたこともありました。
何気なく点検してもらったら、空中分解一歩手前でしたよ！と言われたこともありました。

主に故障にまつわる思い出が圧倒的に多いんですが、やっぱり６年も一緒にいると愛着もあります。

ぶっ壊れるまで乗るつもりですが、いずれはサヨナラせにゃならん。
次買うとしても大型は買えないでしょうから、こいつが最初で最後の大型になります。

これからはもう少しこいつと、いろんな景色を見に行こうと思います。