久しぶりに登山らしい登山をしてみた。
前日に唐突に思いついて行ったので、ほとんど何も持たずに行ったおかげで、ものすごく過酷な登山になってしまった。
足痛いし、腹減りすぎたしで死ぬかと思ったわ。
行ったのは滋賀県は武奈ヶ岳。
比叡山系では一番高い(多分)山です。
ふもとにはガリバー村というキャンプ場やらなんやらの集合施設があり、そこのハイキングコースを抜けたところから、登山道がある。
このハイキングコースは、日本の滝100選にも選ばれている滝なんかもあり、水も綺麗でオススメ。
ただしハイキングコースのそこらじゅうに
「こっちは滑りやすいから初心者は行くな」
という警告の看板があるが、初心者は従ったほうがいい。
ちょっと腕に覚えがあるからと調子に乗って上級コースに行くと、俺みたいに無様に崖から滑り落ちて、岩でお尻を打って悶絶する羽目になる。蒙古斑できた。素で泣いたわ。
前日に唐突に思いついて行ったので、ほとんど何も持たずに行ったおかげで、ものすごく過酷な登山になってしまった。
足痛いし、腹減りすぎたしで死ぬかと思ったわ。
行ったのは滋賀県は武奈ヶ岳。
比叡山系では一番高い(多分)山です。
ふもとにはガリバー村というキャンプ場やらなんやらの集合施設があり、そこのハイキングコースを抜けたところから、登山道がある。
このハイキングコースは、日本の滝100選にも選ばれている滝なんかもあり、水も綺麗でオススメ。
ただしハイキングコースのそこらじゅうに
「こっちは滑りやすいから初心者は行くな」
という警告の看板があるが、初心者は従ったほうがいい。
ちょっと腕に覚えがあるからと調子に乗って上級コースに行くと、俺みたいに無様に崖から滑り落ちて、岩でお尻を打って悶絶する羽目になる。蒙古斑できた。素で泣いたわ。
ハイキングコースを抜けて登山道に入ると、元々少なかった人が極端に減る。
具体的にいうと、登って降りるまで5時間ぐらいかかったけど、山頂を除けば人や集団とすれ違ったのはわずかに5回程度。ほとんど一人。
この山、基本的に沢を登っていくコースになるんだけど、コースがかなり分かり辛い。
場合によってはものすごく細い路を行かされたり、靴ひとつぐらいしか余裕が無い崖の斜面を、命がけで行かねばならない。
左の写真は、この木の部分が道。
もちろんもれなく濡れてて滑る。
滑って道を踏み外すと15メートルぐらい下の滝つぼにドボンできる。そこまで命が保てるかは不明。
右はこれが正規のコース。下はざっと5メートルほど。死亡の十分条件でした。
普通の靴なんかで行ったから本当に「あ、死んだ」ってシーンが何度かあったよ。
携帯も入らないし、ここで落ちたら多分100年ぐらいは死体があがらんかもしれんと、登山カードをシカトしてきた自分を恥じたよ。
でもとっても滝は綺麗。
マイナスイオンがあふれてるらしいよー
しかしマイナスイオンが発生しているということはープラスイオンも発生しているわけでー
マイナスイオンは何の根拠もなく体にいいとかいわれてるけどープラスイオンについては一言も触れられてないのはーいかがなことなのー
道はドンドン過酷になってくる。
鎖とかハシゴとかも出てくるし、それが渡っているコースがハンパじゃない。
左の写真の真ん中に、鎖が見えます。ここもコースです。
その先にも鎖が渡っており、滝をぐるっと回り込むのがコースです。正直引き返そうかと思いました。
山登りに来たのに、まさかクライミングの技術を使わされるとは思いませんでした。
まぁ鎖があるだけマシなんですけどね。
無かったら絶対登れないし。
遠目からなんか白いものがあるなぁ、花かなぁと思っていたら、なんと雪でした。
日陰になってるので、冬の間に降った雪が、まだ残ってるみたいです。
当然雪だるまを作っておきました。
名前は「ぶなたん」です。ゆるきゃらです。
でっかい滝にたどり着きました。
7変返しの滝、かな?
確かに素晴らしい景色で、滝も大迫力!なんですが。
足場がコレなんですわ。
なんか所々割れてて、俺のBMI30オーバーの肉重に耐えきれず、いつでも折れますよ!といわんばかりに軋む丸太橋。
下はごうごうと流れまくる川。
なかなかにスリルとサスペンスでした。
ちなみにコースには、赤や青のテープが見えやすいところに張られていて、
それを探していけば、一応は正規のルートで進めます。
ただ、見える範囲に無かったり、肝心なところに張られてなかったりします。
まぁこれはしょうがないんですが、分岐点とかで何も張られていないと、ものすごく困りました。
戻ったり進んだりして探すんですけど見つけられず、仕方なくまっすぐ上を目指す、というような場面が何度もあり、道なき道を突き進むこともしばしば。
多分、しなくてもいい無謀なコース取りをしていたと思います。
3時間ほど登って、やっと開けた場所にたどり着きました。
八雲なんとか原とかいうところです。光牙は撃ちません。
ちなみにここにたどり着く直前の山道はひどくて、常に中腰で草木を掻き分ける様にして行かないと、先に進めないような道だった。
目指す頂上はまだあんなに先ー。あはははーテンションあがるわー。帰りたい。
ここで休憩していたら、おっちゃんに声をかけられる。
おっちゃんは俺と同じルートでここまで来たらしくて、ここまでの道中のハンパない危険度合いで盛り上がる。
俺が目指すルートは、このまま山頂まで行って、別の道でぐるっと回ってもとの場所に帰れるコース。
おっちゃんは、ここから引き返して元の場所に戻るらしい。
えええ?あのコースをまた行くの?キツくね?
俺は驚いて、
「あれをまた戻るんですか?」
と聞くと、他にルートがあるのかと聞かれた。
俺の行くつもりのルートを教えると、引き返すか進むか迷っていたみたいだけど、結局引き返していった。
お互いに無事を祈りつつ、お別れ。
俺も結構疲れていて、帰路につきたくはあったんだけど、今から戻るよりもぐるっと回ったほうが、体力的にも精神的にも楽と判断。このまま進んだ。
途中で団体とすれ違った。
俺が道の隅によけて待っていると、予想以上に大群でやってきた。その数約40人。
普段と反比例して、山に登ったらさわやかになる俺は、最初は一人一人に挨拶していたんだが、さすがに疲れてきたので後半はサボった。
学生みたいな軍団と、じーちゃんばーちゃんの軍団の合計2軍団とすれ違った。
相変わらず雪だらけ。
道にまで雪がのこっていたりして、踏み慣らした跡があった。
他にもこの道を登っている人がいる=道は間違えてないと思えて、少しほっとした。
上を見上げると、少しずつ緑よりも空の割合が増えてくる。
頂上が近い。
この、登れば登るほど、見上げたときの視界から山が減って空しか見えなくなっていくのが、たまらなく好きだ。
山登りが好きな理由はいっぱいあるけど一番はやっぱり、一面空!ってのが見たいからだな。
そして山頂へ。
遠目に琵琶湖も見えます。
なんにもないけど、降りるのがもったいないぐらい、静かで気持ちいい場所でした。
しばらくして降りたものの、道がよくわからず迷いかけて、迷ってる体力と時間は無いと判断。
仕方なく、来た道を引き返しました。
おっちゃんに「あれを引き返すなんてあり得ない」と言っていたのに、頂上を経由して体力を消耗しているという、さらに悪条件でそのルートやん。
帰りは本当にバテバテで、時々ちょっとヤバかったですが、無事に帰り着けてよかったです。
道は確かにデンジャラスだけど、他ではなかなか味わえない、楽しい道でした。
夏は水遊びもできると思われます。
次いくときは、もう少しましな準備をして行きたいと思います。
具体的にいうと、登って降りるまで5時間ぐらいかかったけど、山頂を除けば人や集団とすれ違ったのはわずかに5回程度。ほとんど一人。
この山、基本的に沢を登っていくコースになるんだけど、コースがかなり分かり辛い。
場合によってはものすごく細い路を行かされたり、靴ひとつぐらいしか余裕が無い崖の斜面を、命がけで行かねばならない。
左の写真は、この木の部分が道。
もちろんもれなく濡れてて滑る。
滑って道を踏み外すと15メートルぐらい下の滝つぼにドボンできる。そこまで命が保てるかは不明。
右はこれが正規のコース。下はざっと5メートルほど。死亡の十分条件でした。
普通の靴なんかで行ったから本当に「あ、死んだ」ってシーンが何度かあったよ。
携帯も入らないし、ここで落ちたら多分100年ぐらいは死体があがらんかもしれんと、登山カードをシカトしてきた自分を恥じたよ。
でもとっても滝は綺麗。
マイナスイオンがあふれてるらしいよー
しかしマイナスイオンが発生しているということはープラスイオンも発生しているわけでー
マイナスイオンは何の根拠もなく体にいいとかいわれてるけどープラスイオンについては一言も触れられてないのはーいかがなことなのー
道はドンドン過酷になってくる。
鎖とかハシゴとかも出てくるし、それが渡っているコースがハンパじゃない。
左の写真の真ん中に、鎖が見えます。ここもコースです。
その先にも鎖が渡っており、滝をぐるっと回り込むのがコースです。正直引き返そうかと思いました。
山登りに来たのに、まさかクライミングの技術を使わされるとは思いませんでした。
まぁ鎖があるだけマシなんですけどね。
無かったら絶対登れないし。
遠目からなんか白いものがあるなぁ、花かなぁと思っていたら、なんと雪でした。
日陰になってるので、冬の間に降った雪が、まだ残ってるみたいです。
当然雪だるまを作っておきました。
名前は「ぶなたん」です。ゆるきゃらです。
でっかい滝にたどり着きました。
7変返しの滝、かな?
確かに素晴らしい景色で、滝も大迫力!なんですが。
足場がコレなんですわ。
なんか所々割れてて、俺のBMI30オーバーの肉重に耐えきれず、いつでも折れますよ!といわんばかりに軋む丸太橋。
下はごうごうと流れまくる川。
なかなかにスリルとサスペンスでした。
ちなみにコースには、赤や青のテープが見えやすいところに張られていて、
それを探していけば、一応は正規のルートで進めます。
ただ、見える範囲に無かったり、肝心なところに張られてなかったりします。
まぁこれはしょうがないんですが、分岐点とかで何も張られていないと、ものすごく困りました。
戻ったり進んだりして探すんですけど見つけられず、仕方なくまっすぐ上を目指す、というような場面が何度もあり、道なき道を突き進むこともしばしば。
多分、しなくてもいい無謀なコース取りをしていたと思います。
3時間ほど登って、やっと開けた場所にたどり着きました。
八雲なんとか原とかいうところです。光牙は撃ちません。
ちなみにここにたどり着く直前の山道はひどくて、常に中腰で草木を掻き分ける様にして行かないと、先に進めないような道だった。
目指す頂上はまだあんなに先ー。あはははーテンションあがるわー。帰りたい。
ここで休憩していたら、おっちゃんに声をかけられる。
おっちゃんは俺と同じルートでここまで来たらしくて、ここまでの道中のハンパない危険度合いで盛り上がる。
俺が目指すルートは、このまま山頂まで行って、別の道でぐるっと回ってもとの場所に帰れるコース。
おっちゃんは、ここから引き返して元の場所に戻るらしい。
えええ?あのコースをまた行くの?キツくね?
俺は驚いて、
「あれをまた戻るんですか?」
と聞くと、他にルートがあるのかと聞かれた。
俺の行くつもりのルートを教えると、引き返すか進むか迷っていたみたいだけど、結局引き返していった。
お互いに無事を祈りつつ、お別れ。
俺も結構疲れていて、帰路につきたくはあったんだけど、今から戻るよりもぐるっと回ったほうが、体力的にも精神的にも楽と判断。このまま進んだ。
途中で団体とすれ違った。
俺が道の隅によけて待っていると、予想以上に大群でやってきた。その数約40人。
普段と反比例して、山に登ったらさわやかになる俺は、最初は一人一人に挨拶していたんだが、さすがに疲れてきたので後半はサボった。
学生みたいな軍団と、じーちゃんばーちゃんの軍団の合計2軍団とすれ違った。
相変わらず雪だらけ。
道にまで雪がのこっていたりして、踏み慣らした跡があった。
他にもこの道を登っている人がいる=道は間違えてないと思えて、少しほっとした。
上を見上げると、少しずつ緑よりも空の割合が増えてくる。
頂上が近い。
この、登れば登るほど、見上げたときの視界から山が減って空しか見えなくなっていくのが、たまらなく好きだ。
山登りが好きな理由はいっぱいあるけど一番はやっぱり、一面空!ってのが見たいからだな。
そして山頂へ。
遠目に琵琶湖も見えます。
なんにもないけど、降りるのがもったいないぐらい、静かで気持ちいい場所でした。
しばらくして降りたものの、道がよくわからず迷いかけて、迷ってる体力と時間は無いと判断。
仕方なく、来た道を引き返しました。
おっちゃんに「あれを引き返すなんてあり得ない」と言っていたのに、頂上を経由して体力を消耗しているという、さらに悪条件でそのルートやん。
帰りは本当にバテバテで、時々ちょっとヤバかったですが、無事に帰り着けてよかったです。
道は確かにデンジャラスだけど、他ではなかなか味わえない、楽しい道でした。
夏は水遊びもできると思われます。
次いくときは、もう少しましな準備をして行きたいと思います。
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