目が覚めて時計を見て、青くなった。
時間は13時。
今日は13時から、大阪でデートする予定があったのだ。しかも初デート。
相手は、まともに話した事もないような、知り合い程度の人。特別憧れてるわけでもない。
混乱した頭で考える。
なんであの人とデートする事になったんだっけ?
いくら思い出そうとしても思い出せないけど、確かにその予定があったのは間違いない。
相手に関しては「?」なんだけど、デートなんて年単位でしてないし、
おおお今からデートかぁぁ、そう思うと楽しい気持ちにはなった。
予定を見ると、20時までびっしり。
よし、21時に大阪駅と言うことで、約束し直そう。
よくよく予定を見ると、13時から音楽の集まりがあって、そのメンバーに彼女も含まれている。
同じ相手で予定ブッキングしてるやん、なんか失敗したなぁ。
とにかく、どうみても絶望的な遅刻。慌てて携帯を見る。
きっと、怒りのメールや電話が入ってるだろうと思った。
案の定メールが1件。
しかし、そのメールは家族からで、至極どうでもいい内容のメールだった。
電話もメールも来てない。もしかして彼女、いま待ちing in Osaka?
とにかく電話しなきゃ。
携帯の電話帳の、彼女の電話番号を見ながら、家の電話を使って電話する。
が、何故か電話番号がやたらと長くて(20桁ぐらいあった)、2回間違えた。
3回目に、今度こそ間違えないぞと気合いを入れて番号を押してるところで、夢は終わり。
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